途中のボート・キーでバムボートを降りて散策してみました。
ボートを降りる時、60歳位かな?と思われる船頭さんに英語で「途中で降りられますか?」と聞くと、首を横に振って、若い船員さんに視線を投げました。その若い船員さんが私に視線を合わせましたので、再度同じ質問をすると、「OKです、料金は返金されませんが」の答えが返ってきました。
この時のやり取りが記憶に引っかかっていたので、このブログを書くに当たってシンガポールの教育制度などの解説を読み直してみました。この国では1970年代から英語を第一言語に統一して教育を始めたのだそうです。モザイク国家、他民族、多言語の国であればこそ、公用語を英語に統一できたのかもしれませんが、随分大胆な政策を実行したものだと思います。しかし、それが今のシンガポールの繁栄をもたらした要因の一つでもあるのでしょう。
つまり、このことから、若い人は英語を使えるが、高齢者は十分に英語をマスターできていないと考えればバムボートでのやり取りが納得できます。
ボート・キーでは川辺にレストランのテラスや、建物の一階部分にマッサージ店やパブなどが並んでいました。
店の内外に東洋人、欧米人と顔ぶれも多彩です。
店先の大きな蟹と目が合いましたが、いつものように、一人で太刀打ちする程の気力が沸いてきません。
街の灯りの煌きが増してきました。この辺りで見極めないと、空港のレストランで在り来りの夕餉を摂る羽目になりそうです。
そこで、一人でも気軽に食事のできるラオ・パ・サ・フェスティバル・マーケットへ足を運ぶことにしました。19時半頃になっていましたので、残り時間もそろそろ限界に近づきつつあります。
ここには中華、マレー、インド、日本、韓国料理と多彩な種類の料理店が放射状に並ぶフードコートで、食のテーマパークのような雰囲気の場所です。
時間も気になり始めましたので、店を数件チェックしてから、日本語でもメニューを表示してある一軒の店のココナツスープラーメンを試してみることにしました。
食後の感想は「不味くはないが」でした。ココナツスープは辛味の後で、ほんのり甘さを伴って、残り香のように口に広がるような使い方が本来の姿だと思うのですが、このラーメンでは辛味が中途半端でした。
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