ブリコラージュ

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生物模倣技術  これからの課題

2014-11-29 09:13:40 | 中学受験

 いろいろ調べていくとどんどん夢が膨らむ一方で、様々な課題もあるようです。全くの素人ですので知らべたことをそのまま転載させていただきます。

 

 今の日本に求められているのは、世界各国で模倣できない画期的な技術を求められています。生物模倣技術は次世代技術として大きく期待される一方で、日本では昆虫学や動物学の研究者と工学系の技術者との連携が弱く、製品化の動きはドイツなどに大きく遅れを取っているのが現状ですが、日本でもようやく産業界が注目をし始め、国の予算も10億円(ドイツは3,000億円)付き、ネットワークづくりが始まったそうです。ただドイツなどは機械工学に重点が置かれているのに対し、日本の強みは、例えば欧米には無い昆虫や藻類の遺伝子情報の研究治験(知的財産)などは、日本が世界で一番蓄積されているのだそうで、国策として強力に応援して貰うことが大切ということでした。

 

(ナノテクノロジーは「生物模倣技術(バイオミメティクス)」に注目!テトスの日記より転載)

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生物模倣技術 4  最先端のテープと「ヤモリの足」

2014-11-27 07:19:50 | 中学受験

日東電工が2012年2月、実用化を発表したのは、ヤモリの足の裏をヒントにした粘着テープです。ヤモリの足裏には、吸盤ではなく1cm²に20億本ものタンパク質の繊維が生えており、さらに1本1本の毛の先端が100~千本にも分かれ、その一本一本が被着体(例えば壁や天井)の表面の凹凸に入り込んで隙間をなくすことで引力が発生し(分子間引力)、垂直な壁にも「くっつく」ことが可能になるという、なんとも優れものなのです。

今回日東電工が開発したヤモリテープは、直径数ナノ~数十ナノメートルのカーボン・ナノチューブを1平方センチメートル当たり100億本の密度でびっしり並べたもので、せん断方向の接着力に優れ、わずか1平方センチメートル程度の面積のテープで500グラムを保持できるそうです。これはヤモリの接着力の8割強程度ですが、実用的な接着テープとしては遜色はないとのこと。それでいて、めくれば簡単に剥離できる。従来の粘着テープのように粘着剤が残ることはなく、テープ自体も繰り返し利用できるという、これまた優れものです。

これまでとは全く異なる接着機構のテープに、来年お目にかかるかもしれません。とても楽しみです。

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保護者と指導者の連携ポイント その2 情報の共有

2014-11-26 08:42:05 | 中学受験

1で述べました信頼関係を築くには情報の共有は不可欠です。そのために保護者会や個人面談には万障を繰り合わせて参加してほしいと、お願いをしています。しかし、毎年のようにそういう場に最も来て頂きたい方ほど参加率が低く、悪循環を繰り返す原因となっています。このブログを読んでいらっしゃる方は該当しないと思います。

塾での学習と家庭学習の歯車がしっかりかみ合ってこそ学習の効果が期待できます。ましてや学校の学習もありますから、一般論ではなくその家庭ごとの実情を踏まえた学習計画が必要とされます。子どもの立場からすると3人の指導者(学校の先生、保護者、塾の教師)から指示された学習メニューに取り組むわけです。保護者の方がうまくバランスを図る上で、具体的な情報を把握しておくことが大切です。そのために情報を収集する場には積極的に参加しましょう。

次に参加される上での注意すべき点を説明します。1でも述べました指導者に対する期待度に違いはありますが、現状を包み隠さずに公開することがポイントです。これには先の信頼関係が背景に必要となりますが、お互いに正直に正確な情報を交換することが大切です。できたらご夫婦で家庭での状況をお話になると、様子がよくわかり具体的な方向性が示しやすくなります。

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高倉健の言葉 「人への想い」 ~言葉から学ぶ9~ 

2014-11-25 07:48:03 | 中学受験

名優高倉健さんが11月10日、83歳でお亡くなりになりました。私は高倉健さんに対して、初期の映画の印象が強かったためにさしたる興味はなかったのですが、2012年に放映したNHKスペシャル「仕事に流儀 高倉健 スペシャル」を観て変わりました。(最近再放送を何回も行っています)

 

一連の放映されているものの中で強く心に残った健さんの言葉があります。それが「人を想う」です。中国映画ロケの後で次のように語ったのです。

「人を感動させるのは金ではない、力ではない、物でもない。なんか違うものがあるはずなんだよね・・何十年たっても人を想うことは、いかに美しいかっていうことでしょう。」

「人を想うことだよね・・。人間が人間のことを想う。これ以上やさしいものはないよね・・。」

またある若者に、健さんのようになるためにはどうすれがいいか? と聞かれた時こう答えました。

「いい人に出会うこと、いい風に吹かれること。」

「人にやさしくなるためには、キツイ風にばかり吹かれていてはなれない。いい風に吹かれるように、自分の身体、心をもっていかなくてはならない」と。

 

健さんの言葉「人への想いほど美しいものはない」は、役者として演じることへの究極の心境だと思います。演じるのではなく現実の行動として心に響かせる。その奥底にあるものが魂や想いなのでしょう。このことはどんな仕事においてもあてはまりますが、特に人と接している業種では肝に銘ずる重い言葉です。

 

ご冥福をお祈りいたします。

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保護者と指導者の連携ポイント  その1の続き

2014-11-21 11:22:25 | 中学受験

以前中学受験の盛んな地域で教室運営をしている時に、保護者の方から「学校では団体生活のしつけを、勉強は塾でお願いします。」とはっきりと言われたこがあります。この話を友人の小学校の教師に話すと、そういうスタンスの保護者の方は多くいらっしゃるとのことでした。学校の先生に学習面のことは期待していない、ということになります。確かに特化した分野に関しては受験専門の指導が必要となり、それを小学校の教師にお願いするのは辛いものがあります。が、あからさまに全面否定のようにされると立場がありません。この立場が無い状態では信頼関係の成立はなかなか難しいです。

 

 塾においても「算数と理科は先生にお願いしますが、国語と社会は親がみますから。」というような内容のことをおっしゃる保護者の方がいらっしゃいます。6年生の途中で転塾される方にこの傾向は多くみられます。

 

繰り返し述べますが、指導者と保護者の間で困惑しているのは紛れもなく子ども(受験生)なのです。マイナス面を指導者との相談なしで修正しようとしないことです。話し合いながら明るく前向きお互いが上手く連携し、信じ合うことが重要です。そうすることで相乗効果が生まれ、乗りが良くなり子どもの成績は向上していくのです。

 

 そのためにはかかせない行動があります。それは、指導者のマイナス面を家庭では言わない、ということです。もし仮に子どもがマイナス面を言った場合は、そのマイナスを和らげるかもしくは否定するような返答をすることです。逆にプラス面はたくさん話す。これが保護者、子ども、指導者の三位一体の絆を深めます。例えば文字の表記の苦手な指導者のことを「○○先生って、字が汚いよね!」と会話をしたとします。すると子どもは次回からそういう目で先生を見て、「汚い!」のイメージが先行しノートを取る動作の集中力に影響を及ぼすのです。ちょっとした会話でも大きく影響が出ます。もちろん字が汚いことは良くないことですので、それを家庭で話題にはせず、その先生に直接読み辛い字の改善を要望すればよいのです。

 

いま紹介した行動が難しい場合は、転塾を検討するか、今の指導者にマイナスの面を率直に相談することです。指導者にとっては、言われた方が何も言われないよりはるかにありがたいのです。改善されなければそれまでの指導者だったということです。

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