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成瀬巳喜男監督『乱れる』

2017年10月12日 00時06分58秒 | 映画
成瀬巳喜男監督『乱れる』を見た。
若いころの加山雄三って長嶋一茂に似てるなと思った。長嶋茂雄と加山雄三って似てるんだろうな。
確か何かの映画の本を読んでいたときにこの映画が出てきて、気になっていたのだが、そのときにどういう取り上げられ方をしていたのかもう思い出せない。動線とかそんな話だったと思う。
『ONCE ダブリンの街角で』を見たときも思ったが、男女が肉体関係にならない関係というのはいい。
肉体関係も持たないし、キスもしないというのは見ていて飽きない。
この映画も、お互いに好きなのに、でどちらかといえば高峰秀子が加山雄三のことが気になって仕方がないのに、戦死した夫の弟ということで関係が深くならない。でもいっしょに旅館に行く(高峰秀子が加山雄三を連れて行く)。
でも、それでも何もできない。
最後は加山雄三が崖から落ちて死んでしまうという、ちょっと滅茶苦茶な終わり方だった。
二人は結ばれない、でも話を終わらせる、となったときにこういう終わらせ方しかなかったのだろう。ちょっと終わりがどうかな(でも仕方ないかな)と思うが、とてもおもしろかった。
草笛光子が美しい。
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