マレーシア航空674便は、雲に覆われたマレー半島を縦断して、予定通りにペナン国際空港に着陸しました。
空港は熱帯特有の強い陽射しに包まれ、濃密な空気が肺を満たします。
入国審査を済ませ、財布のシンガポール$をマレーシアリンギに換金しました。
財布の160強のシンガポール$の中から60ドルを換金し、139.2リンギを手にしました。1リンギは28円見当となり、手にしたリンギは円換算4000円弱ですが、マレーシアではシンガポールよりも物価が安いので、多分これで間に合うと予測しました。足りなければ、また換金すれば良いだけの話ですから。
空港ロビーに出ると、タクシーの受付カウンターがありました。事前のネット調査では、ここで目的地までのタクシー料金を払い、引換券を持ってタクシーに乗ると、各々のホテルに連れて行ってくれるのだそうです。
空港からジョージタウンまでは凡そ30リンギ。即ち840円程度だそうです。
しかし、私はここでもタクシーを使わずに、バスでジョージタウンに向かうことにしました。
空港からバスが出ていることはネットで確認していましたが、日本人は誰もバスなどは使わないのでしょう、それ以上の詳細な情報は入手できませんでした。
そこで、バス停付近の人に「ジョージタウンまで行きたいのだが」と英語で問いかけると、「10分後に、ここへバスが来る」との返事でしたした。
ペナンでも英語が通じます。
やがて、ワンマンバスがやって来ましたので、運転手に「ジョージタウン」と告げると、2.7と記された切符を示しましたので、3リンギを払うと切符を渡されましたが、お釣りは帰ってきません。
つまり、この場合のバス代は84円程度ということになります。
バスの路線番号は401E。帰りもこの番号のバスに乗れば良いんだな、とメモ代わりに写真を一枚写しておきました。
両手に荷物を持って、わざわざバスなどに乗らなくても、炎天下に空港前をうろちょろしなくても、タクシーにさっさと乗ってしまえば済むことではありますが、一度、安価な公共交通機関の使用方法を覚えてしまえば、次にまた来るチャンスが広がります。
海外旅行では、リスク回避を最優先にするべきですが、危険を感じなければ労を惜しまずに、いつも安価な方法を模索することにしています。
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