ブリコラージュ

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算数の面白さと身の回りの出来事の徒然なる独り言ページです。

繰り下がりの相談

2017-02-19 17:56:09 | 中学受験

 昨日はインフルエンザのためにお休みされた講師の代行で新小2年生と3年生の授業を担当しました。新小2年生はまだ学校では1年生です。すぐに立ち上がったり、平気で大胆にも隣の人の答えをのぞき込んだりと、まさに気の抜けない緊張感が連続する刺激的な時間を過ごせました。つくづく低学年担当の大変さを実感します。

さて、その授業前に新小3年生のお子様のお母様からご相談を受けました。

「先生ちょっといいですか? 大変お恥ずかしい相談なんですが、ずーっと気になっていていることがありまして、引き算の繰り下がりのことです。うちの子の引き算の繰り下がりの仕方が変わっていて、学校や塾で教わるやり方と違う変なやり方をやるんです。 例えば23-9の計算の場合、普通は3-9=引けないから10を借りてきて10-9=1、13にその1を加えて、13+1=14としますよね? でもうちの子は、まず9-3=6を出して、20からその6をひいて、20-6=14とするんです。このやり方でずーっとやってきたと言うんです。10をかりてくる普通のやり方でやるように直させた方がいいですか? 直した方がよいならこれからそのように直すとうちの娘は言っています。でもなかなかうまく説得できなくて・・最近ずっとこのことで、どうしたらよいか悩んでいるんです。」

「なるほど、お子様のやり方は、9-3=6の6は引ける分だけ引いた残り、あとでさらに6を引くという考え方なので、間違ったやり方ではありません。ですからお子さんのやり方を否定しないでください。でも引き算は足し算よりも間違えやすいため、引き算を2回やるやり方より足し算があるやり方がミスは少ないのではと思います。よって、お子様のやり方を肯定した上で、ミスを少なくするための計算の仕方に直した方がいいよ、と言ってみてください。」

「先生!わかりました。これですっきりしました!」

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アクセスしてくださるお一人お一人に感謝申し上げます

2017-02-16 22:15:55 | 中学受験

 制服合わせ等の時期となり、2017中学入試も一段落した感があります。この2週間で自分の中では大変喜ばしく大はしゃぎしたい事がありましたが、入試期間中ということで差し控えていました。実は、「よりともの算数」へのアクセス件数が2月4日あたりに100万件を突破したのです。これはひとえに皆様方ご愛顧の賜物であります。ここに深い感謝の意を述べさせていただくとともに、これからも無理なく自然体で近況報告や算数・中学受験に関して発信していく所存でございます。何卒御贔屓の程よろしくお願い申しあげます。

 ありがとうございました。そしてこれからも時々は観てください。(歳男です)

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算数ファースト

2017-02-12 23:06:40 | 中学受験

タイトルは本日御三家ゼミの開講説明会にて一言挨拶で発した言葉です。

この2月から櫻蔭ゼミの算数を担当しますが、他のコースではファーストが異なります。自分の経験では女子学院は「社会ファースト」、雙葉は「国語ファースト」ではないかなと思います。理科はすべてセカンドです。

女子校と言えば先日「助けてください」との書き込みがあった生徒のことを掲載しましたが、先日その子が直接合格連絡をしに教室に来てくれました。その後の3回目で第一志望校に合格したのです。すばらしい! 良かったです。

私は昨年度は2つの塾それぞれに2教室合計4教室で指導をしていました。そのことは双方の塾からの許可の下で行動していたことです。4年生の指導をしていた教室では2週間に1回土曜日に6年生のゼミも指導していました。その6年生の女子の一人に先ほどの書き込みをしてくれた生徒がいたのです。

実は書き込みがあった時、2回うまくいっていない女子を調べその子が判明し、登録してあるお母様の携帯にすぐに電話をして、やるべきこと(掲載した内容)はその日に伝えました。その子から以前ブログを親子で見ていることを聞いていたので察しはついていたのです。

その教室での実績(進学先)は、女子3名は横浜共立、横浜雙葉、洗足学園、男子3名は逗子開成、攻玉社、鎌倉学園です。みんなよく頑張りました。

以上前回の実績と今回の実績が2つの塾のうちの1つの方の結果です。もう1つの塾はもうやめてしまっているために詳しい情報を後日聞き出そうと思っており、わかり次第報告します。

とにかくどこの塾であろうが受験生の頑張りはいっしょです。えらい!あっぱれ!

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最強レベル273

2017-02-12 07:17:22 | 中学受験

「合格してきます!」手をぎゅっと強く握り、筑駒中の校門をくぐっていった。

有言実行! みごと合格を手にした。しかも開成、栄光、筑駒3校ともに。

ちょうど丸1年間、病気で入院した講師の代役として担当することになった男子5人のクラス。「最強レベル」と題して毎回問題を作問して授業を行った。1月30日の最終プリントは「最強レベル273」。手前みそになるが、生徒はこのプリントを楽しみにしてくれていた。私もその期待を裏切らないように、かなりの時間を割いて問題を作成した。

その5人はそれぞれに素晴らしい結果を残してくれました。本当によく頑張りました。

浅野1名、麻布2名、市川2名、栄光2名、開成1名、海陽1名、攻玉社2名、栄東2名、栄東(東大)5名、芝2名、巣鴨1名、高輪1名、都市大付1名、筑駒1名、函館ラ・サール1名、西大和1名、明大明治1名、(たった5名の成し挙げた実績です)

あっぱれ!素晴らしい!

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塾の併用

2017-02-08 17:46:05 | 中学受験

  昨夜誤って後日投稿する原稿をアップしてしまいました。

今や生徒が塾を併用するのは珍しくありませんが、講師が塾を併用するケースは極めて珍しいことです。かく言う私がそうでした。実は2つの塾を兼任していたため入試結果も含めてこの10ヶ月、自分の中で悶々としたものを感じていました。でも新学期からは1ヶ所にしぼって講師を続けることにしたので、ほとぼりが冷めたらすっきりした気持ちで文字が打てると思います。

塾という垣根をこえて受験生の指導をした経験はそれぞれの塾の良し悪しが同時に見えて、とてもよい経験になりました。が、もう二度としないでしょう。  

その経験を通して出た結論は、塾のシステムやカリキュラムも大切ですが、それぞれのメリット、デメリットは、教える教師にすべては委ねられるということです。ましてや個別指導においては言わずもがな。

大変貴重な経験をさせてもらったので、その経験をふまえて2017年度は積極的に発信していこうと思います。

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