4月5日、氷見海岸の道の駅で二日目の朝を迎えました。
今日は氷見市街から古木ツバキを見て歩く予定なので、のんびりしたひと時を過ごしています。
簡単な朝食を車中で済ませ、護岸の堤防に上ると、朝陽が穏やかに富山湾を照らしていました。
何気ない光景が旅心を和ませてくれます。
海はなぎ 朝陽たおやぐ 旅におり
道の駅で入手した氷見の観光案内を参考に、車をはしらせます。
復興橋は大正7年に作られた「中の橋」を復元したものだそうです。
昭和13年の氷見大火後の区画整理の道幅に合わせて新しい橋が架けられ「復興橋」と名付けられたそうです。
朝日公園の上日寺のイチョウは大正15年国指定の天然記念物です。
解説には、
「上日寺は銀杏精舎(ぎんなんしょうじゃ)ともよばれている。白鳳十年(681年)当寺創建の際観音菩薩を安置し、その霊木としてこの木が植えられたと伝えられる。
樹高36m、幹回り12m、日本屈指の大きさで、秋には1000リットルもの実を結ぶ」と記されていました。
上日寺にも目通し130㎝のツバキがあるようですが、見落としてしまいました。
朝日山公園は約170本のソメイヨシノが咲く桜の名所だそうです。
展望台から、海越しの立山連邦や能登半島を一望できるそうです。
公園の大きな落葉樹の枝に鷺が巣を掛けていました。
空には飛行機雲が伸びて、今日も一日良いお天気に恵まれそうです。
氷見市内を散策していて、面白いものを目にしました。
マンホールの蓋に、ブリの絵が描かれています。
さすが氷見だけのことはあるなと感心致しました。
余談になりますが、氷見のもう一つの名物に氷見うどんがあります。
氷見うどんは、讃岐うどん(香川県)、稲庭うどん(秋田県)と並ぶ、日本3大うどんの一つに数えられています。
氷見うどんは、粉をねりあげた生地を、棒やロープのようなかたちに、何度も引き伸ばし、それを繰り返して細くなるまで伸ばし続ける、「手延べ」という製法で作られます。
「手延べ」は引き延ばす際に、油を使うことが多いのですが、氷見うどんは油を使わずに伸ばし続けます。
「手延べ」は「手打ち」の十数倍は手間がかかる製法のため生産量が少なく、氷見の手延べうどんは、長い間「幻のうどん」と呼ばれていました。
勿論、今回の旅のお土産は、丸山さんお勤めのショッピングモールで購入した、氷見うどんにしました。
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