視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
TwitterID @seibou_udoku

歯が痛い!

2008-05-17 07:39:31 | 星望★雨読
数日前から下前歯の歯根に痛みを感じ、昨日馴染みの歯医者にいってきた。
診断の結果当然"虫歯"。
麻酔を打ち治療にかかったが、なかなか麻酔が効かず診察台の上で、はっきりいって"地獄"の苦しみ!!(大げさすぎるか!?)
そのあと予定があったが、歯医者で一日の体力を使いきった気分で"キャンセル"。
土曜日曜に痛みが出たときの用心で頓服薬を処方してもらい帰宅してきた。

天候不順で風邪気味だし、さらに左首筋から左肩にかけて"凝り"があり、整骨院に通っているがこれも"一進一退"。
ここのところ「気弱」です。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現代の教養としての哲学

2008-05-14 08:36:57 | 文化
東京女子大学と杉並区教育委員会共催の杉並区内大学公開講座 (全6回)。
講師はNHK教育サイエンスZEROのコメンテーター、東京女子大学黒崎政男氏。

案内H.P.より
二十一世紀の今日、<哲学をする>とか<哲学的に考える>とは、いったいどのような営みなのでしょうか。この公開講座では、以下のような多岐にわたるテーマを扱いながら、現代の教養としての哲学の意義を考えてみたいと思います。

 (1)<本当にある>とはなにか―カント『純粋理性批判』の視点から―
 (2)デジタルを哲学する―コンピュータを生み出した哲学的思索―
 (3)書物と教養のゆくえ―電子テキストと著者性の問題
 (4)キリシタン時代の哲学―アリストテレス『霊魂論』邦訳発見と江戸―
 (5)<和>とは何でないか―岡倉天心と「美術」の創出―
 (6)華厳の滝と日本の哲学―現代の教養としての哲学

黒崎政男氏は10年以上前、月刊アスキーに連載されていた哲学者クロサキのMS‐DOSは思考の道具だ を読んでいらいの"ファン"だが勿論、氏の専門のカントなんていうのは小生の範囲ではない。

せいぜい下の新書位である。

デジタルを哲学する―時代のテンポに翻弄される“私” (PHP新書)
黒崎 政男
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る


そしてもっとも面白かったのは下の本。
マァー、映像論の体裁をとりながら氏のライカ・マニアぶりを語っている本だと思うけど、銀塩カメラとか真空管アンプという、ちょっと前の職人技に惹かれる人種の一人として内容は同感できる。

哲学者クロサキの写真論
黒崎 政男
晶文社

このアイテムの詳細を見る


この市民講座、最初は定員150名だったが310名以上の聴講希望者が有り、急遽教室を変更して全員受講できるようにしたとのこと。
平日午後3時からの授業の会場は当然ながら爺婆パワー満開だ。平均年齢65歳を確実に超えている!?

講義は軽妙な語り口で笑いをとりながら進めていった。
勿論カントの純粋理性批判がそれで理解できるわけはない。

しかし受講している方々の多くは直接もしくは間接に、近代日本のカントを頂点としたドイツ中心教養主義の残り香の中で教育を受け、もしくは残り香の有る家庭環境で育った世代のようなので、「現代の教養としての哲学」という講座の趣旨は再認識できたようだ。

一番の驚きは「現代の教養としての哲学」という杉並区民を主に対象した講座にこれだけ高年齢の方々(300名以上!)が参加したということ(杉並区民53万人強:拠出年金受給者数8万4千人強)。

個人的には2回、3回のテーマにもっとも関心がある。
(2)デジタルを哲学する―コンピュータを生み出した哲学的思索―
(3)書物と教養のゆくえ―電子テキストと著者性の問題

P.S.
いつものミーハー性格で下の本も読む(買う?)気になりました。

カント『純粋理性批判』入門 (講談社選書メチエ)
黒崎 政男
講談社

このアイテムの詳細を見る



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「羊水」は教えられているか?

2008-05-11 20:57:05 | 文化
東京大学科学技術インタープリター養成プログラム
第2回は松田良一先生の『「羊水」は教えられているか?-日本と諸外国の生物教育比較』

某若手歌手のラジオでのコメントが一時世間を騒がした事件から、今の高校生は高校で「羊水」のことを教えられているかをキーワードに日本の高校生物教育について講義した。

以下メモ書き

1.中学卒業生の9割は高校に進学する
2.「羊水」は学習指導要領にのっていない
3.市販されている高校生物Ⅰの教科書(検定教科書)6種類のうち
  「羊水」の記述を人体から説明しているのは1種類のみ
4.海外の高校生物教科書内容との比較
   以下配布されたパワーポイント資料から
********************************************************

高校生物教科書内容の国際比較
米、英、仏、蘭、中国、韓国、ギリシャ、チェコ、は
・ヒトの健康にかかわる問題を生物学的に記述している
 (例)がん、妊娠、避妊、感染症、環境問題
  ー>生物を学ぶ動機になる

日本は
・ヒトの健康にかかわる問題を極力避け、純生物学的
 記述に終始ー>生物を学ぶインセンティヴに欠ける

・生物と保険体育の分離ーHuman Biologyは保険体育の管轄
  ー>保険体育には科学的説明がすくない

********************************************************

5 講義中に回覧された日米の教科書比較
  日本の教科書は軽く持って歩ける(内容は乏しい)
  米の教科書は重く内容も豊富
  (ただし生徒は学校のロッカーにいれっぱなし)
  日本の場合は生徒が購入するため低価格にする必要
  があり、米は教科書は学校の備品というシステムの
  違いもあるようだ。

6 日本以外の教科書には人間の性に関する事項、妊娠、
  避妊、感染症等、高校生の非常に関心のある事項を
  写真、イラスト等を豊富に使って説明している

7 松田先生は教科書に記述されているレベルまで各国
  の授業で教えているかは疑問だが、生徒たちは
  教科書を渡された時、自分たちのもっとも関心ある
  ページ(性に関するページ)は必ず視る、
  それが大事と話されていた

  確かに教師が教えなくても教育効果はありそうだ。
  
  
今まで高校の生物教育のことなど知りたいとも思わなかったし、考えたこともなかった。
今回のテーマも悪戦苦闘しそうだ。

参考資料:
高校生は何のために生物を学ぶのだろうか(松田良一著)
「遺伝」別冊21 P219

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ALWAYS STYLE ② ずっと生沢徹だった

2008-05-09 08:47:49 | ロードスター
たまたま本屋を覗いていたら、又ノスタルジー血中度"高"のMOOKを視つけてしまいました。
ALWAYS STYLE ② ずっと生沢徹だった

"小学館ビックコミックオリジナル増刊"というところがナントモ!?

生沢徹氏といえば、1967年第4回日本グランプリでカレラ6で優勝したのを視ていた者としては、その動向はいつも気になっていました。この本によると最近はロンドンで活動されているようですね。

今回の特集では"生沢徹氏インタビュー"や"実物大レプリカの世界"ということで復元されたゼロ戦やAUTO UNION C-TYPEなどが紹介されています。
"子供の頃の夢を叶えたい"タイプの小生みたいな団塊世代向けの雑誌としてはよく出来ていると思います。
もっとも創刊号は"ALWAYS 続・3丁目の夕日"特集みたいで、あざとくてまったく買う気になりませんでした。
勿論小生「3丁目の夕日」の映画も視にいっておりません。

氏の略譜を視ていたらロードスターとは結構関係深いですね。
1989年に筑波スピードカップ第一戦に出走しています。
その他、4時間耐久レースにも毎年のように出走していたようです。
写真は2000年9月、筑波サーキットで行われた4時間耐久レースに出場したとき撮ったものです。
左から2番目が生沢ドライバー、3番目が篠塚ドライバーです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

工作の時代 -『子供の科学』で大人になった-展

2008-05-07 11:40:33 | 文化
連休前にいった、銀座のINAXギャラリーで開催されている工作の時代 -『子供の科学』で大人になった-展で撮影。

どれも表紙に記憶がある。多分小生が購読してた頃の号。
左上のペンギンの表紙の「子供の科学」は1957年1月号。付録に南極大陸の地図がついていた。
1957年は国際地球観測年で日本も南極観測に参加した。
南極観測にまだ冒険のイメージがついていた時代。
南極大陸の地図を広げて、未知の世界への冒険に興奮してた記憶がある。



「子供の科学」には毎号表紙に載っているような模型製作のための設計図が付録でついていた。
どれも実際に製作するのは子供には難しい(技術的、金銭的)ものだった。
それでもその設計図を眺めているだけで空想の翼が広がったものだ。
今回の展覧会に関連して出版された本(下の本)を読むと、現在でも掲載された設計図で作るには相当創意工夫がいるとのこと。

古き良き時代。
設計図は未来の科学技術の夢を視るものだった。




工作の時代―「子供の科学」で大人になった (INAX BOOKLET)

INAX出版

このアイテムの詳細を見る


P.S.
星見ツアーのあとは生命科学の負の側面を見据える思考回路の構築に悪戦苦闘中。
今日中にレポートをまとめないと・・・・・・
さらに放送大学の通信指導問題も送られてきた。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする