「イスラム国」邦人人質問題について。- 2015.01.22
イスラム国拘束:政府、接触の糸口探る 「解放に全力」 - 毎日新聞
>安倍晋三首相は21日、イスラム過激派組織「イスラム国」とみられるグループが拘束した日本人2人の殺害を予告した事件を受け、関係閣僚会議を首相官邸で開き、「厳しい時間との闘いだが、これまで培った外交ルートを最大限活用し、解放へ手段を尽くしてほしい」と指示した。政府は家族への確認などから2人が湯川遥菜さん(42)、後藤健二さん(47)と判断。菅義偉官房長官は記者会見で、身代金要求の期限を23日午後2時50分ごろとみていると表明した。
首相は21日夕、中東から帰国し、関係閣僚会議に出席。「2人に危害を加えず、直ちに解放するよう強く要求したい」と改めて訴えた。首相は会議後、記者団に「決してテロに屈することはない。国際社会と手を携え、卑劣なテロとの戦いに万全を期す」と述べた。
インターネット上に配信された殺害予告動画は「72時間」が身代金支払いの期限だとしている。外務省が動画を最初に確認したのは、20日午後2時50分ごろで、菅氏は会見で、イスラム国の関係者が動画を配信した可能性が高いとしたうえで、同省が確認した72時間後が「タイムリミット」にあたるとの見方を示した。また、菅氏はイスラム国との接触や2人の安否情報はないと説明。ただ、政府関係者は接触について「ノーコメント」としている。
>菅氏はイスラム国との接触や2人の安否情報はないと説明。ただ、政府関係者は接触について「ノーコメント」としている。
今朝の各マスコミでは「イスラム国邦人人質」報道がパタッとなくなったので、少しおかしいなと思いました。
それで昨日のこの毎日新聞の記事。
「政府関係者はノーコメント」という一文を発見。
ここから、おそらく水面下での人質解放交渉は始まっているのだろうと思います。
昨日、菅官房長官が唐突に期限を「23日午後2時50分ごろ」と設定したのには驚きました。
だって、直前まで「いつが期限なのかわからない」というのが日本政府の見解だったのですから。
この事からみても、イスラム国側とのなんらかの接触、そして期限を公に発表する事がイスラム国へのサイン、メッセージだったのではないかと思います。
「日本政府にパイプがない」、「外交チャンネルがない」というのもウソだと思っています。
というのは、昨日NHKが後藤健二さんを裏切ってイスラム国に売り渡したとされるガイドに接触してインタビューしている事。
■後藤さんを裏切ったガイドにNHKが電話取材をしている。
>一方、アラッディンさんが後藤さんに紹介した別のガイドで「イスラム国」の支配地域まで案内したシリア人の男性はNHKの電話取材に対し、「私から話すことはない。私が話すとすれば、後藤さんが解放された後の記者会見でだけだ」と述べるにとどまりました。
このガイドがイスラム国と繋がりがあり、大きな鍵を握っているのは明らかで、NHKが接触しているのだから日本政府も把握済みでしょう。
つまり、チャンネルはあると。
ほかに、「テロとの戦い」を標榜して身代金を払わなかったアメリカが、日本に対して「全力で支援する」というような記事も見かけましたが、それはアメリカが「裏で身代金を払って解決してもいいよ。」という事のようにも思います。
とにもかくにも、後藤さんと湯川さんを見殺しにするような事はあってはならないです。
■とにかく一気に人質関連のニュースが減ったと思います。
イスラム国日本人人質。なんとなく一気に報道が減ったように思う。人質解放交渉が始まったと思いたいが、このまま見殺しという事はあってはならないと思う。マスコミが独自に動いてイスラム国と接触という事も今のところないので、報道にお願いしつつ水面下で解放交渉が始まってるのではないか。
(twicas)勘違い野郎について語ろう。- 2015.01.18
※クリックすると動画再生ページへ移動します。
(Podcast)ぽぽんぷぐにゃんラジオ 2015年1月16日(金)
(twicas)ぽぽんぷぐにゃんのツイキャスにもあそびにきてね!