~短い一日、空にっき~

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最近の航空記事

2008年09月02日 19時42分58秒 | 航空記事
<富士重工業>MRJ開発に参加の意向表明

富士重工業は3日、国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」の開発に参加する意向を明らかにした。事業主体の三菱重工業の要請に応じたもので、技術者を派遣するなどして機体の一部を共同開発する見通し。国内3大航空機メーカーの一角で高い技術を持つ富士重の参加により、開発が加速しそうだ。

 MRJは座席数70~96席の小型機で、13年の運行開始を目指している。旅客機開発には多様な技術が必要なため、三菱重は富士重を含むメーカー各社に協力を要請。富士重は自社の技術力強化にもつながると判断した。

 ただ、富士重は部品の受託生産など生産分野での協力は見合わせる。MRJは受注実績がまだ少なく採算性が未知数。更に、航空機部門が米ボーイング社の旅客機や自衛隊機の生産に追われており、MRJ生産まで手がけるべきでないと判断した模様だ

ANA景品、航空券400万円!違反の恐れで10万円旅行券に

全日空がインターネット上で実施している旅行キャンペーンの景品の単価が、景品表示法に基づく上限(10万円)を超える可能性があるとして、同社は2日、景品の内容を変更した。

 全日空によると、キャンペーンは6月9日~9月30日の期間中に予約・搭乗したマイレージクラブの会員を対象に、国内線と国際線について、それぞれ希望する区間の往復航空券を5組10人にプレゼントするという内容。しかし、例えば当選者が東京-ロンドンのファーストクラスの往復券を希望した場合、単価は1組で約400万円となり、上限を大幅に超える。

 このため同社は景品内容を「120名に旅行券10万円分をプレゼント」と変更。キャンペーンにはすでに約33万人が登録しており、変更内容をメールなどで個別に連絡するという。

スーツケース背面に覚せい剤=密輸図ったカナダ人逮捕-成田空港

 スーツケース背面の引き手収納部分に覚せい剤約658グラム(末端価格約3900万円)を隠してマレーシアから密輸しようとしたとして、東京税関成田支署と千葉県警成田国際空港署などは2日までに、覚せい剤取締法違反などの現行犯でスリランカ系カナダ人で住所不定、無職ナバラトゥナム・チェラヤ容疑者(66)を逮捕した。
 同容疑者は「スーツケースは、マレーシアのホテル前の路上で中東系の男から受け取った。何か違法な薬物が隠してあるとは知っていた」と供述しているという。 
塗装省き軽量化/旅客機を再利用 原油高に節約貨物機

原油価格の高騰にあえぐ航空業界で、航空機の「コストカット」に挑んだ特徴的な機体が関西空港貨物ターミナルにお目見えしている。日本航空(JAL)は塗装を省いて軽量化を図った金属むきだしの“スリム機”。全日空(ANA)はかつての旅客機を改造した国内唯一の“リサイクル機”。両機種とも従来機に比べ大幅な経費削減に成功している。

 関西空港の国際貨物地区駐機場。銀色の機体に「JAL」のロゴ。機体には、ほかの航空機や貨物棟などがはっきりと映り込む。同社の貨物スタッフは「太陽が直接あたると(機体が)まぶしい」と笑う。

 JALが昨年7月に導入した中型貨物機「ボーイング(B)767-300F」。貨物搭載量は最大約55トンと大型機の半分程度。関空-大連、青島など需要規模の小さな貨物路線で活躍している。

 特徴は徹底的な軽量化が図られていること。機内に入れるコンテナは新素材を用いて従来品より1台当たり約26キロ軽い。さらに、機体を無塗装にして、塗料の重さ約90キロ分を減量、従来機より燃費効率が最大25%も向上した。

 試算では1機当たり、ドラム缶で年間80本の燃料を節約。同社貨物郵便本部は「現在3機飛んでいるのでドラム缶で年間約250本も節約でき、貨物事業での経費削減に一役買っている」。来年4月までにもう1機導入予定という。

 一方、JALの駐機場から4スポット離れた場所にはANAの貨物専用機「B767-300BCF」の機体が見える。もとは中国やシンガポールなどアジア路線を飛んでいた旅客機「B767-300ER」だが、客室の小さな窓や乗客が乗降するドアは埋められ新たな機種に生まれ変わった。

 昨年7月から半年間、シンガポールで改造。イスやトイレ、室内装飾などの備品を撤去し、床面の補強と機内運搬装置の設置などを施した。「新造機の購入額は約160億円。改造機はその2割ほどの金額で済む」(同社貨物本部)という。さらに機体の構造がシンプルになるため、旅客機では通常、約20年とされる耐用年数が、35年程度まで延びるという。

 国内第1号機は羽田-関空-上海、北米など国際路線のほか、深夜の国内貨物便に就航。同社では平成22年度までに6機を新たに導入する予定という。 

那覇空港炎上 「ボ社、指示通り整備」 中華航空、ミス認めず

那覇空港で昨年8月、中華航空ボーイング737-800型が炎上した事故で、中華航空が国土交通省航空・鉄道事故調査委員会の調査に対し「ボーイングの指示通りに作業した」として、整備ミスを認めていないことが29日、分かった。

 事故は右主翼内部の部品から抜け落ちたボルトがすぐ近くの燃料タンクに穴を開け、漏れた燃料に引火。事故調委は、事故の約1カ月前の整備で部品を付け忘れた可能性が高いとみており、今後、中華航空やボーイングから意見聴取し、最終報告をまとめる。

 また事故調委は、ボーイングの設計や品質の問題でボルトが抜け落ちやすかったことも事故の要因とみている。

 事故調委は同日、これまでの調査内容をまとめた経過報告を公表した。報告によると、右主翼のスラット(高揚力装置)の支柱にあるボルトが脱落し、タンクの壁を長さ約4センチにわたって押し破った。ボルトにワッシャー(座金)1枚が付いていなかったため、ボルトがナットごと支柱から抜け落ちたとみられる。

 中華航空は昨年7月6日、ボルトを一度外して取り付け直す整備をしていた。機体導入後、ボルト部分は何度も点検、整備しており、昨年の作業以前からワッシャーがなかった可能性は低いという。

 737-800型のボルト部分は、ナットの大きさが支柱などの穴より小さいため、ワッシャーがないとナットごと抜け落ちる構造だった。

<事故調>那覇・中華航空機炎上は整備ミスの部品付け忘れ

那覇空港で07年8月に起きた中華航空機(ボーイング737-800型機)爆発炎上事故で国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は29日、事故調査の経過報告書を公表した。事故調は、中華航空の整備ミスによる部品の付け忘れが事故につながったとの見方を強めた。今後、ボーイング社の部品設計の安全上の不備についても指摘する考えだ。

 事故は07年8月20日午前10時35分ごろ発生。台北発那覇行き中華航空120便が着陸後に炎上、けが人はなかった。「スラット」と呼ばれる可動翼のアームを固定する部品群(ボルト部)が脱落し燃料タンクに穴を開け、気化した燃料に引火したとみられる。

 報告書によると、ボーイングには05年12月までに、737-600型機以降の新世代機で、スラットのナットが脱落したとの報告が2件あり、このうち1件は那覇の事故と同様に燃料タンクに穴が開いた。このため、ボ社は同月と06年3月、航空会社に対策を指示した。

 中華航空も07年7月6~13日、台北国際空港でボルト部を分解して整備した。事故機のボルト部にはワッシャーがついておらず、事故後スラット格納部分で見つかり、中華航空が整備時に付け忘れた可能性が高い。

 また、事故機などの新世代機は、ナットがアームとダウンストップの穴より小さい。事故調は、二つの穴より外径が大きいワッシャーがなければボルト部ごと脱落することを確認。ワッシャーの付け忘れによる整備ミスが事故を招いたとの見方を強めた。

 一方、ワッシャーは本来、ナットを締め付けた際の傷つけ防止が目的で、部品の脱落を防ぐ目的はない。事故調は、ワッシャーがなくても脱落しない安全な構造にすべきだとして、ボーイング社の設計上の不備についても指摘する方針だ。

関空、燃料高と客離れで第2滑走路の利用低迷

新年度の施設整備費が凍結された関西国際空港2期島で、第2滑走路の着陸機の利用が低迷し続けていることが27日、わかった。昨年8月の供用開始時は全体の約6割が着陸していたが、今年7月末では約3割強に。旅客・貨物ともターミナル施設から遠いことから、燃料を節約したい航空各社の思惑や早くターミナルに入りたい利用者の要望が相次いでいるためで、関空会社はさらなる問題を抱え込んだ形だ。

 国交省関西空港事務所によると、関空では旅客ターミナルビルなど主要施設のある1期島の第1滑走路(長さ3500メートル)と2期島の第2滑走路(同4000メートル)2本を運用。基本的に第1は離陸用、第2は着陸用に分けている。

 しかし、昨年8月の運用開始直後から、航空各社による第1への着陸要請がじわじわと増加。同事務所では航空機の離陸が集中する時間帯などを除き、要請があれば可能な限り滑走路の変更を認めているため、着陸便が第1にシフト。オープン時は、1日平均約180便の着陸機のうち約100便が第2に着陸していたが、今年8月では60便強となっている。

 これについて航空各社では「関空の官制運用に従って、第2への着陸指示には従う」とするものの、第2は旅客ターミナル中心部から4キロ離れ、最も遠い駐機場までは約10分間も走行しなければならないのが現状。ある担当者は「乗り継ぎの時間が少ない乗客は(第2への着陸は)嫌がるし、地上走行の分多くの燃料が必要」と打ち明ける。

 今回の国交省の概算要求ゼロで、同社が検討していた2期島の新ターミナル用地造成着手や国際貨物エプロン(駐機場)整備は当面見送らざるを得なくなった。村山敦社長は関空の現状について、「このままでは(第2建設につぎ込んだ630億の)税金が眠ったままになる」と危機感を訴えている。

<窃盗>パイロットの制服着て侵入した男に有罪判決 千葉

パイロットの制服を着て成田国際空港内の航空会社事務所に侵入し、ロゴシールを盗んだとして、建造物侵入と窃盗の罪に問われた大阪府高槻市岡本町、関西学院大学4年、白石歩被告(22)に対し、千葉地裁(矢野直邦裁判官)は27日、懲役3年、執行猶予4年(求刑・懲役3年)を言い渡した。

 判決によると、白石被告は4月2日午後2時半ごろ、千葉県成田市古込の成田空港第2ターミナル内の日本航空オペレーションセンター乗務員室に、パイロットの制服を着て侵入。機内で子供に配る日本航空のシール13枚(時価130円)を盗んだ。また、同様の手口で過去に3回、同センターの乗員手荷物置き場から客室乗務員のキャリアーバッグなど(総額時価約15万円)を盗んだ。

 バッグには社内安全規定などの書類が入っており、白石被告は交際していた女性に「職業はパイロット」と偽っていたため、専門書類を盗んで見せようとした。

空の旅、偽りあり! 広告の新座席、実はなかった 公取委、全日空に排除命令

全日本空輸(東京都港区)が4月にサービスを開始した国内線の「プレミアムクラス」の広告に、当時はどの機体にも導入されていなかった新型座席の写真を掲載したとして、公正取引委員会は25日、景品表示法違反(優良誤認)で同社に排除命令を出した。

 公取委によると、全日空は2~3月にかけて、通常の料金に上乗せすることで利用できるプレミアムクラスを導入したことを新聞広告で告知。専用のカウンター、バーラウンジを使用できるほか、優先搭乗、機内食の提供、通常より良いゆったりした新型座席を利用できるというものだった。

 しかし座席に関しては、サービス開始時に広告と同じ新型座席に替えていた機体はなく、プレミアムクラスを導入した1日360便のうち、87便では従来の座席の前後の間隔を広げる改修をしただけだった。残る273便は改修もしていなかった。CMと同じタイプの座席は、8月現在で8機で導入している。

ゆったり新座席一つもなし 全日空「プレミアムクラス」CMに排除命令

全日本空輸(東京都港区)が4月にサービスを開始した国内線の「プレミアムクラス」の広告に、当時はどの機体にも導入されていないのに、ゆったりした新型座席の写真を掲載したとして、公正取引委員会は25日、景品表示法違反(優良誤認)で同社に排除命令を出した。
 公取委によると、全日空は2~3月にかけて、通常の料金に上乗せすることで利用できるプレミアムクラスを導入したことを新聞広告で告知し、三国連太郎さんと佐藤浩市さんを起用した写真広告を掲載した。産経新聞でも2月2日と3月28日に広告を掲載した。
 プレミアムクラスは、専用のカウンター、バーラウンジを使用できるほか、優先搭乗、機内食の提供、通常より良い座席を利用できる。
 しかし座席に関しては、サービス開始時に広告と同じ新型座席に替えていた機体はなかった。また、同クラスを導入した1日360便のうち、87便では座席を改修し、前後の間隔を広げただけのものだった。残る273便は従来と同じ座席を使用し、改修もしていなかった。CMと同じタイプの座席は、8月現在で8機で導入している。
 全日空広報室は「公取委の判断を真摯(しんし)に受け止め、今後の再発防止に努める」としている。

機長の飲酒検知繰り返しで国際線出発遅れる 関西空港

関西空港で21日、関空発中国・大連行きの全日空機の機長から、乗務前の飲酒検知でアルコール分が検出されたため、出発時間が約30分遅れていたことが22日、分かった。国土交通省は同社に具体的な経緯を聴くなど、事実関係を調査している。

 全日空によると、機長は21日午前10時に関空発の945便(乗客乗員33人)に乗務予定で、同8時40分ごろ、関空の乗員準備室で飲酒検知を受けたところ、呼気1リットル中0・25ミリグラムのアルコール分を検出。10分後の検知では0・18ミリグラムまで下がった。社内規定では0・1ミリグラム以上が検出されると乗務を禁止しているが、午前10時の3回目の検知で規定を下回ったため乗務し、同便の出発は26分遅れた。

 全日空の社内規定では、乗務前8時間の飲酒を禁止している。機長は乗務の13時間前までにビールと日本酒を2杯ずつ飲んだといい、検知前に黒酢サプリメント3錠を服用していたという。

 全日空広報室は「最終的に社内規定をクリアしているが、遅れを生じさせてしまい申し訳ない」としている。

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