横浜焼売(シウマイ)物語2023

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

キックボードステーション

2022-03-19 | 横浜ラブ

時代はますますミニマムになっているのか!と実感したのが

これ。

レンタルキックボードステーション

東京、大阪、京都に続いて横浜にも登場だそうです。

事前登録と簡単な研修があるのですが、アプリと連動

ちょい乗りによし。

狭い路地もスイスイ。

スピードも徒歩に近いから観光するにも便利。

そしておひとりさまで気楽に利用できる。

果たして

レンタル電動自転車に続いて利用者拡大なるか?!

まだまだ課題も多く

利用者のモラルも問われるであろうし、

レンタル自転車ほど市民権は得ていないようですが

こういう発想がいろんなきっかけになっていくんだろうなあ。

 

ちなみにコロナ前ですが、

早朝のみなとみらい地区の公園エリアを

セグウェイ(覚えてる?)で移動している人を見かけたことあります。

セグウェイ自体が道交法上移動手段と認められていないので公道では使用できません。

が、実に楽しそうでした。移動そのものを楽しんでいるというオーラ満々。

キックボードも同様の楽しさを感じます。

目的地に早く到達することが唯一無二の価値だった時代から、

目的地に向かうこと自体を唯一無二の体験として楽しめる時代へ。

あれ?私なんかいいこと言った?

 

電動キックボードステーションLUUP  https://luup.sc


おりょうさんがいた料亭

2022-03-17 | 横浜ラブ

坂本龍馬の奥さんがおりょうさんだというのは有名な話。

京都の町医者の長女で日本で最初に新婚旅行をした女性。

自分の意思がはっきりしていて

当時の女性としては100年先をいっていた、らしい。

龍馬が京都で暗殺された後

一時は高知の龍馬の姉夫婦の元に身を寄せたものの

家風が合わずにここを飛び出します。

京から江戸へ流れ

勝海舟の口利きで勤めることになったのが

横浜の料亭「さくらや」(のちの田中屋)だそうです。

さてそれから一世紀半。

横浜駅西口から鶴屋町方面へ。国道を渡るとその先は切り立った崖。そこにびっしりと立ち並ぶマンション群がある一角が台町(だいまち)です。

急な階段を登り切った右側、小さな看板の出ているベージュの壁の日本家屋

これが現在の「さくらや」。名称は「田中屋」に変わりました。

当時のさくらや(田中屋)は旅館も兼ねていて、その足元までお客を乗せた舟が乗り付けていました。

今はすっかり埋め立てられて道路になっていますが

この辺りは海へ出るための川が複雑に入り込んでいたところ

以前読んだ資料には

当時のさくらや(田中屋)の従業員たちが勢揃いして記念撮影をした古い白黒写真が載っていました。

その中に片目の周りにあざのある女性が写っていて

これがおりょうさん。

頭の回転が速く、月琴が得意。英語も話せたそうです。反面、

先輩だろうがお客だろうが自分の意見をはっきりいう勝ち気な性格から

実は喧嘩が絶えなかった、とか。

江戸より最先端だった京育ち、美人でセンスも良く、インスタがあったらフォロワー十万人など軽くいったであろう人気者?

実際に贔屓にするお客も多かったと言います。

その後再婚し、横須賀へ。

明治39年に亡くなっています。

100年早く生まれたおりょうさんにとって

明治がどういう時代だったか、

龍馬亡き後彼女は幸せだったのか、諦めていたのか

今となっては何もわかりません。

そしてさくらやは紆余曲折を経て

田中屋となった今も変わらず営業中です。

田中屋 横浜市神奈川区台町11−1

 

 


開けられない…と思ったが…!

2022-03-15 | 日常茶話

思い込みというのは恐ろしいもので

この手のキャラ缶はタブすらちぎりたくないというのが

マニアやファンの気持ち。

しかし、中身は無駄にしたくないと感じているのも事実。

せめぎ合いのまま永遠に封印したり

捲れ上がったタブを恨めしく思いつつ

残念な形で保存する…のがこれまでの常でした。

が、

SDGsの時代は

パッケージデザインも変えた!という話(なのか?)

1.さて問題の開かずの缶が

2.ここに注目

3.シールもきれいに剥がせて

4.…カパッと、な!

5.お宝も発見

蓋を閉めれば元通り。他のものを入れて使うこともできますね。

ほんと、思い込みって怖いですね〜^^;


11年目

2022-03-11 | 日常茶話

もう11年

まだ11年

今年もやってきた3.11東日本大震災の日。

忘れない、というけれど

自分達は早く忘れたいというのも本音なんだ

夕方のニュースでそう語っていたおじさんは

未だ津波にさらわれた奥様が見つかっていないそうです。

なのに世界は今この有様。

それでも後戻りはできないから

前に進んでいかないと

思い出はひとまず年長者に任せて

若い人たちは今は心おきなく先へ行ってほしい

未来も運命も良い方向に変えていくことができるから。

 

 

 


今日の授業

2022-03-07 | 日常茶話

デッサン、ヌード 鉛筆 4限10時間

なんの基礎も知識もないままにこの仕事についてン十年…

別にそんな知識は重要ではないのだけれど

自分の心残りのようなものがずっと心のすみで燻っていたのも事実。

それが去年親友のおかげで正しい燃え方に修正されました。

自分で自分を縛っていたものを解くのは思ったより大変。

今まで何度もチャンスがあったのにそれを見て見ぬふりをして

ずいぶん遠まりしてきたなあ。

あ、なんのことはありません。

初めて絵の基礎をきちんと教わることができたという話です。

絵画教室に1年間楽しく通いました。

デッサン、石膏 木炭 4限10時間(講師手直しあり)

一単元だけ締切と重なって参加できませんでしたがあとは全出席。

件の絵画教室を紹介してくれたのは親友。

早々にパンフレットを送ってくれて

「受講は抽選なの。申し込んでも取れるか取れないかわからないけどやってみたら。」

えええ〜っ、ちょっと待って。

「そうそう、申し込みの締め切りは◯月◯日だから忘れちゃダメよ。」
だからちょっと待って〜!!

一般と専科に分かれてクラスは10ほど。隔週で11ヶ月。二時間半の授業。

受講料はとてもリーズナブルなのに講師がすごい。

なんじゃこりゃあ〜!!

それは抽選になるよね。

その上彼女(プロのデザイナー)は素人同然の私に専科の先生のクラスをいくつかオシ。

「だいじょぶ、だいじょぶ」

美術の授業なんて中学以来。

大学時代に一度某美術夏季セミナーに参加したことがありましたが

若気の至り、目の前のことに忙しくてサボり気味のまま終了しました。

引きまくる私にたたみかけるように彼女は

「へーきへーき」「当選するといいね!」

おまけに話を聞きつけた妹まで

「オネエは理屈が多いんだよ。考えてないで動きな」

その通り。

コラージュ、 雑誌 1限2.5時間

そんなで今まで何回も失敗してる。

失敗した「こと」を繰り返して次はうまくやろうとするのは小学生

失敗した「ところ」を認めて新しいアプローチに切り替えるのが大人

馬鹿でなければ理解しろ

私は馬鹿ではありません。理解しました。すみません。

デッサン、コスチューム 鉛筆 4限10時間(講師手直しあり)

4月から教室で右も左も分からないまま無我夢中でがむしゃらに描いてきましたが、

年が明けるころちょっと目から鱗の発見が

あったように思います。

本当にチラッと見えたかも?!というくらいなのですが。

これがどこに繋がってどう連鎖するのかわからないけれど

ちょっとドキドキしていることをご報告しておきます。(誰に?)

デッサン、人物チェロ奏者 鉛筆 1限2.5時間

 


大河への道、への道 最終章・大河への道、映画への道

2022-03-06 | 落語ラブ

補足:「大河への道」とは、立川志の輔師の創作落語です。郷土の偉人伊能忠敬をなんとか大河ドラマ化しようと奮闘する人々の話。志の輔師が佐原市(現・香取市)の伊能忠敬博物館を訪れた時の感銘をもとに2011年に初演。以来人気の演目として同時になかなかチケットの取れない高座として不動の地位にあります。映画化決定。5月ロードショー。

第一章・ドタキャンへの道はこちら

第二章・佐原への道はこちら

第三章・伊能忠敬への道はこちら

突然ですが、映画化です。

何が?って『大河への道』が、です。

豪華キャスト。

ネットをググっていたら発見しました。

時は流れて2021年晩秋。

年号は平成から令和に変わって3年目の冬を迎えていました。

が、その時私はまだ『大河への道』を拝聴していません。

元号が変わった2019年に新型コロナウィルスが世界中を襲い

外出自粛、マスク着用、飲食店も映画館も劇場もすべて閉鎖

入学式からイベントまで全て中止。という異常事態に。

もちろん寄席なんてとんでもない。

そんな不自由な生活が2年も続くなんて思わなかった。

オリンピックまで一年延期の上、無観客開催。

その秋ようやくワクチン接種が一気に進み

やっと緊急事態宣言解除か?という2021年11月、突然のネットニュース。

映画化されるんだって!!

ああ、もう映画でいいじゃん!という思いと

いやいやいやいやいや、高座がいいの!!!

どこかで聞きたい!

どこかで!!という私の叫びはいったいどこに行くのでしょうか?

しかし、ここにも神様がいた!

翌2022年、新春志の輔らくご再開!

チケットは抽選だけど当たれば志の輔師に会える!

だけど再びの蔓延防止でまだ江戸に行くのは(コロナが)ちょっと怖い。

でももしかしたらここで『大河への道』がかかるかもしれない‥。

そして気がついた!ここで迷ってる場合ではない。

まずは抽選に参加せねばいかん!!あとのことはそれからじゃ!

ロー◯ケにアクセス、ポチッと、な。

当たるも八卦当たらぬも八卦。

で、当たりました。(あっさり)

もう絶対行くしかないじゃない。

そして、こんな時期にと恐縮しつつ

友人を誘ってみたら二つ返事でオッケー。

なんか新春早々縁起がいいかも!

思わず

「大河への道がかかったらいいなあ」

と呟いた私に友人曰く

「大河への道?演目にあるよ。」

え〜!!どうして知ってるの?あなたは神?もしかして神?!

「ちゃんとウェブサイトに書いてある。」どこまでも冷静な友よ。

あ、なんか書いてあったかも(汗)

私は例によって抽選応募にのみ全集中で

肝心の講演内容を見ていなかったのだけれど

(独演会なんかだと演目はその日決まりのことが多いので

ハナから考えていなかったの…)

でもパルコ劇場の場合はメインの出し物は決まっているのね。

というわけで

うわ〜い!!!3年越しのしゅうね… いや…思いが叶った!!!!

のであります。

公演は昼の部のみ。マスク着用、入場時体温測定、場内での飲食、

ホワイエでの軽食提供も物販もわずか。

ですが、正真正銘3年ぶりの生落語。

志の輔師オンリー、堪能しました。

誘った友人が大笑いしているのを横で聞いていられる幸せ、

会場が笑いに包まれる幸せ。

志の輔師のコロナ禍での葛藤が伝わる演出に同感できる幸せ。

ドローン映像も駆使した映像もリアルに

伊能忠敬の足跡を体感できる幸せ。

ひさしぶりに拝見する志の輔師の頭に

白いものが増えていることに感じ入る幸せ。

そして『大河への道』をたっぷり聞けた幸せ幸せな時間でございました。

終演後、感動の余韻を抱えたまま

渋谷のパルコの屋上で眺めた富士山最高だったのはいうまでもありません。

めでたし、めでたし。

第一章・ドタキャンへの道はこちら

第二章・佐原への道はこちら

第三章・伊能忠敬への道はこちら

さあ!今度は映画見に行くぞ!!

あ、佐原ツアもーリベンジせねば。

コロナ退散!!平和が第一!

落語は世界を救う!!…かもしれない。

 

というわけで、『大河への道、への道』最終章、これにて!

 

余談:志の輔らくごと同時開催中のポケモンセンターでのアルセウス発売記念に心奪われたのは内緒。


ひな祭りだよ

2022-03-03 | 日常茶話

お雛様は節句3月3日が済んだらすぐ片付けないとその家の娘は嫁に行き遅れる、

ってちょっと昔の人たちはこう言ってました。

まあ、いつまでも季節のものを出しっぱなしにしてはいけないってことなんでしょうが

「嫁に行き遅れる」ってもうジェンダー的にアウトですから…

そもそも3月3日は「ひな祭り」で女の子の節句とは言わなくなってるし、

5月5日は「こども」の日であって

男の子のお祭りっていってるのは私より前の世代くらいまでよね。

あらら、そんなことを言いたいわけではなくて

子どもが生まれたお祝いに鯉のぼりや雛人形をあつらえたり飾ることは

とても優しい風習だなと素直に思っています。

我が家の雛人形

母の親友が私の誕生を祝ってつくってくれたのだそうです。

母につれられてその方のお家を訪ねたという記憶はあります。

しかし母と二人だけで出かけられることが嬉しくてはしゃいでいた私は

列車と洋間と紅茶と母の楽しそうな声がぼんやり思い出せるだけです。

半世紀以上前(うわ〜)のこと。

後にも先にも一度だけ。

その当時は今のように子ども連れの女の人が、

同じく結婚した友人宅を気軽に訪問できる時代ではなかったし、

そのあと妹が生まれ父の仕事も忙しくなり、

ふっつりとそこには行かなくなりました。

相手の事情も変わったのかもしれません。

ハガキのやりとりはしていたようですが、どういう人だったのかもわからないままです。

ただ、私のために作ってくれたというきめ込み人形の内裏雛と箱に面に墨で

「せっちゃんへ お誕生日おめでとう」としたためられている几帳面な文字に

その人となりを偲ぶばかり。

今年も出番です。

娘がコレクションしている人形と一緒。

あ、片付けるのは旧暦(4月3日)で、よろしく(汗)