風見鶏つうしん

90ヶ月以上快調に稼働中のHIT210発電とパナHEMS(AiSEG)のレポートを中心に、気儘に綴って行く積りです。

タングステンの転進

2016年12月04日 | 日記

 「白熱灯や蛍光灯で光を発するフィラメントに使う素材をパナソニックがハンコに作り替えた。LED(発光ダイオード)照明の普及が進み、フィラメントを使わなくなっているため、培ってきた素材の加工技術を応用する。長く使え、わずかな力でも押せるのが特長といい、年内にハンコメーカー向けに出荷する。
  ハンコになるのはフィラメントに使う金属素材のタングステン。直径12、15、18ミリの3種類のハンコを用意した。金属製のハンコでは人気のチタンより硬く、3千度程度の熱にも耐えられ、火事でも溶けないという。重さは131~295グラムとずっしりとして押しやすい。3万~4万円するチタン製と同等かそれ以上の高級品となる見込みだ。
 照明に使うフィラメントは、発明王トーマス・エジソンが白熱灯向けに日本の竹を材料にしてつくったことが知られる。耐久性などの面から、約30年後にはタングステンに代わったという。
 一方で長年使われた白熱灯や蛍光灯に代わり、フィラメントを使わず、半導体に流した電流を光に変える仕組みのLEDが2000年代後半から台頭した。消費電力が少なく寿命も10年超と長い。政府、業界を挙げて普及を促進しており、政府は20年度に出荷ベースで100%、30年度に設置ベースで100%の目標を掲げる。」12/3 23:18付け朝日新聞電子版「フィラメントの素材をハンコに パナ、LED照明普及で」より。

 LEDはタングステンを使わないので、その使い道を考えないとタングステンが余ってしまう!技術革新で既存分野の需要が減るのは良くあることで、ペーパーレスの様に順調に進まない事が多いのですが、照明のLED化の場合はタングステンのハンコへの転進で解決? チタンより硬くて火事でも溶けない耐熱性というタングステンは工業用以外でも使い道がまだありそうです。
 スマートメーターへの切り替えで検針員さんの仕事に影響がでますが、100%切り替えまでに10年程掛かりそうなのでじっくり転身先を考える時間はありそう。ですが、タングステンなどモノの転進はドライに考えられますが、人の転身には難しい課題がありすんなり行かない事が多いようです。
 

HIT210(4.2kW)の発電データ

12月3日(土)晴れ

発電量            17.0kWh 

売電量                14.4kWh 

自給率                212.5%   

設備利用率       16.9%  

日照時間         5.6h 

連系以来    2669日(7年112日)



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