横浜のほほん

横浜のはずれで、のほほんと暮らす男の見聞、考察、感想をつれづれに記す

冬は繭の中で

2007-01-17 09:19:13 | 近所

おととい、所属する自然の語り部サークルで市民の森を歩いた。
大きな木の小枝から、こんなものがぶら下がっているのを教えてもらった。


中央の二本の木の間の上のほうにあるのだが、
長さ5mmぐらいでは目を凝らしても分からないほどだ。


木の上の方を取り出したこの写真の、
真ん中より少し上にポツっと白くみえるのがそれだ。

先生から蜂の繭だと教えてもらったが、
蜂というのはいわゆる蜂の巣で育つとばかり思っていた。

この蜂に名前を付けてみようということになり、
いろいろ頭をひねって一人一つずつ名案(?名前の案)を出した。
ツリガネ,コメ、ツツ、マユ、マダラ、ウズラその他、
この姿の特徴を表わす言葉を使った名前が20以上も出た。
多数決により絞り込んでいった結果、このサークルでは
マメタワラバチ と呼ぶことにした。


ところが先生から和名を教えてもらって驚いた。
ホウネンタワラバチと言うそうだ。後半が合っている。
ホウネンタワラチビアメバチとかホウネンタワラヒメバチとも呼ばれるそうで、
イネの害虫フタオビコヤガの幼虫に寄生する益虫だ。
細い糸で稲の葉にぶら下がっていることもあり豊年俵と喜ばれたのだろう。

この繭から蜂が飛ぶ瞬間を見ることが出来るだろうか。

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39 コメント

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興味あります! (tomo)
2007-01-17 09:48:28
蜂に繭?
私も蜂の巣だけかと思っていました。
楽しいサークルのようですね。
「名案」でした!
確かに…この繭から飛立つ瞬間を見てみたいですね!
とても興味があります。(笑)
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???蜂・ハチ??? (縄文人)
2007-01-17 09:52:15
ホウネンタワラバチ・・・?
この繭の中から蜂が~?  繭からは蛾だとばかりと記憶していたら蜂が出てくるとなると一大事・・・。わが、脳のソフトを入れ替えねば・・・。
参集者の人たちに名前を募る。中々名案・・・そして先生が最後に種明かし。このようにすると、いろいろなものを連想して、他にも関心を抱き、ホウネンタワラバチも鮮明となって記憶力も倍加するでしょう。
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tomo さん (おーちゃん)
2007-01-17 10:04:29
そうでしょう?
蜂と言っても種類が多いことが分かりました。蜂の巣は思い込みだったのですね。
飛び立ちそうな季節が近づいたら毎日のように観察に行かないと見られないのだろうと思っていますが、見られたら幸運です。
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縄文人 さん (おーちゃん)
2007-01-17 10:11:45
私の脳のソフトもびっくりして混乱の末入れ替わりました。
このサークルでは、植物を見てすぐに「この名前はこうで、何科で特徴はこう、こんな花が咲きます」というような形でなく、自然を見て感動したり興味をもって観察する。そしてその面白さを子供たちにも伝えられるようになることを目指しています。
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 (オリーブ)
2007-01-17 10:22:13
蜂が繭をつくるなんて初めて知りました!
これは異例なのでしょうか?
それともこの種はこれが通常なのでしょうか。

それにしてもとーっても小さいのですね。
すご~い!
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びっくり! (ポージィ)
2007-01-17 10:42:19
繭を作ってぶら下がってる蜂がいるとは!面白いものを見せていただきました。
初めて知りました。そういえば、子供のとき畑で青虫を捕まえ
箱の中で飼っていたら、やがて青虫は死んでしまい傍らに
小さな小さな黄色の繭が残ったことがありました。
あれもきっと寄生していた小さな虫(蜂かも?)だったのかも。
(おーちゃんはご存知ですか?)

皆さんが知恵を出し合って付けた名前が本名とほとんど同じだったとは。
人の感性は今も昔も共通しているという証拠でしょうか。
益虫であることから豊年俵… 現代人と違うのは、昔の人は
もっと自然と密接に関わりあって、植物と虫との関係などを
よく知っていたいたという点かもしれませんね。
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お-ちゃん....おはよう御座います. (お気楽で--す.)
2007-01-17 10:49:33
ハィハィ お見事な ほうねんたわら蜂 春待っているのですね...
みのむし思い出しましたョ.
又 遊びに 来ます.
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おーちゃん先輩、おはようございます。 (kanreki)
2007-01-17 11:19:39
これだから、先輩のブログは目が離せません。
また、新しいことを目にしました。
目からうろこって、どのくらい落ちるものなのでしょう?
ありがとう、ございました。
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蜂の繭 (ミンキー)
2007-01-17 12:50:40
貴重なんでしょうね。5mmと言う小さい繭よく目に留まりましたね。
ホウネンタワラチビアメバチ凝った名前を付けたのですね。羽化する所見られたら宜しいですね。
楽しみにしております。
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ハチの繭とは (あまもり)
2007-01-17 13:08:31
驚き桃の木山椒の木。木々の間にハチの繭。
名前付けたら元名に似てた。
こりゃまた驚き桃の木・・・・
もうやめます。
可愛い繭です。ハチの仲間に繭の中で冬を越すのがいたんですね。
一番下の写真、パンダの赤ちゃんに見えます。
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