日記帳

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Book Review No.287「赤ちゃん学を知っていますか?」

2009-09-28 | 読書
産経新聞「新・赤ちゃん学」取材班 著(新潮文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆
知識度:☆☆☆☆☆
娯楽度:☆☆☆☆
難易度:☆☆

子どもが産まれてからというもの、本、雑誌、インターネット等であふれる色々な情報に一喜一憂する日々だが、専門家が書いたものではなく、取材班がまとめた本作は、押し付けがましくなく、かつ、視点が斬新で好感が持てた。
特に興味をひかれたのが二部の「ことば」と三部の「テレビ」。
英語の早期教育やそれを後押しするCM等には以前から胡散臭さを感じていたところだったが、科学的見地から答えを導いてくれて我が意を得たりという思いだった。




飲んだくれバンザイ

2009-09-26 | 日々つれづれ
昨日は5週間ぶりの飲み会!
アルコールを口にするのも5週間ぶりです。

妻と若には御実家に一時帰省してもらっていたので、終電までガッツリ飲み。
しかも、ワインバーで1人1本ペースで飲んだ後に、ベルギービールという男らしさ。

久々なのに突然のフルアクセルで当然激しく酔っ払い。

終わった段階ではそんなに酔ってるつもりはなかったんですけどね・・・。
帰りの電車で座った途端に頭がグラ~ンときました。
そして、お決まりの嘔吐感・・・。

とは言え終電で途中下車するわけにもいかないので、耐える耐える。
・・・そのうち寝てしまったらしく、気が付いたら寝過ごして一駅先の駅。

電車を降りてもまだ頭グラグラだったので、ちょっと休もうとホームのベンチに座ると駅員から「もう閉めまーす。」とのこと。
あ、終電だったよね・・・。

どうにか駅郊外に出てタクシーで帰宅。
寝過ごしたのが一駅だったから1メーターで帰れたけど、もっと先だったらえらいことになってたな・・・。

そして、何とか帰宅するやいなや玄関先でそのままダウン。
気が付いたら朝でした・・・。

こんな話を妻にしたところ、「何歳になったの?」とありがた~いお言葉を頂戴しました。
いや、ごもっとも。

子守りシルバーウィーク

2009-09-21 | 日々つれづれ
妻がリハビリ外出中のため、ぐずる若を膝に乗せつつ日記を更新中です。
抱っこさえしていればどんないい加減でもそれなりに寝てくれる若。
電磁波を浴びないよう、膝を机の下に入れつつ苦しい体勢になりながらも・・・。

今日は妻は出産後初めて電車に乗っての外出。
一駅隣に行っているだけですが、先日は駅まで行っただけでめまいがして帰ってきたので今日は大丈夫かな・・・?

世間はシルバーウィークで行楽色一色ですが、我が家は子守り一色。
もう十分遊んだからこれはこれでいいでしょ・・・と言いつつも、出かけたい欲求がムズムズ湧いてくるのもまた事実。
来年の今頃にはだいぶ動けるようになってるかな?


お散歩

2009-09-19 | 日々つれづれ
生後一か月を過ぎた今週から、徐々に外の空気に触れさせるようにしてます。

初外出の先々週は抱っこで家の前の公園まで。

二回目の先週は初のベビーカーで近所の神社まで。

そして、今日はベビーカーで近所を一周。

先週の二回目までは不安気な表情で硬直していた若ですが、今日は途中から熟睡・・・。
慣れてきたのか大物なのか・・・?

この調子で寝てくれるんだったら、どっかお店でも入れる気もするけどなー。

Book Review No.285「暁の旅人」

2009-09-16 | 読書
吉村 昭 著(講談社文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆
知識度:☆☆☆☆☆
娯楽度:☆
難易度:☆☆☆☆

題名が非常に示唆的だが、まさに日本近代医学の「暁」ともいうげき松本良順の史伝。
ポンペに師事した医師ということは何となく知っていたが、牛乳の普及に貢献したり大磯海水浴場を開発したりという医療以外の業績については全く知らなかった。
そして、幕臣としての硬骨ぶりも。

吉村昭の描く小説は、「小説」というよりも解説にあるように「史伝」であるものが多く、一見淡々として盛り上がりに欠けるが、内容が非常に深い。
本作も実に精緻な調査が成されているのを感じる。

倉木麻衣&寺尾聰

2009-09-12 | 日々つれづれ
今日は若がぐっすり寝てくれて、珍しく穏やかな金曜の夜。
珍しく音楽番組なんぞゆっくり観てました。
金曜23:30からのフジテレビ「僕らの音楽」
ゴールデン枠の歌番組が訳が分からん状態になっている中、なかなか良質な歌番組であんまり観れないけど結構好きです。

今日はメインは倉木麻衣で、寺尾聰と対談。

倉木麻衣ってデビュー当時は全くメディア露出してませんでしたが、最近はテレビでトークしたりもするんですね。
まともに話しているのを初めて見ました。

きれいな敬語を使えていたし、目上の寺尾聰を立てて、品のある話し方をする人ですね。
最初の頃は「宇多田ヒカルのパクリ」とか言われたりしてたけど、少なくとも話し方は似てもつかない。
ちょっと格好がキャバ嬢っぽい気がしたけど・・・。
もうちょっとナチュラル系のほうがお似合いなんじゃないでしょうか?

唄はデビュー曲と最新曲のほかに、何と寺尾聰の名曲、「ルビーの指輪」をカバーしてました!
生まれる前の曲でしょ?

感想は・・・、うーん、確かにうまいんだけど、あの曲は美しい高温で歌う曲じゃない気が・・・。
寺尾聰って全然歌がうまいとは思わないんですが、独特の味わいがあるんですよねー。

ちなみに、私は寺尾聰は結構好きです。
歌は「ルビーの指輪」しか知らないけど、俳優としての演技力は凄いと思います。
62歳かあ・・・。
実に渋い。
26歳の倉木麻衣とトークしていても、違和感ないし。
ああいう中年になりたいもんです。

Book Review No.284「点と線」

2009-09-10 | 日々つれづれ
松本清張 著(新潮文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆☆
知識度:☆☆☆☆
娯楽度:☆☆☆
難易度:☆☆☆

先日「松本清張賞受賞作」を読んだので、それにつられて久々に本家本元の名作を読んでみました。
さすがに、本家はおもしろい!
やはり物語のテンポというか、背景の濃さというか、何かが違いますね。
時刻表のトリックなんかも推理小説の王道ですが、実に凝っている。
もう40年近くも前の作品ですが、全く古さを感じません。
(刑事が飛行機の存在になかなか思いつかないのが時代を感じましたが・・・)

王道的推理小説ですが、汚職問題、女の情念、旅情といろんな要素がうまく噛み合っていて「さすが!」という感じです。

一週間

2009-09-05 | 日々つれづれ
先週の日曜日に妻と若が帰館。
家族3人での生活が始まって一週間が経ちました。

当たり前ですが、すべてが子供中心の生活です。
正確に言えば、子供の授乳時間、沐浴時間及び睡眠時間中心
授乳時間を中心に沐浴の時間が決まり、そして寝てくれた時間に自分らのことをすると。
私は平日は朝と夜だけですが、妻は本当に大変そうです。

でも、やっぱり帰って待ってる人がいるっていうのはいいなー。
少々睡眠時間が短くなっても日々の気持ちの張りが全然違います。

Book Review No.283「一応の推定」

2009-09-03 | 読書
広川 純 著(文春文庫)
<評価>
感動度:☆☆☆
知識度:☆☆☆☆
娯楽度:☆☆☆
難易度:☆☆☆

推理小説はあまり好きなジャンルじゃないのだが、帯に惹かれて久しぶりに手にとってみた一冊。
「松本清張賞受賞作」というだけあって、
・駅が舞台
・社会問題も折り込んでいる
・全体的に重厚な雰囲気
と、時代は現代だが、どことなく清張っぽい雰囲気。
推理小説としての意外性や事件性よりも、人物の心情描写に力を入れている感じがして推理小説嫌いとしては逆に好感が持てた。
ただ、典型的な推理小説として期待して読むと、結末の意外性のなさが物足りなく感じるのでは?