八戸ー苫小牧航路のシルバーフェリーは2011年7月11日運行が再開されました。
以下のブログは2010年8月に八戸から苫小牧へ渡り、ヒマワリを眺め歩いた旅の記録です。
あの日のヒマワリのように、被災地の方々が一日も早く、満面の笑顔で明日を迎えられるように、心からお祈り申し上げます。
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八戸13:00発のシルバーフェリー「ベガ」が苫小牧に向かって、青い太平洋に出航しました。
苫小牧着は22:00。9時間の船旅の始まりです。
天気快晴。風もなく、波もご覧の通り、絶好の航海日和です。
フェリーは両舷に真赤な煙突を持ちますが、その煙突の赤が、白い雲が浮かんだ青い空に良く似合います。
フェリーにはお風呂もあって、出航後1時間は入浴できますが、海がこんなに青くて綺麗な日に、船内に居るのは勿体無いので、私はデッキに立って海を眺めていました。
フェリーは鏡のような青い海原を、滑るように進んで行きます。
デッキには様々な人がいましたが、どうやら姉妹らしい、可愛い二人の女の子達が海を眺めています。
船の航行速度そのままにスカートが風になびきます。
私は船旅が久しぶりなこともあって、カメラ片手にフォルムを探して、船内をあちこちと歩き廻りました。
空も波も、見ていて飽きることはありません。
ゆったりとした時の流れの中で、目にするもの全てに反応する自分を感じます。
フェリーは「淀む」などと言う言葉を忘れさせるかのように航行を続け、左舷に併走する船を追い越します。
右舷に、漁場からの帰港途中と思われる漁船がすれ違い、瞬く間に視野から遠ざかっていきました。
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