スーパーパントマイムシアターSOUKI ブログ

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「独り言」

2024-03-08 22:13:35 | SOUKI

「私は、私の作品に独り言をいわせたいと思っているのかもしれない

 

独り言のきこえてくるような作品にしたいのかもしれない。

 

独り言がきこえてくる彫刻。

 

静かにして見ていると、

 

独り言がきこえたのか、

 

気のせいだったのか、

 

迷うようなものを作りたい」

 

 

 

僕が大好きな彫刻家

船越 桂 さんの言葉です。

 

 

2001年~2004年くらいの間に、何度か展覧会を観に行ったのですが、

船越さんの作品は、

どれもまず、本当に生きているみたいです。

 

 

なにが生きているみたいかと言うと・・

何か強く人にうったえようとする感じではなく・・・

気がついたら、後ろから自分をじっと見られている時のような、

しずかだけど、少しぞっとする人の気配みたいなものを、

すべての作品に感じるのです。

 

 

写真は、"君たちのゆれる唇"という作品ですが、

このように、木彫で彫られた作品に、

ほとんどの作品で

「外斜視」

になる様に、ガラス製の眼球がはめ込まれている。。

 

 

リアルです。

 

 

展覧会場を歩いていると、

自分が作品を観ているというよりも…

自分の方が、

たくさんの作品たちに、

じっと見られている感じがします。

 

 

ただ、展覧会を観終えたあとは、

ふだんその作品たちが、

心のなかで、しずかに訴えようとしている事を、

すべて聴いてあげられた様な気がして…

僕はとてもおだやかな気持ちになるのです

 

 

リアリティーって、

本当に大切で、

素敵なものですね👁️

 

ちなみに以前、「日本人で良かった」に載せた写真は、

"さなぎを舞う"という、

舞踏集団・山海塾の

天児牛大さんをモチ-フにした作品です☄️

 

繊細なココロって、

今からでも身につかないかな・・。

 

 

自称:歌って踊れる獣医さん=しおたてつおでした🤗🌈