故郷≪新潟≫の日々

満65歳で中国・黒龍江大学を定年退職した後、生まれ故郷の新潟に戻り、日々の生活を写真とともに日記風に綴っていくもの。

No.749 「消雪パイプ」のお話。

2016年01月19日 | 日記

私達の車は高速道路を降り、さらに山間地に向かって一般道路を走ることになった。道路脇にはだんだんと雪が多くなっていった。この地域の商店街の道路の一部には雪を地下水でとかす「消雪パイプ」が設置されていた。

 

インターネットで「消雪パイプ」を検索すると「この装置は米菓「柿の種」で知られる新潟県長岡市の浪花屋製菓の創業者である今井與三郎氏が周囲には雪が積もっているにもかかわらず、地下水の滲み出している箇所にだけ雪がないことに目を付け、昭和30年代に考案したとされる。」との説明文が記載されていた。

 

私が十日町市の親戚の家に到着した時、幸運にもこの「消雪パイプ」が稼働していた。パイプの1箇所の放水口から4本の細い水が勢いよく飛び出していた。温かい地下水のため、道路上の雪はスッカリ解け、湯気が出たような光景が見られた。

 

逆に「消雪パイプ」の埋設されていない細い道路には真っ白な雪が積もっていた。毎年、数メートルも雪が積もる豪雪地帯の生活には欠かせない装置となっている。

 

「消雪パイプ」の埋設されていない細い道路は真っ白な雪が積もっていた。

数メートルの積雪に備え、木や竹を組み庭木を保護している。

消雪パイプのない道路上には雪が見られる。

消雪パイプのある道路には雪がない。

 

 

 



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