筑紫の国から『花つくし日記』

福岡から情報発信の山野草・庭の花などをテーマにしたブログです。
お花紹介は九州に咲く季節の花がメインですよ。

万葉集/巻7-1212  桜(さくら) 2024年4月

2024年04月07日 | 21.万葉の花

(さくら)を詠んだ歌
万葉の時代も、(さくら)と呼ばれています。

万葉集/巻7-1212  作者/不明

足代(あて)過ぎて  糸鹿(いとが)山の  桜花(さくらばな)
      散らずもあらなむ    帰り来(く)るまで


【意味】足代を過ぎてさしかかる 糸鹿の山の桜花
    そのまま咲いていてほしい ふたたび帰って来るまでは

 ※「足代」和歌山県有田市と有田郡の地かという。
 ※「糸鹿の山」和歌山県有田市糸我町の南の山。
 ※「あらなむ」〈なむ〉願望。あってほしい。

※写真は、福岡で私の写した「山桜」


万葉集には、植物を詠んだ歌が約千五百首もあるんだそうです。
万葉に読まれた植物と歌を少しですが、紹介したいと思っています。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする