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杉山清貴 here & there ソロアルバム0004

さて、ソロアルバム4枚目。1989年5月17日発売の here & there です。
(前作のkona weatherのあと、DJスペシャルとライヴ盤が出ていますんで、通算では6枚目となりますか。)
ルークが参加しているので、これを聴いてしまうと封印を破ってしまうことになりますが、仕方ない。


こちら↓↓↓はソロデビュー30周年の今年、2016年にデジタルリマスタリングされ、ボーナストラックも1曲追加されたものです(持ってない)

here & there(デジタル・リマスター)
クリエーター情報なし
ワーナーミュージック・ジャパン


音が良くなっているリマスター盤も大絶賛されているのでそそられるのですが、、、、
杉山さん曰く、すべてが抑えられてお利口さんにはなっているけど聴きやすいらしい。
そんなこと言われると、聞き比べたくもなるけども、、、でも買ってないんだな、これが。すんません。





私が所持しているのはこっち、昔出たほうです
here&there
クリエーター情報なし
バップ

初回生産版だったので、箱入り、あとはブックレットも豪華でした。


here & there  杉山清貴 ソロアルバム4作目

ブックレットの中身は載せませんが、写真のページは2枚。(それぞれ表紙、裏表紙の裏っかわのところ)それから各楽曲ごとに1ページ、歌詞とレコーディングメンバー詳細が載っています。



その前の3枚が初期三部作としたら、これはまためっちゃ変わった、、気がします。

このhere and there と 次の sprinkle は音楽的な完成度が非常に高く、ソロデビュー初期の最高傑作だと思います。

確か杉山さんが30代になる前、、28,9歳くらいの頃、いや、もう29歳になってた頃かなー、ラジオなどで「30歳、30代ってのは変わらないと」とよく言っていました。



これを買った頃は、今のようなネットで情報を、というものはありませんでした。
(それに近いというと、キャプテンシステムかなあ。でもそれを使うために市役所に行くのもなあ、、、て感じだったなあ)

音楽情報を得るためには、雑誌、ファンクラブ情報、レコード・楽器屋さんのチラシとか情報誌、そんなもん。
だからですね、そのころ高3か、定期購読していたのは週間FMとGBだね。明星はもう買ってなかったな。あとはロック系とかの洋楽雑誌は好きなアーティストが載っているときは買ってたし、ロック系は友達のボン・ジョヴィ子が買ってたから借りてたんだっけ。

そんな中で。杉山さんはけっこうラジオに出ているものの、そしてシングルヒットも多かったからテレビにも出ているものの。
今みたいに「ツアー中です」「レコーディングしています」その合間に夜ヒットです、、、とか、リアルタイムにはわからんのですよ。

だから3枚目のあと、コンサートやってるのはわかっていても(現にそのコンサートにも行ってるし)、そして杉山さん情報がかなり満載だったGBを読んでいても。
here & there が出るまではけっこう待ったし、何をやっているのか、謎だった。
初期の3部作は割と「何をやってるのか」「何を目指しているのか」が明確だったほうだけども、here & there は全然わかんなかったのですね。
(とりあえず、このころの杉山さんは、ハワイにはまっていて、あとは波乗りに夢中になり、海っ子海ぞうになり始めたんだな、ということだけは伝わっておりました。本人がそれ、ことあるごとに言ってたから)


だから。
アルバムを手に入れて。(シングルも同時発売だったのですよ)
トム・キーンと一緒に仕事をしていたとは予測不可能でした。
「え??????あの、キーン兄弟の?????」ってびっくらこよ。さらに、、、参加ミュージシャンがとんでもないことになっていて。ぎゃひー!なんてことー!!!!

いや、ちゃんと知ってる人は知っていたんだろうけども、しょせんこちらは高校生。バイトと部活と受験と弟妹の世話、あとはやたらとラジオと眠るのが大好きで。小さな世界におりましたからね。
わかりませんよ、作っているアルバムがそんなことになってるなんて!!!!!


音楽を聴いている楽しみのひとつに、自分の好きなアーティストのアルバムやシングルに、これまた自分が好きな人が参加していると単純に「うれしい!!!」ってなることがあると思います。
杉山さんの場合、それは大津あきらさんだったり、小田さん、トミー・スナイダー、リンダ・ヘンリック、芳野さん、茂さん、などなどなんですけども。

そこに激LOVEのL.Aミュージシャンズが大勢かかわってくるなんてー、なんていうか、わたしにとっては盆と正月がいっぺんに来たような、、、、
当時のバイト先の店長から、お年玉を「1万円」もらった時のような、、、(いくらバブリーな時代だったからって、高校生バイトに1万円ってのはすごかったと思う。たぶん店長は酔っぱらっていたんだろう。)
信じがたい夢のような出来事でした。
とにかくウェストコースト系やAORが大好きな人間にとっては鼻血レベルの人ばかりが参加しているのです。



ところでこのアルバムでは11曲中10曲という、ほとんどすべてのアレンジを新川博さんが手がけています。当時は「1986オメガの音作りにかかわった新川さんが杉山さんのソロも!」みたいな感じで言われておりました。
(ちなみに私が好きな新川さんの作品は、なんといっても小林麻美の「雨音はショパンのしらべ」中原めいこ「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」薬師丸ひろ子「天に星、地に花」あ、女の人ばっかだな。早見優のも好きだったなー。あ、あとは高中さんの渚モデラートとかも大好きです)

produced and ALL songs written by KIYOTAKA SUGIYAMA
All songs arranged by HIROSHI SHINKAWA except "HOME TOWN"
"HOME TOWN" arranged by JEREMY LUBBOCK

#01. ROCK ISLANDS ロック・アイランズ
作詞:田口俊

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Michael Landau
Guitar solo Steve Lukather
Synth Hiroshi Shinkawa
Tp Jerry Hey, Gary Grant
Tb Bill Reichenbach
Sax Larry Williams
Background Vocals Peter Beckett, Steve Kipner


ダイドースポエネのCM曲でした。
この曲もkona Windのように、みなさんのおしゃべりの声が冒頭に入っています。
これはねえ、ギターもコーラスもいいんですけども、やっぱし、ホーンズがいるって、スバラシー
ほんで素敵ベースさんにもうっとり。

#02. リトル・トーキョー
作詞:田口俊

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Paul Jackson Jr.
Harmonica Tommy Morgan
Tp1 Gary Grant
Tp2 Jerry Hey
Tb Bill Reichenbach
T.sax Dan Higgins
Synth Hiroshi Shinkawa
Background Vocals Tom Keane, Timothy B. Schmit, Tommy Funderburk

これはちっとブルージーで大好きです。
いいなあ、ベースがなあ、、たまんないよなあ。


#03. MY GIRL マイ・ガール
作詞:杉山清貴

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Michael Landau
Harmonica Tommy Morgan
Synth Hiroshi Shinkawa
Background Vocals Yasuhiro Kido, Kiyoshi Hiyama

杉山さんが「詞も書きたくなった」という曲
これはシングルプリズムレインに包まれてのカップリングでした。
ハーモニカソロが素敵ですよ。



#04. 君に逢いたい
作詞:青木久美子

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Paul Jackson Jr.
Sax David Boruff
Tp1 Gary Grant
Tp2 Jerry Hey
Tb Bill Reichenbach
T.sax Dan Higgins
Background Vocals Peter Beckett, Steve Kipner

私はこの曲の音階の上下が大好きですねー。
気持ちいいですねー。
ほんでもって、青木さん節。
過去と書いてあと、未来と書いてさき、瞳とかいてめ、と読む。そしてアイランドは孤島でございます。杉山メロハーにはやはり青木さんの言語センスがよくはまります。




#05. STOMY NIGHTの向こう側
作詞:田口俊

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Steve Lukather
Tp Jerry Hey, Gary Grant
Tb Bill Reichenbach
Sax Larry Williams
Background Vocals Tom Keane, Timothy B. Schmit, Tommy Funderburk

メロハー一歩手前の、ワタクシが一番メロメロになってしまうタイプの杉山さんの曲のパターンです。
あと、このテッテケテケテケの淡々としたギターのリズムがこれまたあおるんですよ、あ、ソロもカッチョイイんですが。そんなんより、目立ってないときのギターがあかん、くすぐるのよね、こう、ハートを。


#06. 空から降りてくるLONELINESS
作詞:青木久美子

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Michael Landau
Guitar solo Steve Lukather
Synth Hiroshi Shinkawa
Background Vocals Yasuhiro Kido, Kiyoshi Hiyama

青木さんだって、当て字ばかりじゃなくて、本当にシンプルな素直なストレートな歌詞を書くのですが、これはその典型。



#07. HERE AND THERE
作詞:杉山清貴、Lyzz Yamazaki

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Michael Landau
Guitar solo Steve Lukather
Synth Hiroshi Shinkawa
Tp Jerry Hey, Gary Grant
Tb Bill Reichenbach
Sax Larry Williams
Background Vocals Tom Keane, Timothy B. Schmit, Tommy Funderburk, Kiyotaka Sugiyama

お兄やん全開で、こちらを説教してますが、力強くてでも押しつけがましくなく、ごく自然に兄貴していて、まーなんちゅーか、私はこの曲のぶっ飛んだ明るさが愛おしい。
あまりにも楽しそうで、驚きます。しゃーわせ度、マックスです。




#08. OKINAWA IN MAY
作詞:田口俊

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Michael Landau
Sax David Boruff
Background Vocals Yasuhiro Kido, Kiyoshi Hiyama

here and there と同じくらい、このアルバムの中では1、2を争うくらい大好きな曲です。

杉山さんのソロ作品の中で何か一つ選べと言われたら、間違いなく真っ先に頭に浮かぶ曲のひとつだし、田口&杉山コンビの中では最高傑作でしょう。
まあ私が5月生まれだからってのもな、ちょっと影響しているかもしれませんが。

この歌にはカタカナは「フェンス」という単語ひとことだけなんですよね。
日本語の歌詞の力強さとやさしさが同居していて素晴らしい歌だと思います。 



#09. プリズム・レインに包まれて
作詞:田口俊

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Michael Landau
Guitar solo Steve Lukather
Synth Hiroshi Shinkawa
Background Vocals Peter Beckett, Steve Kipner

第一生命のイメージソングでした。

私、これはあんまりシングルとしては聴き込んでいなかったし、当時も特にお気に入りではなかったのですが、今聴くといいメロディーというか、きれいなメロディーですね。
これって、もしかしたら、もっともっと音を削っても面白い作品かもしれません。


#10. NOAH(虹の大陸)
作詞:田口俊

Drums John Robinson
Keyboards Tom Keane
Bass John Pierce
Guitar Michael Landau
Sax David Boruff
Background Vocals Yasuhiro Kido, Kiyoshi Hiyama

とても気持ちのいい曲。ベースも心地よい。最高。




#11. HOME TOWN
作詞:田口俊

Arranged by Jeremy Lubbock
Acoustic Piano and Synth Hiroshi Shinkawa
Harp Gayle R.Levant
Frenchhorn 1 Richard Todd
Frenchhorn 2 Calvin Smith
Strings Assa Drori

このアルバムはバラードが少ないんですが、鉄板バラード&ロマンチック担当は#06の空から降りてくるロンリネスで、こちらのアルバムラスト曲は穏やかなスローバラードです。
ピアノとストリングスとハープの綺麗な音の上に、杉山さんの透明な声がとても美しいです。
それから、そこに「入ってもいいよ。。。」みたいな感じで重なるフレンチホルンの音が優しくて温かいです。











とりあえずオマケとしてピーター・ベケット、スティーヴ・キプナー、トム・キーン
ほかの人まで行くと、封印バリンバリンに破っちゃうから。

ピーター・ベケットと言ったら、やっぱし、プレイヤーの大ヒット曲なのかな。
Player - Baby Come Back

ぱやんぱやんとした最初のほうはともかく、サビの Baby Come Back は聴いたことある方多いのでは



スティーヴ・キプナーも売れっ子セッション・ヴォーカリストで、かつ名ライターでもありますが。
これは確かヴォーカル部分はすべてスティーヴの重ね録りでした
Steve Kipner - Knock The Walls Down (1979)



The Keane Brothers sing Amy (1977)

キーン兄弟
ドラマーのジョンが一つ下の弟です。
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杉山清貴 kona weather ソロアルバム0003

では杉山さんのソロ3作品目の「kona weather」

今VAPから出ているのはこれなのかな?
kona weather
クリエーター情報なし
バップ


ワタクシが所持しているのは1987年12月19日発売。こんな感じです。
杉山清貴 kona weather


杉山さんのレーベルembarkの絵が可愛いですなあ。
ジャケット表はまた顔が見えなくなりました。
裏は顔出ししております。写真はおなじみ岩岡吾郎さん。

こちらの作品では歌詞カードに1曲ずつ、杉山さんのコメントがついています。
(8月に出たシングルのSHADE~夏の翳り~はCDのみのボーナストラックのため、杉山さんにとってはこのアルバムのための作品ではないので、曲についてのコメントは無しです)

このアルバムは、どんどんどんどん「陽」を表に出し始めた杉山さんのソロ作品の中でも初期で一番陽気度が高いですね。
緩やかでリラックスしていて。
少しハードなマイナーロック、一歩手前のメロハー路線の杉山さんの曲も好きですが、私は楽しそう・幸せそうに歌う人にもめっぽう弱いので、このアルバムも愛聴盤です。
また、何度か書いていますが、私は杉山さんのお兄やんっぽい世界も好きで、そういう世界観を一番うまく描いているのは作詞家(本職はベーシストですけども)の田口俊さんだと思います。
このアルバムでは初めて田口さんの作品が入っています。
あとは漢字に自分の解釈をしたカタカナを当てはめるセンスがなんとも絶妙な青木さん、シンプルな言葉で心をえぐる安藤さん、リンダ・ヘンリック、そして田口さんという、さまざまなライターの起用で、すごく恋愛の描き方が幅広くて面白いですね。

beyond...の少しハードなマイナーロックシリアス路線
realtime to paradiseの明るいロックさ
そしてkona weatherのギターっぽさ(ギターぎんぎんではないんだけどもギターちっくなの)

初期の3枚はそれぞれ特色があると思いますが、なんとなく3部作というか、、一緒に聴いても違和感がないですね。


produced by sugiyama kiyotaka

directed by shigeru matsuhashi
co-directed by haruhiro urata haruisa kakeno
rhythm arranger:shigeru suzuki makoto matsushita fujimaru yoshino
backing vocal arranger:shuji ohotsuka hasuhiro kido kiyoshi hiyama
drums:atsuo okamoto eiji shimamura tohoru hasebe masahiro miyazaki
bass:akira okazawa yasuo tomikura hideki matsubara chiharu mikuzuki
keyboards:nobuo kurata yoshinobu kojima tadashi namba masato matsuda hidetoshi yamada
guitars: shigeru suzuki jun shimada makoto matsubara fujimaru yoshino
percussion:nobu saito motoya hamaguchi
sax:jake.h.conseption hidefumi toki
chorus:shuji "ばんます" ohotsuka yasuhiro "りめんば" kido kiyoshi "いいね" hiyama


#01 KONA WIND
作詞:田口俊 作曲:杉山清貴 編曲:木戸やすひろ・杉山清貴・比山清

WEATHERとWINDの違いはありますが、おそらくこれがこのアルバムメインの曲だと思います。
コーラスワークの最初のハミング、音合わせのところ、もしょもしょしゃべっている声、「いってみる?」ピアノのぽろんぽろんとした音、、そして素敵なコーラスから曲が始まります。
「いいね」と言ってるのは比山さんなのか?


#02 DOUBLE RAINBOW
作詞:田口俊 作曲:杉山清貴 編曲:芳野藤丸

今も虹を見ると、この曲が脳内を駆け巡ります。。。。。

ほんで芳野さんのカッティングよ。。。ちらりずむですが、この曲でもあってねぇ、いいよねぇ。

DOUBLE RAINBOW/杉山清貴【公式】


夜ヒットで歌詞を間違えたのも懐かしいねえ

#03 PARK SIDE ROMANCE
作詞:青木久美子 作曲:杉山清貴 編曲:松下誠

ぐー、白旗。理屈抜きで、ほんと、こういうの、、、反則だと思うなあ。やめて欲しい、夢に出てきそう。
コロリとなりますよ。美曲です。ロマンチックです。



#04 MIDNIGHT CONFUSION(恋にナイフを!)
作詞:青木久美子 作曲:杉山清貴 編曲:芳野藤丸

このアルバムの中では一番ロックしております。カッコいいです。


#05 サンセット・ラブソング
作詞:安藤芳彦 作曲:杉山清貴 編曲:鈴木茂

茂さんの編曲。
初期の杉山さんのラヴソングの中ではかなり好き。



#06 HEARTBREAK CITY
作詞:Linda hennrick 作曲:杉山清貴 編曲:松下誠

作詞はリンダ・ヘンリックで英語の歌詞です。歌詞カードには訳詞も載せてくれてあります。
これもちょっと嬉しかったですね、トミー・スナイダーに続いて自分が好きなアーティストが、杉山さんのアルバムワークでクレジットが入ってくると。
リンダ・ヘンリックは親が聴いてた洋楽アルバムのレコードでおなじみの「訳詞家」さんで、お歌も歌っているし、まあ日本でもいろいろ作詞でもおなじみですが、お顔はいまいち知らないんですよね。
子供心に「ヘンリック」てカッコいい名前だなあー、と、例のごとく、カッコいい名前というのに(基準が自分でもいまいちわからないけど)弱かったんだよね。

明るい曲が圧倒的に多いこのアルバムの中で「MIDNIGHT CONFUSION」同様カッコいい担当の曲です。
歌詞でHey misterという箇所が4度あるのですが、それぞれ描き方、歌い方も違っていて面白いです。



#07 I’LL BE THERE
作詞:安藤芳彦 作曲:杉山清貴 編曲:鈴木茂

昔の恋人が結婚して、でも別れた相手の笑顔を見てなんか胸のつかえがとれるよ、、、という世界をめっちゃ明るく歌っております。
明るくて切なくていい曲です。


#08 あの夜の向こうに
作詞:安藤芳彦 作曲:杉山清貴 編曲:松下誠

鉄板スローバラード。
こういうの歌わせたら、ほんとにずるいですからね。はまりすぎです。


#09 A PRIME DAYBREAK
作詞:青木久美子 作曲:杉山清貴 編曲:松下誠

一応ほんとの形ではこれがアルバムラスト曲
すごくあけっぴろげな素直な曲です。明るくて楽観的でどんと来い、的な強さに満ち溢れていて、まあ、それって、若いもんのただの勢い、とも言えますが、、、でもね、明るさって大事よ、って思います。
何も深刻だったり、深淵だったり、重厚でドラマチックなのが、いつもいいとは限らないんじゃないかな。



#10 SHADE〜夏の翳り〜(CD盤のみのボーナストラック)
作詞:青木久美子 作曲:杉山清貴 編曲:佐藤準

ハードなマイナーロックで、ほんでさとじゅんさんのアレンジ、さらに、青木さんの歌詞ですからね、もろめちゃカッコいいでござる。
まあ、、、このアルバムからは非常に浮いておりますが、ボーナストラックですのでお許しを。
あの頃はCDを普及させたいからだったんかな、CDだけに特別に収録っていうの、いろいろありましたね。

ペプシはねぇ。当時住んでた津市はあんまり売ってなかったなあ。まあ、大型スーパーとかに行けばあったのかもしれませんが、よく「コーラ派」とか「ペプシ派」とかあったけど、「そもそも無いから味わからんし、、」って感じでした。
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お題~「美術館へは行きますか?」

お題「美術館へ行きますか?」に参加中

行きますね。美術館、博物館、大好きです。

美術館サイドの「鉄板演目」とも言うべき、エジプト展・中国展・インカ展、、、この手のものは、数年おきになにがしかありますが、、「もうさんざん見たやないか、ちがうことにお金使おう、ほかのジャンルも観よう」と思っても、、
ついつい観に行ってしまう、まさに思うつぼ。
個人的には、インカやアステカ系と、中国では兵馬俑・敦煌あたりを持って来られると、逆らえない。


あと、以前トルコへ行ったときの遺跡巡りで、、、、「ここにあるのはレプリカです。本物はベルリンにあります。」まあ、ベルリン以外にも、いろいろかつてヨーロッパで強かった国に持っていかれてしまった文物がけっこうあって、
(あとは野ざらしだと傷むから、外はレプリカで、本物は室内、というのもありますが)、「列強がこれらを押さえておかなかったら、貴重な文化遺産は失われていた(だから略奪じゃない、返さないよ)」「いやそれは詭弁だ」云々問題を目の当たりにしました。
そうか、、本物じゃないのか、、じゃあまた、あっちの国にいかないとあかんのか、、、と思ったりもしたけれども、結局行ってない・苦笑
ああでもトルコはまた行きたいなあ。ギリシャ、ローマ、シルクロード、キリスト教、イスラム教、ペルシャやヒッタイト、、、なんでもたくさんあるんだよね。夢のような国です。


お題の中に、最近行った中でお気に入りは?という注釈がありましたが、最近、、、とは言えませんが、春先に行った、徳川美術館の「徳川家のおひな様展」は良かったです。
江戸~昭和に至る、徳川家のお姫様たちの雛飾りでは様式の変遷も面白かったし中には、皇室へ嫁いだお姫様のものもあって、その細工の素晴らしさと美しさに感動しました。

また、今でも忘れられないのは、2006~2007年に日本各地を巡回した「ロマノフ王朝と近代日本展」です。
世界5大図書館といわれるロシア国立図書館所蔵の、版画、写真、ルボーク(民衆版画)、書籍、辞典・事典、地図、、、もう、本当に見ごたえのある展覧会でした。
私は静岡の会場でみたのですが、戸田村にロシア使節団が3か月ほど滞在したなどの交流があったからなのか、学芸員さんたちの努力のおかげなのか、よくわからないのですが、静岡は入場料無料だったんですよねぇ。
わたし、最初は2時間以上かけてみましたが、あまりの膨大な出展数に、へとへとになりました。後日また出直して数回観に行きました。

その後、バレエやスケートの遠征でほかの地方に行くときに、ちょうど開催していたので、時間が空いてるときに観ようかな、と思ったら、「ああ、こっちは有料なんだ?」とびっくり。
というか、むしろ有料なのが当然じゃないんですか???ってくらいの規模だったんですけどもね。


今楽しみにしているのは来年3月からの「ミュシャ展」です。これまで資料でしか見ることができなかったスラブ叙事詩全20作を日本で見られるなんて、夢のようです。


有名な絵画、版画とかって、けっこう見ることできたから、できれば、これまで見たことのなかったものに出会いたいです。学芸員さんたちの素敵な企画を楽しみにしています。
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