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☆眠れぬ夜に書くブログ

2007年08月02日 02時31分22秒 | 文学
晩御飯前にすこし眠ったので、眠れなくなってしまった。
ちょっと暑いし。
眠れぬままに考えていたら、今回は資格試験を受けないことでいいんではないかと思い始め、そう思ったらなんだか気が楽になった。
ずっと試験勉強しないとなーと思いながらもしない日々が結構ストレスだった。
やめちゃえ。
またでいいや。また来年にしよう。来年来年。はいはいおしまい。
あー、楽になった。
やれやれ。
やはり勉強する習慣をつけることから始めねばなるまい。
新たな習慣を身につけることが本当に苦手だ。
ここ何年かで新しく身に付いたことといえばこのブログを書くことぐらいだ。ほかには何にも変わってない。趣味も増えてないし。
本を読むのだけはもう二十年近く続いている。

眠れぬのでシュテファン・ツヴァイクの「マリー・アントワネット」(中野京子訳・角川文庫)を読む。(現在上巻の138ページ)
ゲーテがアントワネットと同時代であることを知る。
興味のあることはリンクすることがよくある。
この間もなにか読んでるときになにかの話が出てきてああつながってるなと思った。(ってもっと具体的に書かないと意味がわからんな。ええっと、過去の履歴を見ると、……
そうそう、加藤周一の「読書術」を読んだときにマルクスが出てきたんだった。)
ソフィア・コッポラの映画ではぼやかされていたが、ルイ十六世は性的な欠陥が肉体的にあり(簡単に言うと極度の包茎)、外科手術を行ったようであるということもこの本ではきちんと書かれてあった。えらい。このようなことはきちんと書くべきだ。
しかしソフィア・コッポラの映画でそこまで描けとはさすがに言わない。おしゃれでかわいらしい映画に包茎は似つかわしくない。包茎は恥ずかしがることではないが、かわいらしいことではない。もちろんおしゃれでもない。
ぼやかして結構です。
それ以外では案外ソフィア・コッポラの映画が歴史に忠実に(というかこの本と同じように)描かれているので意外だった。もっと勝手に作ってるのかと思ってた。

マリー・アントワネットが主人公の本はいろいろあって、遠藤周作や藤本ひとみもあるようだが、遠藤周作は「深い河」を読んだときに、読みやすいけれどもだからどうしたの、という感想しか抱けなかったし、藤本ひとみはよく知らないけど一条ゆかり風の若ぶったおばさんのイメージなのでもっとも有名なツヴァイクの本にしてみた。
僕は若ぶったおばさんがあまり好きではない。
田辺聖子か河野多惠子かといえば絶対的に河野多惠子だ。
「うちのとーちゃん死んでもーた」の故・大屋政子は天敵に近い。
話が収拾がつかなくなってきたのでそろそろ寝る。

(今回のタイトルは遠藤周作「眠れぬ夜に読む本」から頂きました)
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