キヌタソウ(アカネ科)
瀬谷市民の森の奥のほう暗い所でキヌタソウが咲いている。
直径2~3mmぐらいの小さな合弁花で先端が4つに分かれていて。
道端で広がるヤエムグラの仲間だけれど見られる場所は少ない。
4枚の葉が偽輪生するところはアカネと同じだが葉柄はない。
(偽輪生:2枚の葉が対生し他の2枚は托葉が大きくなったもの)
小さな花の陰になにやら怪しいものが潜んでいた。
葉のほうに出てきてもらうとアズチグモのようだった。
葉にしっかりした3本の脈があるのもキヌタソウの大きな特徴だ。
ハエドクソウ(ハエドクソウ科)
ひょろっとした茎の上の方に小さな花がならぶハエドクソウは森全体で見られる。
7~8mmの合弁花がなかなか可愛い。
ハエドクソウはハエトリソウとも呼ばれ、むかし根を煮詰めたものを塗って蝿取り紙を作った。
ハエが止まっても花や茎の毒にやられることはない。
しかし思わぬところに潜んでいるクモには要注意だ。