一人になって気づくこと

私の念が届いたのか
昨夜息子から久々に電話がきました。
何かと思えば愚痴でした。

「洗濯物の生乾き臭が辛い」

「冷蔵庫の中の肉食べようとしたらもうダメだった」

「ダンボールのゴミ収集日、今日だったのに出しそびれた。なんでこんなに細かいんだ日野市は！」

「もやしとかきゅうりってなんでこんなにすぐダメになるの？」

「郵便局で支払いしなきゃいけないんだけど現金もっていっていいのか。」

「夜洗濯して朝干したらダメなのかな、臭くなるのかな」

愚痴が質問になり、スマホの向こうからため息が聞こえる。
あんなにしたかった一人暮らしだから
なんとか理想に近づけたいんだろうな。

自由を得たかわりに
日々の雑用が一気に彼の肩にのしかかる。
初めてなんだからわからなくて仕方ないし、失敗したら次は大丈夫。

励まして、私が家事から培ってきたしょぼいコツをちょっとずつ伝授してあげた。

いつでもご飯食べにおいでと電話を切る間際に言ってみたけど、今帰ったらちょくちょく帰ってしまいそうだからもうちょっと頑張るよと言って切りました。

自分のためだけの食事、洗濯、掃除といえど、誰もやってくれない、自分でやらなければ食べるものもないっていうことを実感してるんだろうな。

きっと四年後はいろんなことができる男になっているはず。
そう思ってこれからも適度にアドバイスしていこうと思いました。