「ドイツでは、国策として2022年までに原子力発電からの脱却を打ち出しています。それと並行して現在すでに25%ほどの総発電量に占める再生可能エネルギーの割合を、2030年までに50%以上に高める取り組みを進めています。こうしたエネルギー政策の大転換(Energiewende)に苦戦を強いられているのが4大電力会社です。最大手のE.ONは、昨年末に原子力・火力・水力といった従来型の発電事業と石油開発、石炭やLNGなどのエネルギー取引事業を分離して新設する会社に事業移管し、自らは再生可能エネルギー、配電、顧客向けソリューション事業に注力する計画を発表して業界に衝撃を与えました。同様の動きは、他の大手電力会社にも見られ、このように4大電力会社が原子力や火力といった集中型電源から分散型電源とエネルギーマネジメント事業にシフトする戦略を取ることで、結果として、MVV Energyなど大手のシュタットベルケの事業戦略と重なる部分が多くなってきているのは、今回の視察でも最も興味深かった点です。」 ⇒7/10付けSAP 「ドイツの地域電力会社“シュタットベルケ”が示す電力業界の未来――第1回:大手電力会社を凌ぐシュタットベルケの地域密着型サービス」より転載
地方の大規模発電所から消費地へ電力エネルギーをロスしながら長距離を送電するやり方から、地域内の発電所から最小限のロスで短距離内の消費者へ送電するやり方へ・・・ その最たるものが消費者自身が太陽光や燃料電池で自家発電して直接消費するやり方への流れはリーズナブルな流れのようです。
HIT210(4.2kW)の発電データ
8月30日(日)雨
発電量 3.1kWh
売電量 9.0kWh
自給率 34.4%
稼働率 3.1%
日照時間 0.1h
連系以来 2209日(6年と18日)