桃おやじの歴史散歩

我が町は 記紀に記載の七代孝霊天皇黒田廬戸宮の比定地。
古代史を中心に、奈良の観光や地域情報を気ままに書いています。

「田原本町北部」 “#桃おやじ”の“#奈良盆地のへそ”散歩   其の6「西代、唐古、唐古.鍵遺跡」-2「唐古」

2019-06-15 17:12:49 | 歴史

「唐古」 

唐古、と言えば勿論「唐子鍵遺跡」の所在地ですが、集落としても魅力の有る地域です。

田原本町の北東部に位置し、唐古.鍵遺跡の西と北に隣接する一帯.

国道24号線唐子北交差点付近で、24号線によって東西に分割され、中心は東側。

唐古鍵遺跡の北西に形成された集落ですが、応神紀に武内宿禰に命じて韓人に池を作らせた事から韓人池と呼んだと有る事から、唐古の地名が付いた物と考えられます。

集落自体の年代は少し下がりますが、遺跡は紀元前4Cまで遡る日本でも有数の歴史を持つ地域です。

落ち着いた雰囲気の農村地帯、軒数100戸余り、この地域では標準的な集落に成ります。
集落の南、国道に面して「いざさ寿司」の生産工場兼販売所が有り、その南にUCCコーヒーの創設者の記念碑が有ります。

こじんまりとした集落の少し北寄りには、神明神社と常徳寺、養福寺が並んで建って居ます。

何れも無住寺ですが中央の常徳寺には水神信仰の跡が色濃く見られ、八大龍王像や、清孝不動尊がにらみを利かせて居ます。

更に、国道24号線唐子北交差点には、八坂神社が祠だけの姿で佇み、この辺りが藤原氏の荘園だった事を表す説明板が立てられて居ます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿