さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

17 マイバックページ (2011.05.28 TOHOシネマズ川崎 シアター8)

2011-05-29 17:57:17 | 映画日記2011
松山ケンイチ×妻夫木聡の1960年代末から1970年代初頭の全共闘運動の運動家とジャーナリストを描いたノンフィクションな映画だ。

正直なところキャストにやられた感がある。松山の鬼気迫る部分と妻夫木の真面目な部分。それが運動家とジャーナリストの緊張感につながっていて、強いては映画全体の緊張感につながっている。より一層、映画を楽しいモノとしていると感じた。

全共闘運動がどんなモノであったのかは今回の様な映画などでしか知る由はなく、何が正しく伝わっているか判らないが、臨場感溢れる映像で表現されると本当の当時を再現しているかの如く伝わってくる。それがこの映画の良さだろう。

あと、個人的に嬉しいのは忽那汐里(くつなしおり)がでているコト。

さんちゃん評価:4.5点(大満足)

16 プリンセス トヨトミ (2011.05.28 TOHOシネマズ川崎 シアター3)

2011-05-29 00:48:03 | 映画日記2011
一刻も早く「さんちゃん的にオススメ出来ない!」ってコメントを伝えたくて、書き込もうと思って書いています。"こんなん、映画として認めてはいけない!"と思った。

「大阪国」を存在させたいと映画は言っているが「なぜ大阪国を存在させたいか」が全くわからない。そこをうまく伝えないとこの映画の面白さは何も伝わらないのではないかな。じゃ、「大阪国はなぜプリンセスを守ろうとしているのか?」そこも全然伝わらずわからない。プリンセスは自分がプリンセスであることも判っていない。登場する査察員が彼女を危険から救うためにタクシーに乗るのだが、大阪国は詳しい調査をしないままに誘拐だと判断してしまい敵対してしまう話の展開にただただ理解しようとする気持ちさえも薄れてしまっていく。この「大阪国」は何を目的に存在して何をしているのか、全くわからない。

しかし、父親と息子という人間関係を描こうとしている事だけは伝わってくるが、いかんせん映画の内容が全然わからないだけに、何にも伝わってこず何も感動もできない。

ぜひ、この映画の見方を誰か教えて欲しいくらいだ。どの部分をどう理解して全体をどう理解していくのか。それがわからないままではオススメは出来ない映画だ。

さんちゃん評価:0点(久々登場の理解出来ない映画)

15 パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉 (2011.05.21 TOHOシネマズ川崎 シアター5)

2011-05-22 17:33:13 | 映画日記2011
ジョニーデップ主演の海賊映画第4弾。
さすがにシリーズ独特の面白さは踏襲しつつ新たな展開を始めるが、そこが落とし穴になっている。

前作までの3本で敵を倒し、今回から新たな展開・・・となると、仕方ないが説明が多くなってしまう。わかっていながらもドンパチを期待しちゃうのでもの足りなさを感じつつ、ふと振り返るとこれまでの作品よりも笑うポイントも少ないような気がする。

とは言え、いつも通りのジャックの三枚目さはより一層強く描かれていたと思う。

そして新たなパートナーにはペネロペ・クルス。それはどうかなぁ~と思ったが、頑張っていたと思う。

あとは、エンドロール後のひとネタだ。忘れちゃいけないな。

さんちゃん評価:3点(期待レベルでなかったなぁ~)

第7回蛇いちご賞(2010:スポーツ報知)

2011-05-03 17:18:06 | 各種アワード
昨年公開の邦画。イタい作品はどんな作品だったのかなぁ~と振り返ると・・・へぇ~って言う部分もありますわなぁ~。面白いもんです。はい。

作品賞
 「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」
 「ノルウェイの森」

主演男優賞
 アントニオ猪木(「ACACIA」)
 水嶋ヒロ   (「BECK」)

主演女優賞
 菊地凛子   (「ノルウェイの森」)
 黒木メイサ  (「SPACE BATTLESHIP ヤマト」)

助演男優賞
 該当者なし

助演女優賞
 加藤あい   (「THE LAST MESSAGE 海猿」)
 水川あさみ  (「今度は愛妻家」)

新人賞
 USA(=宇佐美吉啓)(「京都太秦物語」)
 小栗旬    (「シュアリー・サムデイ」監督)

監督賞
 堤幸彦    (「BECK」)
 トラン・アン・ユン(「ノルウェイの森」)


ヤマトの黒木メイサ・・・やっぱりなぁ~。

第31回ゴールデンラズベリー賞(2010)

2011-05-03 17:01:16 | 各種アワード
少し遅くなりましたが、昨年の作品を美味しく評価するラジー賞を掲載します。

最低作品賞
 『エアベンダー』

最低主演男優賞
 アシュトン・カッチャー:『キス&キス』そして『バレンタインデー』に対しても

最低主演女優賞
 サラ・ジェシカ・パーカー/キム・キャトラル/クリスティン・デイヴィス/シンシア・ニクソン:『セックス・アンド・ザ・シティ2』

最低監督賞
 M・ナイト・シャラマン:『エアベンダー』

最低助演男優賞
 ジャクソン・ラスボーン:『エアベンダー』そして『エクリプス』に対しても

最低助演女優賞
 ジェシカ・アルバ:『キラー・インサイド・ミー』
   そして、『Little Fockers』『マチェーテ』『バレンタインデー』に対しても

最低脚本賞
 M・ナイト・シャマラン:『エアベンダー』

最低スクリーン・カップル/スクリーン・アンサンブル賞
 キャスト全員:『セックス・アンド・ザ・シティ2』

最低前編・リメイク・スピンオフ・続編賞
 『セックス・アンド・ザ・シティ2』

最低3D作品賞
 『エアベンダー』


まぁ、とってくれましたね『セックス・アンド・ザ・シティ』。もう続編はナシだな。

第6回蛇いちご賞(2009:スポーツ報知)

2011-05-03 16:54:24 | 各種アワード
昨年、掲載を忘れていたので遅くなりましたが掲載しておきます。
まぁ、特別なコメントはないが、そんなもんだなぁ~と思い出してしまいました。

作品賞
 「しんぼる」
 「ROOKIES〜卒業〜」

主演男優賞
 松本人志  (「しんぼる」)

主演女優賞
 広末涼子  (「ゼロの焦点」)
 長澤まさみ (「群青 愛が沈んだ海の色」)

助演男優賞
 竹中直人  (「新宿インシデント」「僕らのワンダフルデイズ」)

助演女優賞
 福田沙紀  (「ヤッターマン」)
 香椎由宇  (「釣りキチ三平」)

新人賞
 ステファニー(「プライド」)
 高山侑子  (「空へ―救いの翼 RESCUE WINGS―」)

監督賞
 松本人志  (「しんぼる」)
 岸谷五朗  (「キラー・ヴァージンロード」)

14 英国王のスピーチ (2011.04.30 フォーラム福島 フォーラム3)

2011-05-01 17:26:16 | 映画日記2011
アカデミー賞受賞の佳作・・・と言いたいが、あまり満足するものではないな。
コリンファースは嫌いではないが、まぁ、テーマがしゃべれないと言うもので、映画としてちょっと小さなテーマだなと思ってはいたが、見方を変えて

「ジョージ6世」と「Dr.ローグ」

と言う友情物語と言う視点で見るとなかなか面白く見えるし、あとあと、ローグは王から勲章までもらっている事実を聞くとなんとも心温まる話だなと思える。

しかし、結局淡々と映画が進んでいくので、もうすこし事件や事故が起こって緊迫感があればよかったのだが、抑揚がないと言うのが致命的だ。

そういった部分も含めて日本人向けではないような気がした。

さんちゃん評価:3点(友情物語として見よう!)

13 八日目の蝉 (2011.04.30 福島フォーラム フォーラム6)

2011-05-01 16:55:42 | 映画日記2011
永作博美が誘拐犯、井上真央が成人した誘拐された少女。
生後6ヶ月の女の子を誘拐し、育て、少女は4歳。誘拐犯は逮捕され、母と慕った女と引き裂かれ、少女が成人しそんな過去を背負って生きていくと言うヒューマンドラマ。

確かに誘拐は犯罪ではあるが、映画にはまっていくと、引き裂かれる事の方が残酷だと感じてしまう。実の母の元に戻されていくのだが、4歳の少女にとって知らない人の家に押し込まれてしまっていると言う現実がのしかかっているわけだ。

そんな人と違った人生を歩んでしまっていることと、7日で死んでしまう蝉が8日目をどう生きるかを対比させたテーマが面白い。

周りに仲間がいなくて淋しくすごして死んでいくのか、誰も見たことも無い日を楽しんで死ぬのか、見方・発想の違いで自分自身がどう豊かになるのかが・・・と言う部分だ。

色々なことを思い出していく少女の姿に色々な葛藤が見え隠れする部分を見れるところはこの映画ならでわの見所で、最後には涙まで・・・。

大満足な2時間半。あっと言う間だ。

さんちゃん評価:5点(犯罪は犯罪だが・・・その後は難しい・・・)