ずぶ濡れ逃避行~雨ニモ負ケテ、風ニモ負ケテ~

しがない三十路の役者の戯言でございます。気が向いた時にでも眼を通して頂けたら、これ幸いかと思われます。

映画熱、迸る!

2013-10-09 04:16:05 | 日記
舞台の本番が終わると、いつもこうだ…



映画熱が爆発する。



連日に渡る朝っぱらからの仕事に稽古に本番と続いた事もあり、中々観たい映画も観に行けずじまいだったので(泣)
本番が終わって1週間……早速3本もの映画を観てきました♪


先ずは“ジャック・ケルアック”の伝説的小説の映画化である作品『オン・ザ・ロード』を!



無論、原作は読んでないんすが(笑)予告編で存在を知って観たいと思っていた作品だったので、観れて良かったですYo。

ってか、もぉ公開して1ヶ月とか経ってたんで流石に空いてるやろ~と見越し上映ギリギリに行ったら……あ~ら、ビックリ。かなりの混雑模様でして!
結局2人で行ったのに離ればなれの席で観るという状況になってしまいました(笑)
実は話題作だったんだな『オン・ザ・ロード』。



社会通念に捉われない自由奔放な生き方を送る青年に惹かれた作家志望の主人公が、母親と生活していたNYを飛び出しアメリカ大陸を駆け巡る“路上の日々”に邁進する様を描いた1940年代のアメリカが舞台のロードムービー…ってな感じかと思ってたら、ある地点からゴールに向かう道程で出逢う人々との悲喜こもごも的な典型的ロードムービーではなく、NYから西海岸に赴いてはまたNYへ戻る堂々巡りな(笑)どちらかと言うとセックス&ドラッグな青春ムービーな趣で、2時間超な大作ながら個人的にかなり楽しんで観れました♪

しかし主演の“サム・ライリー”は〈Joy Division〉の映画『コントロール』での“イアン・カーティス”っぷりの印象しかなかったんですが(笑)改めて見てたら……意外とディカプリオを彷彿とさせますね♪と思ってしまいました。


そして続きましては、友達から噂を聞いて観たい観たいと思っていた作品『クロニクル』を!



コレは……友達も言っていたんですが、まさに『AKIRA』へのオマージュ以外の何モノでもないですね(笑)
病院の入院着姿でバトルするとこや、イジメられてた主人公が手に入れた“チカラ”に翻弄されてしまう様や、主人公を取り巻く環境とか……まさに主人公は『AKIRA』の“鉄雄”でしたね。これで赤いビッグ・スクーターなんて出てきたら完璧でしたYo。



個人的な見解として主人公が“鉄雄”で、主人公の暴走を止めよ~とする従兄弟が“金田?”で、主人公の暴走の犠牲になってしまう黒人の友達が“山形!?”って感じに受け止めてしまいました…


そして締め?は、ワタクシの敬愛する“ミシェル・ゴンドリー”監督の最新作『ムード・インディゴ~うたかたの日々~』を!



前作の『ウィ・アンド・アイ』から一転、ゴンドリー節かのギミック満載の遊び心に溢れた“いつもの”ミシェル・ゴンドリー作品だったんだな、コレが。



オモチャ箱みたいにガチャガチャとした序盤は忙しない印象が強すぎて正直取っ付きにくかったんですが、中盤から終盤にかけて切ない物語とシンクロして全体をトーンダウンさせ、画面の色彩も徐々に暗くしていって最終的にはモノクロ画面での切ないラストに至るという、序盤のガチャガチャ感があっての終盤の切なさを際立たせた緩急の付け方が印象的な作品でした。

原作モノみたいですが、見事なまでの“ミシェル・ゴンドリー”印で楽しい映画でした♪
ウィ・アンド・アイ』の素人感覚を等身大にイイ具合で味付けした作風もめっちゃ好きだったんすが、やはり“ミシェル・ゴンドリー”っつったらコレだわな♪と改めて思ってしまった次第にございます。〈BECK〉のMVでの靴が前に歩いていくシーンとか使ってたりして不覚にも?二ヤッ♪としてしまいましたYo。



そんな“映画熱”溢れる1週間でした♪



あっ!そ~いえば『風立ちぬ』も観たけど……まっ!いっか♪(笑)




東京杉並高円寺、午前四時


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