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今年のアカデミー賞外国語映画賞で受賞した「おくりびと」の対抗馬で本命と思われていた作品
1982年にレバノン・ベイルートの難民キャンプで起きた、
キリスト教徒軍によるパレスチナ難民の大虐殺を描いたドキュメンタリー・アニメーション。
アリ・フォルマン監督が自身の実体験に基づいて4年の歳月をかけ、悲劇の真相を伝える。
カンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品、アカデミー賞外国語映画賞ノミネートほか、多くの賞を受賞。
←監督、19歳の頃。
これは、ドキュメンタリーアニメーションという画期的な手法によって生まれた新たな戦争映画。
曖昧な記憶を映像化するのに、アニメーションを用いてみせたアイディアが素晴らしい。
アニメーションに詳しい人間ではないので詳しいことは知らないけど、
ヴィジュアル面でみた先行イメージは好きな監督の一人、リチャード・リンクレイタ−監督の映画
キアヌ・リーブスやイーサン・ホークが演じた、人間を使ったアニメーション作品
「ウェイキング・ライフ」や「スキャナー・ダークリー」のイメージとちょっとかぶる。
重く、辛い現実に起こった悲惨な事件を、リアルなアニメーションと美しい音楽が緩和するーーー
タイトルにもなっているシーン
銃を乱射する兵士、、、、ショパンのワルツの中でまるで踊るように...
だけどここはクライマックスシーンではない。
2006年冬、友人のボアズがアリに対して、毎夜26頭の犬に追いかけられる悪夢に悩まされていると打ち明けた。
ボアズは、それがレバノン侵攻の後遺症だという。
アリは気づく。自分には19歳で従軍したはずの戦争当時の記憶がまったくないことを……。
記憶から失われた過去を取り戻すために、アリは世界中に散らばる戦友たちに会いにいく、、、
唯一の記憶は、照明弾が光る夜、ベイルートの海に全裸で漂っている光景、、、、
この作品、かなり淡々と進むため、朝早くからの上映と睡眠不足もあって少しうとうとしかけたところも、、、。
人は残酷な体験や忘れたい過去を、記憶の奥にしまい込んで封印してしまうことがあるという。
ぽっかり空いてしまっているその記憶の空洞を、自ら呼び起こして向き合って出来た本作。
ラストシーンで、ここまでアニメーションで見せてきた意味が理解できた。
突然、現実を突きつけられた
何も罪もない人々、子供までもが大量に命を奪われた、
その真実は永遠に消えない。
戦争ということ以外でも、被害者、加害者という両者が存在する、醜い争い。
それぞれが、感じる映画。
ドキュメンタリー映画として初めてアニメーションでここまで描いた作品として、
評価に値するべき映画だと思う
6/10
監督は反戦映画にみせかけて、実は戦争へのロマンを煽るような作品がハリウッド映画には多い、と語る。
以下、アリ監督のインタビュー
「最悪なのは『プラトーン』(笑)。それから『ディア・ハンター』。
米兵が犠牲者で、ベトコンは趣味の悪い暴力的な人々としてだけ描かれています。敵のひどさばかりが強調されているため、
米兵がそこで何をしているのかについては疑問を持たないように描かれている、極めてファシスト的な作品です。
たとえば16歳くらいの少年が見たとしたら、兵士が格好いいものだと思ってしまうかもしれません。
一方『地獄の黙示録』は、戦争の暗部、悲惨さがよく描かれています。
『フルメタル・ジャケット』も、戦争の真実に迫った作品だと思います」
公式サイト
VALS IM BASHIR/WALTZ WITH BASHIR
2008年 イスラエル=ドイツ=フランス=アメリカ合作 イスラエル映画 90min
11月28日より公開中~
無料動画サイトに負けたくない
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ぼくも観ながら、リンクレイターのアニメを思い出していました。
でも、そういう映画の記憶に浸る自分を打ち消してしまうかのようなあのラスト。
いっぺんに眠気(正直、リンクレイターと同じで、少し抽象的すぎて…)が吹っ飛びました。
『プラトーン』『ディア・ハンター』に対する監督の意見は、
なるほどとうなずくところもあります。
だから、デ・パルマはあえて
『カジュアリティーズ』を作ったのかもと、
いま気づかされました。
評価だけみたところ割と普通なんだ~。
今日は「理想の彼氏」と「ニュームーン」の恋愛2本立てだったんで、これは明日いこうかな~って思ってます。^^
「おくりびと」と争った作品、というかむしろこっちが本命でしたよね。アニメだったから獲れなかったと評判ですけど。
さてさて、韓流シネフェスもあるんでスケジューリングが大変です。(笑)
強烈にガツンと来たかと思えば、何か首を傾げたくなる
ところも多々ある、パレスチナ問題同様に難しく思えた
作品でした。
アニメであったことで途中までの戦闘シーンも観易く、
抽象的なシーンもイイ感じになっていたし、何よりもラ
ストのシーンの衝撃を増幅してましたよね♪
(゜▽゜)v
この作品、注目作ですね、DVD化されたら観ようと思います!
リンクレイターの作品、やっぱりえいさんも思い出しましたか★
そういえなわたしもあの2作とも眠気誘われたんだったな、、、、えへへ
ラストはやっぱりそれまでイラストレーションでみせてきた効果というか、ありましたよね~!
この監督が戦争映画に対して思うところ、納得できるものがありますね。
昨日、観られたのかな??
淡々としてるから途中でだんだん眠くなってきちゃうんだけど
みせ方が新しいですよね、
実体験のドキュメンタリーをアニメーション化とは。
チョイスとして恋愛ものにこれ加えずに正解ですね☆
アニメだと緩和されて、しかも音楽も良かったので、特殊な映画に思えますよね~
ワルツの中乱射する戦士なんて。
戦争は美しくなんてなく残酷なものだけど
。。。
あら!覚えててくれたんですね
ありがとうございます
ステーキがっつり食べました(笑)
DVDでもいいですのでぜひみてみて下さいね~★
内容が内容なだけにアニメで良かったのかもしれませんね。