視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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スコット・クロスフィールド氏の死

2006-04-22 05:51:09 | Weblog
1950年代前半、アメリカの超音速記録レースでチャック・イェーガーの常にライバルであったテストパイロットのスコット・クロスフィールド氏が飛行機事故で亡くなりました。

以下YOMIURI ONLINE(読売新聞) - 4月21日12時49分更新 より

マッハ3初記録、米民間テストパイロットが墜落死

 【ワシントン支局】1960年11月、米国の民間テストパイロットとして音速の3倍(マッハ3)を初めて記録し、“世界最速の男”となったスコット・クロスフィールドさん(84)が、飛行機事故で死亡した。
 ジョージア州の山岳地帯で、操縦していた小型機が墜落、20日に死亡が確認された。
 AP通信などによると、クロスフィールドさんは、戦後、米航空宇宙局(NASA)の前身、国家航空諮問委員会(NACA)で民間人としてテストパイロットを務めた。その後、55年にNACAを離れて民間の航空会社に移り、60年に最速記録を樹立した。
 80歳を超えてもなお、市民パイロットとして定期的に飛行機を操縦していたという。


スコット・クロスフィールド氏は1953年11月20日、ダグラス・スカイロケットD-558-IIで、マッハ2の壁((2078 km/h i.e. Mach 2.005)を破りました。
直線的なX-1にくらべ、白い女性的な曲線のD-558-II、野性的なイエーガーと知的なクロスフィールド氏の活躍は、当時少年であった小生にとって心躍るものでした。
その後、クロスフィールド氏はスペースシャトルの元になったX-15プロジェクトに民間人テストパイロットそして開発者として参画しています。

昨年、ヒストリーチャンネルで放送された「エドワーズ空軍基地」のなかでも若いときの凛々しさとは違いましたが、矍鑠とした氏のインタビューを見ることができたのに・・・

ご冥福をお祈りします。
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