鑿壁偸光 漢字検定一級抔

since 2006.6.11(漢検1級受験日) by 白魚一寸

準1級・常用漢字の出題頻度

2006年07月02日 | 18-1(第40回)

(20.11.15 過去問未出はA→Bへ修正)

 準1級、常用の漢字で解ける問題の出題頻度です。(  )内をドラッグすれば、答えが出ます。問題の前の符号は次のとおりです。

A 狭義の三点セット (13点)
 A-1 1級の見出し語で書けるもの(4点)
 A-4 過去問からの再出題(9点)

B 広義の三点セット(準1級・常用だけで構成される見出し語新出)(8点)

C 広義の三点セットでも解けないもの(2点)


1, 常用漢字の読み(いずれも表外訓) 3点

(一) Aー4原(たずねて15-1Y
(十)
Aー4備(つぶさ16-3Y
信(まこと

2.常用漢字の書き取り(表外訓と対義語・類義語) 6点

(二) Aー1かたじけな()い。1級配当だと、(忝い)7-1Y,10-2K,15-3K

(八)
卑俗⇔とが(都雅
Aー4逡巡≒ちぎ(遅疑16-2K

3 準1級漢字の読み  2点

(一)B 竈煙そうえん
(十)Aー4 銀屑ぎんせつ)←屑屑6-2K,屑然8-3Y

4 準1級漢字の書き取り  12点

(二)Aー4 かつら(籠 15-3K
(二)Aー1 えんじ(燕脂  1級配当だと、(臙脂)9-1K
(八)Aー4 安泰⇔きたい(危殆9-2K
(十) 
えいごう(永劫
しゃくじょう(錫杖
Cひ(
を纈りたる夕陽

 なお、熟字訓・当て字は、準1級・常用漢字だけで構成されているものが結構ありますが、準1級では、出題範囲ではあるのですが、あまり勉強しないでしょうから除外しました。若し、1級を射程に入れて、準1級や2級を勉強するのであれば、時間があれば、熟字訓も勉強しておくと、1級のときに少しは楽になります。

 上記のとおり、合計23点分です。この内、4点分は、1級漢字でも解答できます。私も「かたじけない」は1級漢字で解答しました。ただ、19点分即ち約1割の問題は、準1級・常用でしか解答できません。1割と言えば、小問1つ分です。

また、上記は、問題毎に数えましたが、問題に出た漢字を一つ一つばらばらにしてざっと数える(熟字訓・当て字も含めました)と、 1級  122字 準1級 16字 常用 75字で、準1級+常用は、91字となります。従って、全部で213字の内、43%は、準1級・常用の読み書きということになります。 

従って、1級勉強の際、準1級・常用は蔑ろには出来ません。と書きましたが、1級漢字の学習を優先すべきと思います。


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