中高年のランニング

健康と楽しさを求めて

仕事と余暇を見直す

2009-06-28 00:05:35 | 健康
つい最近テレビで、韓国の若者に厳しい雇用と言う紹介で
非正規労働者の比率が60%近いと言う報道を見て愕然としました。
我国の最新の調査では、派遣・契約社員・パート・アルバイトなどの
非正規労働者は1731万人に達し、全労働者の33%を占めるまで
になっています。その半数近くが年収200万円未満だそうです。
 6月26日の朝日の経済気象台でも
「格差の拡大は今日の経済社会にとって、大きなテーマだ。
日本では非正規社員の増大とそれに伴う生活水準の低下や格差の
固定化が問題となってきた。---」
 
さらに、労働運動総合研究所2008年4月首都圏に住む
若年単身労働者世帯の調査を見ますと
「 最も多いのが「生活費が足りない」で48.7%、次いで「自分の健康・病気」
の40.8%、「老後の生活設計」の32.9%、「自分の時間がとれない」の
28.9%、「結婚問題」の23.7%などと続いている。----」
昨年後半突然襲った世界的同時不況の影響で、雇用環境は当面低水準のまま
続く覚悟をして、みなさん将来計画を立てられる事を切望いたします。
  
 最近若い人とお話しますと、雇用環境の悪化がひしひしと伝わってきます
そこでランニングを取り巻く環境即ち、仕事と余暇の過ごし方について
もう一度見直してみては如何でしょうか。

 私が仲間数人と@ミク練習会を始めたのは約27年前になります。
当時は現在と違って、年功序列的な風潮が強く(と言っても成果主義、
実力主義の会社も勿論ありました)一度就職すると終身雇用が多い
社会慣習だったと思います。
 練習日は週一回千駄ヶ谷の300mトラックに水曜日に集合しました。
何故水曜日かと言うと、当時は大手企業の大半が水曜はノー残業日で、周りを
気にせずに午後5時には帰社できたからです。

 また練習の内容は、時間のないサラリーマンにとって、最も短時間で
かつ効率的で成果が得られるインターバルやレペを採用しました。

 練習会に参加する方々の、環境や考え方は10人十色で夫々を尊重
しなければなりませんが、私は仕事は人よりも少し熱心に取り組み、
家庭を大事に(実績上は罰点かも)
余暇としてのランニングに熱中しながら(会社では長時間勤務だった関係で
、約25年間昼休みにのみ練習)会社生活の大半を過ごしたと
自分では思っています。

 厳しい社会環境下だからこそ、仕事の取り組み方、余暇の過ごし方
(運動や自己研修など)
を一緒に考えてみたいと思います。

出産をのり越える女性ランナー

2009-06-24 23:55:20 | 文化
     女性ランナーと出産

 6月22日発売のクリールで「女性ランナーと出産」と題した特集記事が
A3判3ぺ-ジに亘って掲載された。
 その記事のトップA3全面に、市民ランナーを代表して純ちゃん
が登場しました

 純ちゃんとは出産される前からのランニング仲間ですが、出産後もそれ以前と
変わらぬランニングに対する取り組みや情熱が、変わらない事にいつも感心
させられます。
 記事の中で、妊娠2ヶ月から10ヶ月までの経過が細かに載せられています。
10年以上前ですと、妊婦が出産直前までランニングするなど、とても
考えられない事でした。現在でもリスクは高いと思われますが、主治医がランナー
相談しながら走られた事は、賢明であったと思います。

 出産後も1ヶ月から、練習を再開するも案の定、いろいろな病気との戦いの
連続だったようです。(詳細は記事をご覧下さい)

 なぜそれまでして走るのかと言う疑問をもたれる方も、多いようですが
それは記事を読まれればその理由が判るのではないでしょうか。

 環境的にも身体的にも困難な状況下だからこそ得られるもの。それは精神的な
豊かさとかいう無限のものだと私は感じます。
 具体的なことは、文章の中から掴む事ができますのでここでは敢えて省略します。

 今回は純ちゃんが、市民ママさんランナーの一人として紹介されましたが
私の仲間には悪戦苦闘しながらも、彼女に続く方がたくさんいらっしゃいます。
 そうした方々にも拍手を送り、自分のために頑張っていただきたいと思います。

 (手前勝手なPRになってしまいますが、7月の菅平合宿には今年も
  お子様づれのママさんランナーが参加されます。合宿の場で本日のような
  テーマも議論の一つにしていただけたらと思っています)
  

運動と熱中症

2009-06-22 22:55:07 | 健康
    6月は2日から12日まで、カゼにやられてしまい運動を全休しました。
 38度の熱が出たのも数年ぶりのことで、回復のランニングも先週は石橋を
 叩きながらの感じで、軽いジョグが日課でした。

 昨21日(日)は午前の皇居練習を予定していましたが、生憎の強い雨のため
 慎重に午後3時位から雨が上がったのを確認し、駒沢公園でゆっくり
 90分走を、久しぶりに楽しみました。

 本日22日は、仕事の関係で代々木公園近くに行ったので、昼休みに急きゅ
 10kmのクロカンに挑戦です。
 1周2,5kmのコースを14分程度とゆっくりですが、しっかり汗をかき
 呼吸もややきつい感じでしたが、あせらづに回復させようと思っています。

 ただ今までと違って、1周回った所でやや喉の渇きを覚えたため、熱中症予防を
 頭において、毎回水を補給しました。
 夜家で、天気予報を見ていたら今日の天気は
   ・正午の気温 25度
   ・湿度    77% でした

 運動時における熱中症は暑くなり始める7月下旬と8月上旬に多く発生して
 いますが 
 5月や6月もまだ体が暑さに慣れていないため、比較的低温でも熱中症が
 発生しているそうです(京都女子大、中井教授)

 また、運動開始から熱中症発生までの時間は必ずしも長時間とは限らず
 激しい運動では30分で発生した例もあるようです。

 熱中症の予防ですが、先ず第一に
 ●水分と塩分の補給です
  汗や蒸発により失われた水分を補給しなければなりませんが、同時に
  塩分も補給する事が大切です。さらに糖分も合わせて補給できれば、
  より効果的です。
  現在はさまざまな種類のスポーツドリンクが市販されていますので
  これからの時期においては必ず持参するようにしましょう。
 ●日中練習する場合は帽子を着用

 ●その他
  同じ温度でも湿度によって体の負担が大きく異なりますので、今日のように
  湿度が70%を越える環境では、決して無理をしないこと

 熱中症予防情報には、日本体育協会の運動指針や、環境省熱中症予防情報サイト
 などがありますので、後日ご紹介したいと思います。

運動と貧血

2009-06-19 21:45:20 | ランニング
         ランニングと貧血

 昨日18日のラン練習会で、若手実力者のKさんが珍しく調子が悪いともらして
いました。 
 春先から5月頃まで、調子が良かったのに梅雨期に入り急に走れなくなったとか
粘りがなくなったという方は、他にいらっしゃいませんか?
 原因がわからないのに、練習についていけなくなる、記録が低下してきた、
トレーニングの効果が上がらない、など調子の悪い場合は先ず、スポーツ性貧血を
疑ってみましょう。
お近くのクリニックなどで、血液検査(約2千数百円)を行えばすぐ貧血の
度合いや、筋の疲労度は判明しますが
治療に関しては、スポーツに関心があり且つ、運動事例に詳しい医師
がよりお勧めです。

 貧血の対策ですが、酸素を運搬するヘモグロビンに必要な鉄分が不足している
「鉄欠乏性貧血」の場合は、とにかく鉄分を多く含んだ食べ物をとります。また
鉄分の吸収を助けるビタミンC、
正常な赤血球づくりに必要な葉酸やビタミンB12も重視される
栄養素です。
  
貧血を予防し、回復する方法として鉄を多くふくむ食品やサプリメントがあります。
ただ注意したい事は、鉄を含んだ食べ物の血液への吸収率は非常に低く
穀類、海草、緑黄色野菜に
多い非ヘム鉄の血液への吸収率は10%未満に過ぎませんが、動物性のヘム鉄は
15~25%になるようです。
従って市販の鉄剤を購入する場合は、まづ第一に吸収率を考慮する必要があります。
更に赤血球を強化するビタミンB12、葉酸などを併せて取ることが
よいといわれています。
食事以外ですと
着地の衝撃で、赤血球が足底で潰れて起こる「溶血性貧血」対策も必要です。

・古くなったシューズや、ソールの薄いシューズを使っている場合は、衝撃緩衝性
 の高いシューズに変えるのも、有効な対策と思われます。
・走るコースの選択も大切です:いつも硬いロードでなく公園などの土や芝コース
 を探して走る事も、貧血対策だけでなく膝や腰を守る上でも心がけたいと
 思います。

 最後に具体的医院などの件につきましては、練習会などの際個別に
 ご質問ください。

基本は皆同じ

2009-06-16 23:27:32 | ランニング
 6月14日トップレベル選手の走フォームをじっくり観察

 この写真は、本当に久々お子様と現われたMさんに、携帯で撮って
もらったものをメールでいただき、載せさせていただきました。鮮明でないので
コメントするには丁度よいかと思います。
 
 この若手有望実業団選手Uさんと
 以前オリンピックに出場したK選手と比較してみましたが
  ・前傾の度合い、腰の高さ
  ・体重の効率的な移動
  ・腕振り
 ともに、年齢を除けば瓜二つで、そっくりです。

 前日にT講習会で「骨盤を生かした走り方」をアドバイスしましたが
 本当に理にかなった走り方をしていたのでほれぼれとして、しばらくの間
 見とれていました。

  話は変わりますがこの日は、この写真を撮ってくださったMさんがグランドに
 帰ってきたことに、格別の嬉しさを感じました。
  女性が出産し、子育てをしながら勿論フルタイムで仕事をし、かつランニング
 などに取り組む事は並大抵の事ではないと思いますが
 人生これから先が長いので、あせらづに楽しんで少しずつ頑張ってください。

 @ミクには、そうした女性が何人もいらっしゃるようです。みなさんも少し
 お時間の捻出できた時はどうぞお出かけくださいませ。

新企画の第一歩スタート

2009-06-14 21:43:23 | 健康

      半年前からの企画がいよいよスタート

 昨年の暮れからあたためていた、企画にしょうがいを持ったかたとの
健康運動に係わる講習会、第一回目をT協会主催で開催しました。
 当初予想より多い約30名(半分は伴走者)のご参加をいただきまして
楽しい雰囲気で進行する事が出来たようです。
 参加者のお誘いは、Eちゃんが大活躍していただいたお陰で、
当初10組(20人)を目標にしていたのですが、それ以上の皆さんにお
集まりいただく事ができました。 

   参宮橋近くのオリンピックセンターの教室で
                  骨盤を生かした走法の練習の一こま

   伴走者が障がい者の隣に座り、1コマずつマンツ
    ーマンで助言するスタイルをとりました。若い人に混じって
    81歳のYさんもお隣の方に助言をしてくださいました

   午前9時ー12時までの講習会終了時、全員で
                                     この10分後、希望者のみランニングを代々木
                 公園で行いました。そちらも24名の方が参加して
                 くださいました

 今日の私のテーマは
   「骨盤を生かした走法」と「やさしいストレッチヨガ」の2つで約90分
  オリンピックセンターの室内教室で、口頭説明と実習を充分時間をかけ
  基礎を体得していただく事にポイントを置きました。
  ( 写真では、ストレッチヨガの実習風景は間に合いませんでしたが
   45分ぐらいたっぷり体験していただきました===みなさんこれには
   見た目以上に疲れた様子でした→すこし慣れれば、自身の体との対話
   やリラックス効果がしっかり確認できますので、週1-2回は続けてください)

そして正午からは
  それらを元に、体重の効率的な移動方法と骨盤・肩甲骨の連動した
  走り方の復習を
  代々木公園の1000M×3回のコースで行いました。
  (各人の走り方のファームなど、短時間でしたがアドバイスさせて
   いただきました。少しでもお役に立てれば幸いです)

 視覚しょうがいの方は、少し走るだけでも大変な事なのに、私が描いて
 いるような 技術的なところまで、理解していただけるか不安もありましたが
 お話を伺いますとかなりのところまで理解してくださったようです。但し頭で
 理解しても体で表現する事は、晴眼者であっても大変な事ですので
 いつもイメージとして取り組んでいただけたらと思います。

 終了時みなさんから盛大な拍手を頂戴したおかげで、それまでの疲れは
 一挙に吹き飛んで、充実した一日を与えていただいた事に感謝しております。
 
 お手伝いいただいたスタッフの皆様、伴走者の皆様、Eちゃん本当に有難う
御座いました。年3回程度は実施の計画を持っていますので、
今後ともご支援のほど、お願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ママさんランナー情報と練習の仕方

2009-06-12 08:33:55 | ランニング
         ママさんランナー情報&練習方法から学ぶもの

 我が国でも、やっと本格的マラソンランナーが育ってきました。ご存知赤羽選手
ですが彼女は、結婚・出産を期にますます成長しているようです。そんな彼女の
最近のようすが公開されたのでご紹介したいと思います。
 (実は私の所属する@ミク関係者では、多くのママさんランナーが数年前か
 ら育児・家事・仕事・練習と1人4役ぐらい頑張っています)

 昨日今日とで、現在合宿を行っている長野県上田市菅平高原にて公開練習と
合同取材が行われました(赤羽有紀子選手のママさんランナー奮闘記6月3日より)

「肝心の40km走ですが・・・
なんとか無事に消化することができました。

予定では1km:4分ペースからスタートし、ラストを3分25秒ペースまで上げることを
目標としていたのですが・・・

珍しく『中だるみ』がありました。

確かにラストは3分30秒を切るペースまで上がりましたが、結果的には前半と
後半のタイムがほぼ同じでした。

序盤から徐々にペースは上げていったものの、その上がり方は安定せず
中盤一時ペースダウン、35kmから再度ペースを上げ・・・という波のある走り。
最後の5kmは気持ちで走った感じでした。

この40km走の2日前より、左足の中指付け根に若干の違和感があったこと、
4日前の400m×25本の疲労が上手く抜けていなかったことなど、
スタート前の状態を考えれば『良く走り切ってくれた』という感じです。

赤羽有紀子はギャラリーが多ければ多い程力を出せるタイプのランナーです。

今回の40km走は、報道関係者皆様の『視線』に助けられました(^_^;)」

以上は赤羽さんの世界選手権(8月)に向けての、家族全員での合宿情報の
一部です(5月17日-6月20日まで合宿だそうです)

私が強調したい事は、ママさんランナーという厳しい環境にあっても、精神的な面での
プラスがあり且つ、練習法によっては日本でもトップレベルの選手がこれからも
出現する可能性が大きくなった事です。
更に今回の報道では、練習法の一点も確認できたました。

 つい先日、インターバルの原点は、400mインタにありと、織田フィールド
でのミーテングや本ブログでご紹介しましたが
長距離走(40k走など)と
(400m-1000mなど)インタの組み合わせが、日本人トップレベルの選手間で
(男女ともに)行われている事実の認識を再度確認できたと言う事です。

 是非皆様にも参考にしていただけたらと思います。

 


生活も余裕がないと駄目

2009-06-11 12:49:44 | 健康
    風邪の治療に1週間も
 6月3日から10日まで、長期間の風邪で回復に手間取ってしまいました。
ここ3-4年熱を出す風邪など引いた事がなかったのですが、今回は軽い風邪を
引いて7日目に38度4分の高熱を出してしまいました。
11日の今日はほぼ正常な体調に戻りました。

 風邪の原因の約9割はウイルス感染によるといわれています。風邪の症状
を起こすウイルス
は200種類もあり、風邪を治すのは人間の
体力、抵抗力、免疫力だそうです。風邪の治療法というのは、現代医学でもまだ
よく分かっていないようですが
私の場合は、民間療法ではなく近くのかかりつけの医者に行くことで、大体3-4日
でいつも、直っていました。
 風邪は引き始め時の休養が大切、いつも喉が変中をきたすので、毎日3-4回は
うがい薬でうがいし、かつ病院の薬を飲んでいたのですが
6日目にして、38.4度の高熱を出してしまいました。

 今回の反省点:風邪を治療するには、2~3日安静にして十分な睡眠と栄養
をとる事だといわれています。
 今回は4-5年ぶりに高熱を出してしましたが、反省点は休養不足が最大の
要因だったようです。
 特に5月は睡眠不足と精神的疲労がかさなって6月になっても同様の状態が
続いていました。
 練習においても緩急の差をつけることは充分自覚していますが、生活の中での
緩急をつけることが頭ではわかっていたのですが
実行面で睡眠不足と精神的緊張が続きすぎたようです。
これからの課題は承知していますので、週単位でも休養を少しでも入れるように
注意して行きたい思います。

 みなさんもどうぞ、お気をつけてくださいませ。



塩の摂取も程々がよい

2009-06-07 22:46:21 | 健康
   7日の今日は午前中、T協会の通常総会があり無事終了しましたので
  午後はほっとして、くつろいでいました。

   そこで、お医者さんが話せない「間違いだらけの健康常識」(米山公啓)
を読んでいましたら
「高血圧には減塩」はウソと言う項目がありました。
40年ほど前に高血圧の原因は塩分の摂りすぎにあることが指摘され、結果日本人
の塩の摂取量は
大きく減ったそうです。しかしにもかかわらづ高血圧症患者は減っていないことが
指摘されます。
塩は体液の総量を調整したり、筋肉の収縮を助ける重要な働きがあります。
そこでいろいろ調べてみますと 減塩=血圧低下の考えにまったがかかる報告が
見つかりました。
1988年大規模調査インターソルト・スタディ(1万を対象とした国際調査)によると
極端な低塩食集団を除いた、1日食塩摂取量6-15gの集団では摂取量と
高血圧との間に因果関係は認められなかったそうです。
また日本人の半分程度は、食塩非感受性のタイプで、摂取した塩分量が血圧に
直接結びつかない、とも言われています。
(先般テレビを見ていましたら、医者仲間でも塩分と高血圧の関係について、
関係があるとする医師と、ないと言う医師の意見が半分に分かれていました)
これらをもって即減塩の必要なしとするわけではありませんが、健常者の場合は
減塩に過敏にならなくてもよいという意見です。
減塩に過敏となりすぎて、味気ない食生活をしたり元気をなくしてしまう方
いらっしゃるようですが
なにごともほどほどで、バランス良くと言う姿勢がよいようです。

ランナーの皆様にとっては、これから発汗の多い季節に向かいますので、
むしろ発汗とともに失われる
塩分不足をカバーすることが大切と思います←スポートドリンクや塩あめなどで補充
(塩に関する情報は、社団法人日本塩工業会のホームページを見ますと興味深い
記事がたくさん載っていますのでご覧ください)

インターバルトレーニングの原点

2009-06-04 23:34:20 | ランニング
  インターバルトレーニングの原点を体験

 6月4日の@ミク練習会は、インターバルトレーニングの原点ともいえる
400m×15本の本練習内容です。
 本日の参加者は130名位ですが、この距離での初練習者は約2割ぐらいおりました。
 そこで、終了時のミーティングでお話したのは
 「この練習は今から約60年前に、チェコのエミール・ザトベックさんが
 400mの急走と200mの緩走を織り混ぜた間隔負荷トレーニングが
 最初です。ザトベックさんはこの練習法でヘルシンキオリンピック長距離
 3冠を制し、「人間機関車」との異名を持つ偉大な選手でした。

 この練習は60年たった現在も実業団のトップレベルの選手が同様の練習
 を行っています。
  スピードや本数は異なりますが、同じ内容のものでこの練習を
 漸増的に正しくやればカナラズ強くなります。
 10本目以降はかなり苦しくなりますが、慣れて快感さえ覚えてきますので
 皆さんもがんばってくだい」
 と言った内容のお話を致しました。

 今までこの種のショートインターバルは、人数が多いと衝突などの危険が
 高いと思われるので(本当はお勧めなのですが)避けてきました。
  そうしたケガの心配と初練習の人が多いように見受けられたので、内心
 ハラハラしてみていましたが、小さな事故もなく無事終了できホットしました。
 練習参加者の顔を注意深く見ていましたが、ほとんどの方はインターバル10本
 前とそれ以降では集中度・気合とも一段と高まっていたようです。

 初めて経験された方や、普段インターバルトレーニングをほとんどしない方は
 定期的に実施すると、最大酸素摂取量は確実に大きくなります。
 (スピード持久力が改善します)
 中級以上の方にとっては、乳酸耐性が一段とUPする事でしょう。

 但し、いつも話していますがケガのリスクも平行して高まりますので、
 こうした 練習後の後は、いつもよりしっかりとケアを怠らないように
 付け加えておきます。