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親切な宿のオーナー

2014-03-27 23:04:08 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 3月2日 カトマンドゥ( カトマンズ )のゲストハウス、ドルフィンの205号室で目を覚ましました。

 

 

 前日チェックインする時、オーナーのスレンドラさんから日本語で、「朝食は屋上のテラス席に準備します」と言われていたので、部屋を出て屋上階へ階段を登って行きました。


 屋上に出ると、雰囲気の良いテラスに素朴なテーブルとイスが備えられていました。


 テーブルの周囲には鉢植えのデイゴのような赤い花が並び、掃除も行き届き、静かに、ゆったりと食事ができる雰囲気が整えられていました。

 

 

 朝食はバターとジャムを添えたパンに、バナナ、ポットにコーヒーか紅茶と卵料理といった内容です。

 

 

 テラスの周囲に、名も知らぬ小鳥達の囀りが響き、ツートンカラーのカラスの姿も物珍しく、まるで高原のレストハウスで朝食を摂っているかのような、素敵なひと時を過ごすことができました。

 

 

 

 私は朝食後、このテラスで「地球の歩き方」を詳細に見直して、明日からのスケジュールの検討を始めました。

 

 優占順位の最優先はヒマラヤトレッキングです。

 

 ガイドブックに依れば、ヒマラヤでトレッキング対象となる主要な場所は7つのエリアに分けられます。


 ポカラを起点としたアンナプルナ山域はロッジやレストランの質も良いので、快適なトレッキングができると記載されていました。

 

 しかし、アンナプルナ山域もコースの取り方によって1~2日のミニトレッキングから1か月にも及ぶ本格的なものまで、多彩なコースがあるようです。

 


 今回は取りあえず、ポカラから4~5日で歩ける標準的なコースを選択することにしました。

 

 ヒマラヤを眺めながらのんびり歩きたいのですが、同時にシャクナゲの花も見たいし、可能であれば、野に咲く花々にも巡り会いたいのです。

 

 しかし、花に出会えるか否かは、実際に行ってみなければ何とも言えません。

 

 アンナプルナ山域で花に会えなければ、次は世界最高峰のエベレストが見えるコースを訪ねることも考えました。

 

 凡そは、そんな作戦で臨むことにして、1階のロビーへ下りてゆきました。


 カトマンドゥの日常的な停電の中、灯りが消えたロビーでオーナーのスレンドラさんが待っていてくれて、「明日から、どうされますか」と問われました。

 

 

 そこで、先ほどのプランを説明しますと、アンナプルナ山域へ入るのであれば、TIMS (Trekkers Information Management System)許可証と、アンナプルナ保護区入域証を取得する必要があり、その二つはカトマンドゥで同時に取得できるとのことでした。

 

 しかし、今日の日曜日は夫々の事務所が休みなので、明日に手続きを行ない、明後日のバスでポカラへ向かうとよい、とのアドバイスを頂きました。

 

 明後日のポカラ行きのバスはスレンドラさんが手配してくれるそうです。


 昔の日本人のような、誠実なスレンドラさんの人柄に感銘し、私は全てをスレンドラさんのアドバイス通りに行うことにしました。

 

 

 

 

 実は、私にはもう一つ解決しなければならない懸案事項がありました。

 

 それはお金の問題です。

 

 今回の旅行は物価が安いネパールの、費用の安いトレッキングが目的なので5万円程の日本円を持参したのですが、インドで1万円をインドルピーに換金しましたので、現金が少々不足しそうなのです。

 

 トレッキング中の山の中は勿論、カトマンドゥでさえもクレジットカードが使える場所は限られます。

 

 日本円をネパールルピーに換金する場合は各所に両替所があるのですが、それでも円の現金が無ければ話になりません。

 

 日本を出る前に、ネパールではクレジットカードを使いATMでキャッシングができるとガイドブックに記されていたので、JALカードのVISAを持参したのですが、このカードにはキャッシング機能が付加されていないことを忘れていました。

 

 もう一枚持参した楽天カードでキャッシング機能が使えなければ、ちょっと困ったことになりそうです。

 

 実際、昨晩チェックインした後で、ホテル近くのATMで試したのですが、上手くいきませんでした。

 


 そのことをスレンドラさんに相談すると、幾つかのATMを一緒に周ってくれて、その内の一つが見事に反応し、1万Rsの現金が、まるで魔法のようにATMからスルスルと出てきたのです。

 


 この時は本当に嬉しくて、

 

 迷い込んだ洞窟の暗闇から、いきなり晴天の草原に飛び出たような気分を味わいました。

 

 それにしてもスレンドラさんの親切が身に染みました。

 

 

 

 こうして私は、全ての懸案事項を解決し、その日の午後、安心してカトマンドゥ市内の見学に出かけることができたのでした。


 まあ、それにしても準備不足が甚だしくて、今にして思えば冷や汗ものです。

 

 

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ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 1

 

ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 2


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