珠海市拱北のバスターミナルから徒歩でマカオの入国審査場へ向かいます。
結構人が並んでいますが、思ったほどに時間も掛からずマカオの玄関、關閘に入ることができました。
關閘で周辺を観察します。まずは、お金です。香港ドルが使えるとの情報はありましたが、元はどうでしょうか。
近くにあるセブンイレブンを覗くと、元でも表示されてはいます。しかし、少し離れた場所の店では、元は使えない様子なので、両替場で300元を香港ドルに替えることにしました。昨日の香港訪問で200ドル程が残っていますから、合計500ドル程度。多分十分でしょう。
更に観察すると、關閘の広場の下からバスが出てきます。どうやら、地下がバスセンターになっているようです。
バスセンターに入り、様子を伺うと、乗客はバス乗車時にプラスチックカードを運転席のセンサーにピッとかざして乗り込んでいます。
そうか、マカオにも交通用プリペイドカードがあるんだ!
「よし、手に入れよう」。
しかし、どこを探しても、誰に聞いても要領を得ません。最後に両替場の入り口にいたガードマンに英語で、マカオパスは何処で売っているのかと聞くと、「ロイヤルスーパーマーケットだ」との返事が返ってきました。
そこで早速、私はタクシーに乗り込み、運転手に英語が話せるかと聞き、ロイヤルスーパーマーケットに行きたいと伝えました。運転手は怪訝な顔です。私は「マカオパスを手に入れたい」のだと話しますと、何と運転手はセブンイレブンの前でタクシーを止めました。彼は自分が持っているマカオパスを示して、このカードならここで売ってると言います。
私は店に入り、英語と筆談でマカオパスが欲しいと伝えました。しかし店員は首を横に振ります。
拉致が開かないのでタクシーに戻り、運転手のマカオパスを借りて、再度店に戻り、これと同じものが欲しいと英語で伝えました。すると何を勘違いしたのか、店員は私が出した100ドルを運転手のカードにチャージしてしまったのです。
それから後のことは、よく覚えていません。
もう一度タクシーに戻り、状況を運転手に伝えると、彼はセブンイレブンに入り、興奮した顔で、暫く店員とやりあっていましたが・・・
最終的な結論として、私はマカオパスを無事に手に入れることができたのです。
ただし、これは推測ですが、マカオパスはもしかして、居住民専用なのかもしれません。
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