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宮沢賢治『ポラーノの広場』

2017年07月10日 23時42分55秒 | 文学
宮沢賢治『ポラーノの広場』(新潮文庫)はおもしろくなかった。
「風野又三郎」は「風の又三郎」のほうがおもしろかった。又三郎が謎の転校生ではなくて、妖精のようなものなのでなんでもできることになってしまう。空想の度合いが大きすぎて興味がわかない。
「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」は、「グスコーブドリの伝記」のほうがおもしろかった。
ブルカニロ博士の登場する「銀河鉄道の夜〔初期形第三次稿〕」も、登場しない第四次稿のほうがよい。カムパネルラがザネリを助けて死んで、カムパネルラのお父さんがジョバンニに彼のお父さんが今度帰ってくると言ってくれるほうがいい。
「ポラーノの広場」には途中から全く興味を失ってしまった。

ここまでわりと興味を持って宮沢賢治を読んで来たつもりだが、この文庫では興味が持てなかった。
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