ずぶ濡れ逃避行~雨ニモ負ケテ、風ニモ負ケテ~

しがない三十路の役者の戯言でございます。気が向いた時にでも眼を通して頂けたら、これ幸いかと思われます。

『〈劇団お魚レモンパイ〉とオレ物語』

2013-09-13 01:09:29 | 日記
[劇団お魚レモンパイ]第13回公演



『みんなの絵』

稽古のほうも佳境を迎え、日に日に熱気を帯びつつあります。
どぉぞ、ご期待下さい♪



ところで〈劇団お魚レモンパイ〉って……そぉです。ワタクシのブログなどを御覧になられている方には周知の事実かと思いますが、ワタクシが長年に渡り所属しておりました劇団です。
昨年の暮れに一身上の都合により退団していたものの、今回また一緒に作品を創る事となりました。


「劇団ヤメたのに、どぉして?」と思われるかもしれませんが、そもそも退団した理由も特に劇団と険悪になったとか衝突したとかではなく、単に劇団に所属している事に安寧としてしまっていた自分を戒める意味で、思い悩んだ末に一時劇団を離れてみようと思い至った訳でして。


というのも今までのワタクシといえば、劇団に所属してさえいれば自分から行動を起こさずとも定期的に自分の出演できる舞台を…それも劇団員という事でイイ役を用意してもらえてしまっている事実に知らず知らずの内に甘えてしまい、オーディションなり役者としての外部へのアピール活動を怠ってしまっていたんですよね。

そんな役者として怠惰だった自分を変えねばならぬと一念発起し、ショック療法ではありませんが劇団を離れる事で自分にとっての“後ろ楯”を無くしてしまえば、否応なしに行動を起こすしかないだろうとの身勝手な考えから退団に至ったという訳です。


そんなこんなで、自主映画の出演やらオーディションや他団体のワークショップへの参加と自分なりに“一役者”として積極的に活動し始めていた矢先に、今回の公演の出演を打診された際には有り難かったものの、自分から退団を申し入れた事もあり正直迷ったのですが…

今回の公演は3年前に自分も出演した思い入れのある作品の再演ということと、長年苦楽を共にしてきた〈劇団お魚レモンパイ〉の作・演出を手掛けてきた“平塚 達郎”さんが、今回の公演をもって一旦芝居の世界から身を引くという一大決心をされた事もあり、“客演”という立場で参加させて頂くことになった次第にございます。


まぁ、しかし離れてみて初めて分かるというか、今春に観客として初めて観た自分の出ていない〈劇団お魚レモンパイ〉の前回公演がスゴく素敵で、

「ああぁ……やっぱ皆と一緒に芝居したかったなぁ…」

と思わされてしまっていた時点で、今回の公演に出演させて頂くってぇ~のは自分的に必然だったんですけどね(笑)
そして、またいつ一緒に出来るか分からないという事実もあり……。



映画俳優になる事しか考えておらず、舞台役者に何の興味も無かったワタクシが、ひょんな事から〈劇団お魚レモンパイ〉…というか“平塚 達郎”さんと出逢い一緒に芝居を創り上げてきて、かれこれ5年になろうとしております。
最初は腰掛けのつもりだったんですが(笑)

そんな色んな想いの詰まった公演の本番まで、遂に2週間となりました。

是非とも沢山の皆様にご覧になって頂きたく存じ上げますので、どぉぞ宜しくお願い致します。



[劇団お魚レモンパイ]
~第13回公演~

『みんなの絵』

作・演出/平塚達郎


【公演日程】
9月26日(木) 19:00~
9月27日(金) 19:00~
9月28日(土) 14:00~/19:00~
9月29日(日) 14:00~/18:00~
9月30日(月) 16:00~
※開場時間は30分前


【チケット】
〇前売/3,000円
●当日/3,200円


【劇場】
[下北沢Geki地下Liberty]

〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-11-3 イサミヤビル4F
TEL:03-3413-8420
※下北沢駅 南口より徒歩1分


【キャスト】
荒川浩平
ちゃん てじょん
丸山俊亮

鈴木智博
大森宏太郎
小川貴也
鈴木芳実
足達美咲
山口庸乃


劇団HP
http://www.osakanaremonpai.com/
CoRich舞台芸術!公演ページ
http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=48495
Facebookページ
https://www.facebook.com/events/564599723604047/?ref=22
鈴木智博 専用予約フォーム
http://ticket.corich.jp/apply/48495/005/


【あらすじ】

2013年、とある美術大学…

ボクは絵を描いている。
自分の絵が評価されないのは才能の問題だと勝手に決めつけて、半ば投げやりに…。


1943年、とある美術大学…

ボクは絵を描いている。
絶望と希望の狭間で、もう二度と会えないだろう愛しいキミの…何とも言えない悲しい笑顔をキャンパスに…。


1945年、とある密林地帯…

ボクは絵を描いている。
空腹と忍び寄る絶望に嗚咽を洩らしながら、思い出の中で笑う愛しいキミと…これから産まれてくるであろう“君”の事を想いながら、スケッチブックに…。


2013年、とある美術大学…

君は絵を描いている?



チケット絶賛発売中ですので、お気軽にお問い合わせ下さい♪




東京杉並高円寺、午前一時


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