桃おやじの歴史散歩

我が町は 記紀に記載の七代孝霊天皇黒田廬戸宮の比定地。
古代史を中心に、奈良の観光や地域情報を気ままに書いています。

「田原本町北部」 “#桃おやじ”の“#奈良盆地のへそ”散歩   其の6「西代、唐古、唐古.鍵遺跡」-3

2019-06-18 12:26:49 | 歴史

道の駅「レスティ唐古、鍵」

国道24号線、「#唐古.鍵史跡公園」の前に出来た新名所が道の駅「#レスティ唐古鍵」。
景観に配慮しながらも外装一見2階風で内部は3階になった意外とモダンな建物。

1階のフロア―には話題のパン屋さんをはじめ、地産の商品、特産品や地元のとれたて野菜が並び、田原本や近隣の紹介コーナーも休憩所に設置されています。

エレベーターも有りますが、らせん状の階段を2階に上がるとすぐ左手に「唐古カフェ」が有り寛いで頂けます。

正面には多目的ホールに成っていて、会合やマルシェなど実に多彩に利用されています。

この2回には南と北にオープンデッキ、更に階段を上がった3階には西と東にオープンデッキが有って史跡公園、楼閣をはじめ三輪山や竜王山を始め四方の景色を楽しんで頂けます。

また、3階にも少し狭いのですが休憩などが出来るスペースが有って色々利用できます。

道の駅の建物の西隣にも道路交通情報館が併設され、休憩を取りながら近隣の交通状況を確認したりも出来、ゆっくり運転疲れを取って頂けます。


「田原本町北部」 “#桃おやじ”の“#奈良盆地のへそ”散歩   其の6「西代、唐古、唐古.鍵遺跡」-2「唐古」

2019-06-15 17:12:49 | 歴史

「唐古」 

唐古、と言えば勿論「唐子鍵遺跡」の所在地ですが、集落としても魅力の有る地域です。

田原本町の北東部に位置し、唐古.鍵遺跡の西と北に隣接する一帯.

国道24号線唐子北交差点付近で、24号線によって東西に分割され、中心は東側。

唐古鍵遺跡の北西に形成された集落ですが、応神紀に武内宿禰に命じて韓人に池を作らせた事から韓人池と呼んだと有る事から、唐古の地名が付いた物と考えられます。

集落自体の年代は少し下がりますが、遺跡は紀元前4Cまで遡る日本でも有数の歴史を持つ地域です。

落ち着いた雰囲気の農村地帯、軒数100戸余り、この地域では標準的な集落に成ります。
集落の南、国道に面して「いざさ寿司」の生産工場兼販売所が有り、その南にUCCコーヒーの創設者の記念碑が有ります。

こじんまりとした集落の少し北寄りには、神明神社と常徳寺、養福寺が並んで建って居ます。

何れも無住寺ですが中央の常徳寺には水神信仰の跡が色濃く見られ、八大龍王像や、清孝不動尊がにらみを利かせて居ます。

更に、国道24号線唐子北交差点には、八坂神社が祠だけの姿で佇み、この辺りが藤原氏の荘園だった事を表す説明板が立てられて居ます。


「田原本町北部」 “#桃おやじ”の“#奈良盆地のへそ”散歩   其の6「西代、鍵、鍵唐古遺跡」-1

2019-06-12 18:40:28 | 歴史

「西代(にしんだい)」

石見鏡作り神社から東へ、寺川にかかる石見橋を渡ると右が「唐古」の集落、左が「西代」に成ります。

橋を渡ると左に小さな社叢が見えます。

西代八坂神社、素戔嗚尊を祀り元は牛頭天皇社、寺川を鎮めるために建てられたのでしょう。


地名の西代は代、城は田んぼの意味、唐古鍵から見て西に位置する屯倉の意味でしょうか?

集落の中を下ッ道(中世中街道)が通り田原本町内では街道の面影をよく残す地域です。


「三宅町石見」 “#桃おやじ”の“#奈良盆地のへそ”散歩   其の5「石見環濠集落」-2

2019-06-11 21:45:20 | 歴史

「石見鏡作り神社」
近鉄石見駅から集落の北を回る形で東へ進むと右手にこじんまりとした森と出会います。

道一つ回り込む形で森の南側へ廻ると廉に皇大神社。

皇大神社の中に“火の見櫓”の鉄塔が立っています。

皇大神社と言えば元伊勢、伊勢神宮にもあやかる天照大神を祀る大切な神社、

ちょっと違和感を感じます、隣に鏡作り神社が有るのも関連が有るのかも知れません。

さて、その隣の鏡作り神社ですが、式内社に批定する向きも有りますが八尾一帯は唐古.鍵に準ずる年代です、先般発掘された十六面、薬王寺遺跡も2-3世紀、石見地域の開拓は4-5世紀(石見玉子遺跡は5-6世紀)

、但馬、三河と同様に石見から農民を呼び寄せたとする説からしても式内社の鏡作り神社は八尾鏡作り神社でほぼ間違いがないでしょう。
八尾鏡作り神社の祭神を分社したと考えるのが順当かと。


「三宅町石見」 “#桃おやじ”の“#奈良盆地のへそ”散歩   其の5「石見環濠集落」-1

2019-06-09 22:15:43 | 歴史
「石見環濠集落」
今回は黒田駅に戻らずに“あざさ”の歌碑から真っ直ぐ東へ約800m、石見の駅に向かいます。

県道を渡ると左手にJA, その向こうに京奈和道が行く手を阻みます。

そこを渡って暫く行と左に「県立高等技術専門校」が有って通り過ぎた先を左(北)に行くと「三河」の集落。

真っ直ぐに行くとその先に最近綺麗に整備されたばかりの石見駅前ロータリーが有ります。

踏切を超えて真っ直ぐに進むといきなり突き当りや環濠独特の堀川、曲がりくねった狭い通路の中に入り込みます。


何とか集落を抜けて南東の方向へ向かうと石見池(新池公園)に出ますが,

池の南西の角に石見遺跡の小さな展示場が設けてあり、道と用水路を挟んで、田圃の端に古からの農家の歴史を感じさせられる小さな農紳さんが祀られています。

石見遺跡の展示場から丁度池の反対側、池の北東の角に地蔵堂が立っています。
石見の「おうてくれ地蔵」と呼ばれ、三宅町のガイドマップにも掲載されていますが、初代は昭和60年、現代は平成23年の比較的新しいものになります。

お盆の地蔵祭りなどが行われるそうです。