鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

間違った問題(4) 同音異義語のある熟語書き取り か~け

2009年11月03日 | 書きかけで更新がなかなかできない記事

(21.11.29 *追加)

略語・記事にした理由
目次・音熟語索引

21-2直前の正答率 23/27=85%
(広)の内、常用の簡単な熟語は、1級直前学習としては相応しくないような気がします。

[かくぜん]
○(広)赤く白く面を塗りて、かくぜん(赫然たる色の衣を纏い、珈琲店に坐して客を延く女を見ては・・(「舞姫」)合10-7K
(広)かくぜん(画然とした相違(「辞典」)
(広)かくぜん(廓然)大公 四(J1)
(広)かくぜん(確然たる事実(「辞典」)

[きが]
(広)いくばくもなく官を退いた後は、故山略にきが(帰臥し(中島敦「山月記」)合8-8K 本2-16-7K
自ら不幸の輪郭を描いて好んでその中にきが(起臥する(漱石「草枕」三)
9-1K 16-2K

[きゅうし]
吹毛きゅうし(求疵四(1)あ
古跡≒きゅうし(旧址or旧趾
×(広)君子にきゅうし(九思あり=君子きゅうし(九思四(5)
(広)長生きゅうし(久視四(5)
(広)きゅうし(九死)一生 四(5)
(広)機械の運転を一時的にきゅうし(休止する(「辞典」改)
(広)お霜という娘のきゅうし(臼歯を抜き取ったとたんに・・(「二十歳」川端康成)
(広)馬で来てきゅうし(灸師だのみや二日灸(碧梧桐)
(広)生活難や病気に苦しんで死ぬことをきゅうし(窮死という

[きょうきょ]
我がモンビシユウ街の きょうきょ(僑居に帰らん・・(「舞姫」)合10-7K
きょうきょ(筐筥などの竹細工を販売する 13-3Y 9-3Y

[ぎょらん]
×ぎょらん(魚爛)土崩 四(1)あ
ぎょらん(魚籃観音(「辞典」)

[けいがい]
(広)白頭新の如く、けいがい(傾蓋故の如し←けいがい(傾蓋)知己 四(準1) 本2-10-6K 本3-5-8K 本7-5-9K
けいがい(形骸化した組織を立て直す 11-2K 15-2K
久し振りに先生の けいがい(謦咳に接した。20-2K 6-1Y 11-2K 15-2K 18-3K

*[けいけい]
甕裡けいけい(醯鶏合21-5K 四(1)あ
眼光けいけい(炯炯四(1)6-3Y 12-3Y
(広)山茶花の一本は、枝一杯に花を持ってはいれど、けいけい(煢々)として友欲し気に見える(二葉亭四迷「浮雲」第二編 第七回(青空文庫ではワ冠のない漢字が使用されています。)10-1Y
(広)けいけい(軽軽)に動くな(「辞典」)

[けいばつ]
(広)けいばつ(警抜な着想は他を抽んでる 本3-15-6K
けいばつ(閨閥政治は今も盛んである 本3-15-6K
(広)違反者に けいばつ(刑罰を科する(「辞典」)

[けんじょ]
×旌旗けんじょ(巻舒19-1K(旌旗の書き取りです)四(1)あ 「じょ」の左側は舎ではない。

×ある人と双六を打ちけるを、隣にある越前房といふ僧きたりて けんじょ(見所すとて、さまざまのさかしらをしけるを・・(「
古今著聞集」十六ー五五九)

平成21年2月25日より記す



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