楽しく学ぶ翔雲書道教室

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目を鍛えろ!

2012-08-17 12:45:11 | 書道
目と手と頭は、書道上達の大切な要素だ。

「目」は、観察力。
「手」は、筆を持って書く技術。
「頭」は、創意工夫する思考力と創造力。
この3つが、バランスよく調和していて、
書道が上達していくのである。


さて、目(観察力)であるが、
臨書を学ぶ場合は、原帖をしっかり見る。
次に字形をしっかり捉えることである。
線で考えると、引き方はどうなっているのか?。
線質は、どのようなのか。
筆の入り方、終り方、太さや細さ。

作品のお手本の見方も重要だ。
字の大きさ、墨の量、文字の配置、全体構成など。
出来るだけ細部にも神経を行き届け、
しっかり見る目が要求される。

難しいことであるが、錬度が高まると、
形では見えないものも、捉えられることが望まれる。
高度な要求であるが、上達が進むと、
いわゆる字脈、気脈も見れるようにならなければならない。

このように書道は、目の力がとても大切なのだ。






筆と仲良く…

2012-08-17 00:50:06 | 書道
書道の上達方法は、技術的なこと、
そして理論的なこと、感性を磨く面とあると思います。

そして私個人の経験から言うと、天才や秀才は別として、
上記した技術、理論、感性を磨くには、
やはり97%の努力と、3%の才能ではないかと思います。
あくまでも私見ですが、そう考えています。

技術的なことは、臨書からいろいろな書の技法を学ぶことです。
横画一本にしても、その入筆角度や入筆方法は、いろいろあります。
そのことをしっかりと自覚して書くのと、漫然と書くのでは全く違うと言えましょう。
自分がどのように始筆し、またどのように送筆し、どう終筆させたか。
それすらも分からず書いていては、学習の意味がありません。

また、筆もいろいろな種類があります。
長短、剛柔、太細、硬軟…それらを使いこなさなければなりません。
筆を使いこなし、筆を自由に操れると、
書の上達は、一気に進むことと思います。

比田井天来は、上手になるためには、
「筆の1本の毛をも、自分の意思で動かすこと…」
と話していたようです。
全ての筆の毛を自分の意思で自由に操れると、
思ったような線が引けるかもしれません。

とにかく筆と仲良くすることです。


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