【第23回参院選】参院選が終わって思った事。- 2013.07.25
参院選から4日ほどたったので総括というか思った事を。
自民圧勝は原発再稼動、TPP、消費税増税、改憲の問題など悪い方向へ進むでしょうね。
小沢一郎の生活の党も議席ゼロ、社民党が1議席などほかの野党も散々な結果に・・・。
そんななかで唯一よかったのは、やはり共産党が議席を増やした事でしょうか。
特に11議席になったのはよかったです。
国会で共産党がどこまで自民の暴走を食い止める事ができるかどうかが見ものです。
よかったのはそれくらい・・・ではありません。
それは、参院選後の翌日から一斉に参院選無効を求める「一票の格差訴訟」が始まりましたが、無効になるかどうかべつにして、自民圧勝で選挙制度改革がさらに進む事になるだろうという点が良い事でしょうか。
自民と民主の話し合いでは結局、結論が先延ばしになりましたが、自民圧勝で選挙制度改革は進みやすくなるのではないでしょうか。
与党である公明党もそれなりに影響力を持ったまま勝ちましたから、小選挙区廃止かあるいは縮小傾向、今より比例代表制が大きくなる可能性が高いでしょうね。
そうでなければ、また「一票の格差」訴訟で衆院選のように違憲無効判決が出るだけでしょう。
前回の参院選も違憲判決が出てますからね。
小選挙区制で二大政党制というのもいいでしょうけど、結局は民主党が政権を取っても自民党化してしまって、どっちが政権とっても変わらないというなら、比例代表制を大きくしていろんな意見が反映させる事ができるような「穏健な多党制」を作っていくほうがいいのではないでしょうか。
いずれにしても今の制度ではダメって事は間違いないですからね。
比例代表制が今以上に大きく、あるいは一つの選挙区制から複数が当選する「中選挙区制」(今回の参院選の東京選挙区の5人区のような)が復活して「穏健な多党制」が日本でもできれば、脱原発などの議論も大きくなっていくのではないでしょうか。
自民と橋下維新以外はいちおう「脱原発」を主張してますからね。
そういう意味で自民圧勝でも絶望的になる事は全然ないと思います。