クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

老いさらばえば

2017年12月25日 | ちっちゃいおっさん
先週、母の転院手続きのために帰省しました。

今春から父が一人で暮らしをしている実家は以前にも増して脱ぎっぱなしの衣類、レジ袋、弁当やおかずの殻、昔の郵便物等々で相当散らかっており、足の踏み場もままらない状況。

どうしてこうなんだろうか。

ただいまを言う前に大きなため息を吐いてしまいます。本当に疲れる。 

それは食卓の上も同様で、帰る途中で買った寿司のパックを置く場所もありません。

元々、夫婦揃っての片付け下手で、なまぐさだった性格が老いて拍車がかかったよう。

「老いたら皆そうなるから・・・」と大目に見ろと人はいうのですが、年寄りが全員そういうわけではないのでしょう? 

久しぶりに会うたび、更に頑なにそして子供っぽくなっていく父親と対するのは、哀しくもありまた諦めに近い想いが湧いてくるものです。

さて、その散らかった食卓に一葉の喪中葉書がありました。

みると「憲ちゃんシリーズ」の憲ちゃんのお母様が享年77歳で亡くなったというもの。

憲ちゃんのお父様は確かもう20年前くらいに亡くなっていたと覚えているので、喪主は憲ちゃんとふたりの妹となっていました。

77歳は母に比べると9歳も年下。それでも福々しくふてぶてしい母に比べると、憲ちゃんのお母様は若い時分から随分と痩せて疲れているように見てたので、ずっと年上かと思っていました。

「茅野のバンバ死んだんだわ・・」
「なんかそうみたいだね。葬式は行ったのか?」
「そこらじゅうもう皆、死んでいねぇんだ。木須のおっかちゃんも死んだぁ。誰とも付き合いないから行かなくでもえぇんだぁ。」 

新日鉄が隆盛を極め、拓銀が偉ぶっていた高度成長期の室蘭市は当時、たくさんの子供の笑い声で溢れていました。

私を含めたその子供たちは職を見つけるのに難しい土地を離れ、他の土地で家庭を持ち子供を育てようやく落ち着こうとしています。

日本の少子高齢化をぎゅっと煮詰めたような北の街はこれからどうなっていくのかな。

そして両親はどうなっていくのだろう・・・。

ストレスが多い私や弟の方が先に逝くのではないかなぁ。