妙見山660m
「妙見参り」という関西落語の一節で知られる能勢(のせ)の妙見山は、大阪府能勢町の南東部にある。
古くから西の日蓮宗総本山として、多くの参詣者を迎え入れてきた。休日には参詣とハイキングを兼ねて登る人たちで賑わう。
昔は、妙見山に至る街道として、大阪からでは能勢街道と亀岡街道、京都からだと丹波街道があり、当時はたいそう賑わったようだ。
それも今では形骸化し、変わってバスやマイカーで山頂に参詣できるようになった。
しかし山麓を歩き回ると、往時の参詣道の何本かが残っていて、昔ながらの樹林の中の静かなコースをたどることができる。
ライムライト<テリーのテーマ>(サウンド・トラック)
「妙見さん」とは、北極星を神とした妙見大菩薩のこと。
常に北をさし示す北極星は、昔から旅人の道案内として仰ぎ見られたことから、
人生をよい方向へ導いてくれると信仰され、開運の守護神とされています。