さんちゃんの映画日記 since2005

さんちゃんが見たという映画を斬りまくるブログ
<05年以前を復元!!14年以降旧作は各年に>

14 英国王のスピーチ (2011.04.30 フォーラム福島 フォーラム3)

2011-05-01 17:26:16 | 映画日記2011
アカデミー賞受賞の佳作・・・と言いたいが、あまり満足するものではないな。
コリンファースは嫌いではないが、まぁ、テーマがしゃべれないと言うもので、映画としてちょっと小さなテーマだなと思ってはいたが、見方を変えて

「ジョージ6世」と「Dr.ローグ」

と言う友情物語と言う視点で見るとなかなか面白く見えるし、あとあと、ローグは王から勲章までもらっている事実を聞くとなんとも心温まる話だなと思える。

しかし、結局淡々と映画が進んでいくので、もうすこし事件や事故が起こって緊迫感があればよかったのだが、抑揚がないと言うのが致命的だ。

そういった部分も含めて日本人向けではないような気がした。

さんちゃん評価:3点(友情物語として見よう!)

13 八日目の蝉 (2011.04.30 福島フォーラム フォーラム6)

2011-05-01 16:55:42 | 映画日記2011
永作博美が誘拐犯、井上真央が成人した誘拐された少女。
生後6ヶ月の女の子を誘拐し、育て、少女は4歳。誘拐犯は逮捕され、母と慕った女と引き裂かれ、少女が成人しそんな過去を背負って生きていくと言うヒューマンドラマ。

確かに誘拐は犯罪ではあるが、映画にはまっていくと、引き裂かれる事の方が残酷だと感じてしまう。実の母の元に戻されていくのだが、4歳の少女にとって知らない人の家に押し込まれてしまっていると言う現実がのしかかっているわけだ。

そんな人と違った人生を歩んでしまっていることと、7日で死んでしまう蝉が8日目をどう生きるかを対比させたテーマが面白い。

周りに仲間がいなくて淋しくすごして死んでいくのか、誰も見たことも無い日を楽しんで死ぬのか、見方・発想の違いで自分自身がどう豊かになるのかが・・・と言う部分だ。

色々なことを思い出していく少女の姿に色々な葛藤が見え隠れする部分を見れるところはこの映画ならでわの見所で、最後には涙まで・・・。

大満足な2時間半。あっと言う間だ。

さんちゃん評価:5点(犯罪は犯罪だが・・・その後は難しい・・・)