楽しく学ぶ翔雲書道教室

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書道創作の手引き Part 1

2012-12-14 23:29:31 | 書道
創作の順序や経路、範囲を考える

臨書学習の重要性

 書の学習において臨書の及ぼす影響は極めて大きく、臨書学習の重要性を認識し、
知識と技術の練磨が大切です。
初めは先生に臨書して頂き、それを手がかりに学習する。
段階を経て独力でやるよう努力し、形臨、意臨、背臨と学習活動、内容を発展ましょう。

臨書から倣書、そして創作へ

 倣書は、臨書を創作に応用していくという意味から、まったく違う語句を用いて古典の雰囲気を再現する方法です。

古典臨書が相当出来る人でも、創作となるとどうして展開してよいのかわからないのが普通です。
一字一字書けても作品としてまとめられないということです。
それは古典一般の作品形式と現代書の作品形式が異なるためですが、
古典で学んだ文字をどのように味付けしたらよいかと言う問題です。

この問題を解決するための手法が倣書と言えるでしょう。

倣書の題材

 いつの時代のものを倣書してもよいが、
芸術性や現代性を発揮する作品にするためには、
江戸時代の名手たちの作品や中国の古典はもとより、
明清以降の人たちの作品が望ましい。

倣書の本来の意味は、古典や誰かの作品に似せて書くことです。
一人で作品を書けるようになる手段ですから、
作品の形式や発想を自分の考えでまとめていくことが大切です。

好きな漢詩や詩文を選び、集めた資料の中から集字をします。
いろいろな書体があるので、出来るだけ統一性と調和を心がけましょう。

古典の文字を取って、そのまま作品にする。
古典を忠実に学習したつもりでも、その人の個性が出てきます。
さらに印象を強くかつ積極的に出そうとした場合は、立派な作品になるでしょう。
















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