染物屋生活

神奈川県の住宅地(でも片田舎)の染物屋日記と、電気代が月1500円(原発反対なので)の節約生活を紹介「染め吉」と言います

雑誌3誌に桑畑書店のが掲載!

2017-04-16 01:13:13 | 日々の政治・哲学
岩手県釜石市の、桑畑眞一さん(桑畑書店をやっている)から連絡が。
下のような文章だ。

桑畑書店が、雑誌に出ます!

月刊「潮」五月号と「出版ニュース」四月上旬号と「文化通信」四月三日号です。著者はすべて出版ジャーナリスト長岡義幸さんです。詠みにくいとは思いますが、よかったらお読み下さい。

桑畑眞一さんは、釜石市で大きな書店(桑畑書店)をいとなんでいたが、6年前の東北大震災で被災。桑畑書店のビルは破損。取り壊した。

市内の大只越町1の1青葉公園商店街Bの1の1
の、プレハブの中で、店を続けた。

ここは寺の境内で 、釜石市の中心からはちょっと遠いと感じる。裏の山から、シカの親子がおりてきたのを私は目撃した。

もっと釜石市の中心に近いところに、震災後すぐにイオンができ、その中には、文房具と本の店(チェーン店)が入っている。
桑畑書店まで来てもらうのは、難しいのかもしれない。

イオンは、食料品や衣類を売るだけでなく、フードコートあり、眼鏡屋があり、医者があり、なんでもそこで揃ってしまう空間だ。震災のあった現実と違う、もし震災がなかったらという夢の空間だ。

イオンに本屋枠があったのは知っていたが、とてもテナント料が高くてはいれなかった、と聞いた。

「世界」(2014、10月号)に載った記事では、震災後、釜石にイオンが来たことの是非を検証している。釜石にイオンを誘致して、あれよあれよという間に建築が始まった。一般市民の買い物は楽にできるようになった。しかし、地元の企業や商店は弱体化している。

商店のひとに「イオンに依存することは、長い目で見れば釜石の体力を奪うことになりかねません」と言わせている。大津波という震災の後、外から来る大型店を積極的に呼ぶべきではなかったのではないか?


桑畑さんは、釜石市の街にできた、復興住宅ビルの1階に小さな店を構えると聞いた。やっとこれからだ。
頑張ってもらいたい。
(今、小さな本屋は難しいのだ、とても)