虫愛でる主婦の日記

茅ヶ崎在住25年を超えました。
このブログも20年目を超えました。よく続くねぇ

母その2(緑の手)

2004-11-05 06:53:49 | ガーデニング
「緑の手」を持つ人がいるそうだ。

魔法のように植物を育てて、美しく花を咲かせる人のことらしい。
花と話ができる人、といったところ。私の母はそういう人らしい。

本人曰く、べつに大したことはしてなくて、
「時季を決めて世話をする」
「なんか元気ないなー、と思ったら肥やしをやる」くらいだそうだ。
でも、近所のおばさんには「いつもきれいに咲かせているわねー」と、感心されている。

我が家にはシャコバサボテンがある。
毎年きれいな花を咲かせているが、いつも花芽が確実に成長してきたものを実家から持ってきて、クリスマスごろ楽しみ、花が終わって暑くなる前に実家に戻していた。

昨年は、冷夏だったので、シャコバサボテンは初めて我が家で夏を越した。
このままウチの近くの気候に慣れてくれれば、毎回行ったり来たりしなくて済むと思い、私が管理することになった。

シャコバサボテンはさし芽で増やしたりしたことがあるので、私も育てるのに多少自信があった。
が、その年の12月になっても、花芽が形成されず、ぱらぱら程度にしか咲かない。

ウチに母が遊びに来たときに、その株を見せて、
「肥料足らなかったかな?今年はもうだめだね」
と話していたら、
「肥やし(彼女は「ひりょう」と言わず、「こやし」と言う)たくさんやってみて。これからでも咲くよ。」と言う。

彼女の言うとおりに肥料をたっぷり(やりすぎ?と思うくらい)あげてみた。
来年きれいに咲いてくれれば、程度にしか思っていなかったが、このあと、すぐにシャコバは花芽をつけた。
施肥の時季からはおおはずれなのに、シャコバサボテンの声でも聞こえたのだろうか。
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4 コメント

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私も欲しい。 (ジョルジュ)
2004-11-05 11:19:20
緑の手、緑の指。

チムという、緑の手の持ち主の少年が出てくる童話を

読んだ事があります。オバサンになってから。

読後感は、「これは 子供向けじゃない!」

大人を癒してくれる物語でした。

植物への、ちょっとした気遣い、細やかな愛情を注ぐことができる人、なんでしょうね。

そんなお母様に育てていただいた、

心優しいママなんですよね、虫主婦さん。
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肥料は大事ですネ (フローリスト シュエット)
2004-11-05 11:26:35
肥料はあげないとかわいそうですネ、人間で言う食事と一緒ですから、一番いいのは、毎日2000倍ぐらいの薄めの肥料を、あげるのがいいのですが、なかなか難しいです。シャコバサボテンは、10月~11月になると乾燥気味に管理しなければいけないので、大変ですね。といっても私の家のシャコバシャボテンは、自然のままでほったらかしなんですが、小さいながらも毎年花は、律儀に咲いてくれます。何年も経っているので下の方は木質化してきています。差し芽で株の更新をすればいいのですが、たくさん出来てしまうのでためらいます。3鉢あるのでこれ以上殖やしたくないので、今いる子に頑張ってもらっているのが現状です。



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ははは~ (虫主婦)
2004-11-06 12:52:56
ジョルジュさん>

細やかな愛情、というのは今後の続編をお読みになってからのほうがよろしいかと・・・(「母」、シリーズ化?!)

私も母もユニークな人種だと思いますので。

虫主婦版「あたしンち」かな。



フローリスト シュエットさん>

肥料は毎日が一番いいのですか、知りませんでした。

シャコバサボテンは10月の長雨にやられたようです。

ウチはマンションなので、家の中に入れると今度は暑すぎるんです。

来年もウチは増やそうと思います。
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勝手に殖えてしまう物 (フローリスト シュエット)
2004-11-07 08:35:25
意図せず、植物の生命力の強さでベゴニアが、殖えてしまいました。可愛いやらまた殖えてしまうな~と思いながら、せっせと肥料を、やりつつ育てている私です。
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