昨日の日曜日、5月29日はNature Club の遠足の日で、Spooky Hollowへ行きました。
去年同じ時期に言った時巧く撮れなかったFoam Flower(Tiarella cordifolia) やGoldthread(Coptis trifolia)の花を撮り直したかったのです。
カメラは去年と同じ物ですから保障はありませんが、夢よもう一度です。
天気予報は雷雨の可能性も言っていましたが、ナイアガラフォールスが雷雨にも雹にも見舞われたと言うのに私達の行程ではにわか雨が二、三度軽く通り過ぎただけでした。
朝、八時半集合場所に到着、ここからはCar poolです。参加者13人は4台の車に分乗、出発しました。目的地は、エリー湖北岸のスプーキー・ホーロー(敢えて訳すと、お化けの森)です。
この森はハミルトンの「自然愛好家クラブ」が所有する675エーカーもある広大なもので、私達が今回歩き回るのはその極々微小な一部分です。
途中シムコーという小さな町の入り口にある「ティム・ホルトン」で十分足らずのP-ストップ(お手洗い休憩)を取り、スプーキー・ホーローに到着したのは十時二十三分。一時間四十四分掛かったことになります。
私を乗せてくれたジムとジョイスがMosquito-Jacket(蚊帳ジャケット)を引っ張り出したのでビックリ。
「えっ? もうそんな季節?」「多分、と思って。備えあれば憂いなし、でしょ。」確かに、確かに。
私は彼らが持って来ていた「蚊除けのスプレー」を噴いてもらって出掛けました。
ホント、居るわ、居るわ、しかも大きい!
でも、スプレーのお陰であまり被害は受けませんでした。それに待望の花に出会うともう蚊のことなど忘れています。
「カナダ・メィフラワーだ。」
「フォーム・フラワーも満開だ」
「わっ、このスター・フラワーは三つも花をつけている、珍しいね」
これで、花の名前のことで意見が合わないと、みんながポケット図鑑を持ち寄って検討します。
葉の裂け方がどうの、茎の感触が荒いとか滑らかとか。。。
「この羊歯は何というの?」
「ひっくり返して胞子を見てご覧。。。」
「アレレ、胞子の一つが歩き出しちゃった。。。」
昨年Goldthreadの花を見つけた時誰も知らなくて図鑑を引っ張り出し、額を集めていました。
私が「それはGoldthreadよ」と言っているのに誰も気付いてくれません。何度も繰り返してやっと誰かの耳に届きました。
「セレナがGoldthreadだと言いてるよゥ」
「なんだ、もっと早く言えよ、キミィ」
そんなことが有ったのを昨年一緒だった人たちは覚えていて
「誰も知らなかったのに、セレナが知っていたのよね」
などと思い出話をしていました。この件で私の自然愛好家としての株が少し上がったようでした。
この花は、葉っぱはアルゴンキン公園でよく見ていたのですが花の季節に言ったことが無いため、何時か見たいと思っていたものなのです。だから、見慣れた葉の群生する中に立っていたのですぐ判ったのでした。
ナイアガラフォールスでは既にピンクに変色している大花の延齢草や赤い延齢草もまだ活き活きと咲いていました。
メィ・アップルが一本踏みつけられたのか倒れた成りに花をつけているのがありました。他のはまだ蕾なのでちょっと意外でした。
十二時を既に廻ったので、昼食です。
半時間ほどはなれた所に「リー・ブラウン」という水鳥のためにこの辺の農地を所有していたリー・ブラウン氏が提供した保護地があり、お手洗いもあるのでそこまで移動しました。
風が少し寒いくらいでしたが、ピクニック用のベンチを二つくっつけて各自持参のお弁当を開きます。
これが日本人だったら、持参の物を分け合ったり、ちょっとポット・ラック(持ち寄り)的になるのですが、無言の約束みたいなものがあって、それをしません。
以前、「私が焼いたお菓子だから食べない?」と廻ってくることがありましたが、こういうことは習慣ではないのです。この事についてはそれなりに良い点があると思っています。
その日自分のお腹を満たせば良いので、夕べの食事の残りをつめて持って来てもいいわけですが、他人にも分け与えようと思えば余分に作ったり、残り物では悪いかな、だったり余分な心の負担になりますし、一人暮らしの男性など、本番のポット・ラックにも市販の物を仕入れてくるような人にはもっと負担なのですから。
昼食後は近くのLong pointと言う、エリー湖に突き出た細長い半島へバード・ワッチングです。
この半島の先には小鳥のBanding station があります。早春半島の湿地帯に集まる白鳥を観察がてら訪れる所で何度が来ていますが、私にとってこの時期は初めてでした。蔦漆が多いのに驚きました。まだ新しい柔らかい葉が出たばかりで無害のように見えますが油断は禁物です。
日曜日なので職員は居らず、小鳥を捕まえる霞網も巻き上げてありましたが、お手洗いは開いており、
訪問者達が発見した小鳥の名を書き込む掲示板には隙間が無いほど前日の記録が残っていました。
まだ日が高いので時間を有効に使いたかったのでしょう、当番の責任者が連れて行ったのはもう一つの森です。「South Walsingham Natural Heritage Woodland」という長い名前の森で、生えている野草はスプーキー・ホーローと同じような物ですが、珍しい色の蝶々が飛んで来て、ちょっと興奮です。
今回は誰も蝶の図鑑を持ってきておらず名前を調べることは出来ませんでした。私達が蝶にかまけている間に先へ行っていた二人が引き返してきました。
その一人ジゼルは小柄な人で私より背が低いのですが、「先へ行けば行くほど蚊が多くなるようよ。それに大きくて、私は連れ去られそうになったから引き換えして来たの、あっはっは」
そんな訳でこの森もここで終わり帰路につきました。
写真の収穫は保証の限りにあらずですが、いずれ、巧く行ったものやどうにか巧く行ったものはこのブログでも紹介していきます。
疲れたけど良い一日でした。
今日の画像は昨日通った行程です、赤で標しました。
去年同じ時期に言った時巧く撮れなかったFoam Flower(Tiarella cordifolia) やGoldthread(Coptis trifolia)の花を撮り直したかったのです。
カメラは去年と同じ物ですから保障はありませんが、夢よもう一度です。
天気予報は雷雨の可能性も言っていましたが、ナイアガラフォールスが雷雨にも雹にも見舞われたと言うのに私達の行程ではにわか雨が二、三度軽く通り過ぎただけでした。
朝、八時半集合場所に到着、ここからはCar poolです。参加者13人は4台の車に分乗、出発しました。目的地は、エリー湖北岸のスプーキー・ホーロー(敢えて訳すと、お化けの森)です。
この森はハミルトンの「自然愛好家クラブ」が所有する675エーカーもある広大なもので、私達が今回歩き回るのはその極々微小な一部分です。
途中シムコーという小さな町の入り口にある「ティム・ホルトン」で十分足らずのP-ストップ(お手洗い休憩)を取り、スプーキー・ホーローに到着したのは十時二十三分。一時間四十四分掛かったことになります。
私を乗せてくれたジムとジョイスがMosquito-Jacket(蚊帳ジャケット)を引っ張り出したのでビックリ。
「えっ? もうそんな季節?」「多分、と思って。備えあれば憂いなし、でしょ。」確かに、確かに。
私は彼らが持って来ていた「蚊除けのスプレー」を噴いてもらって出掛けました。
ホント、居るわ、居るわ、しかも大きい!
でも、スプレーのお陰であまり被害は受けませんでした。それに待望の花に出会うともう蚊のことなど忘れています。
「カナダ・メィフラワーだ。」
「フォーム・フラワーも満開だ」
「わっ、このスター・フラワーは三つも花をつけている、珍しいね」
これで、花の名前のことで意見が合わないと、みんながポケット図鑑を持ち寄って検討します。
葉の裂け方がどうの、茎の感触が荒いとか滑らかとか。。。
「この羊歯は何というの?」
「ひっくり返して胞子を見てご覧。。。」
「アレレ、胞子の一つが歩き出しちゃった。。。」
昨年Goldthreadの花を見つけた時誰も知らなくて図鑑を引っ張り出し、額を集めていました。
私が「それはGoldthreadよ」と言っているのに誰も気付いてくれません。何度も繰り返してやっと誰かの耳に届きました。
「セレナがGoldthreadだと言いてるよゥ」
「なんだ、もっと早く言えよ、キミィ」
そんなことが有ったのを昨年一緒だった人たちは覚えていて
「誰も知らなかったのに、セレナが知っていたのよね」
などと思い出話をしていました。この件で私の自然愛好家としての株が少し上がったようでした。
この花は、葉っぱはアルゴンキン公園でよく見ていたのですが花の季節に言ったことが無いため、何時か見たいと思っていたものなのです。だから、見慣れた葉の群生する中に立っていたのですぐ判ったのでした。
ナイアガラフォールスでは既にピンクに変色している大花の延齢草や赤い延齢草もまだ活き活きと咲いていました。
メィ・アップルが一本踏みつけられたのか倒れた成りに花をつけているのがありました。他のはまだ蕾なのでちょっと意外でした。
十二時を既に廻ったので、昼食です。
半時間ほどはなれた所に「リー・ブラウン」という水鳥のためにこの辺の農地を所有していたリー・ブラウン氏が提供した保護地があり、お手洗いもあるのでそこまで移動しました。
風が少し寒いくらいでしたが、ピクニック用のベンチを二つくっつけて各自持参のお弁当を開きます。
これが日本人だったら、持参の物を分け合ったり、ちょっとポット・ラック(持ち寄り)的になるのですが、無言の約束みたいなものがあって、それをしません。
以前、「私が焼いたお菓子だから食べない?」と廻ってくることがありましたが、こういうことは習慣ではないのです。この事についてはそれなりに良い点があると思っています。
その日自分のお腹を満たせば良いので、夕べの食事の残りをつめて持って来てもいいわけですが、他人にも分け与えようと思えば余分に作ったり、残り物では悪いかな、だったり余分な心の負担になりますし、一人暮らしの男性など、本番のポット・ラックにも市販の物を仕入れてくるような人にはもっと負担なのですから。
昼食後は近くのLong pointと言う、エリー湖に突き出た細長い半島へバード・ワッチングです。
この半島の先には小鳥のBanding station があります。早春半島の湿地帯に集まる白鳥を観察がてら訪れる所で何度が来ていますが、私にとってこの時期は初めてでした。蔦漆が多いのに驚きました。まだ新しい柔らかい葉が出たばかりで無害のように見えますが油断は禁物です。
日曜日なので職員は居らず、小鳥を捕まえる霞網も巻き上げてありましたが、お手洗いは開いており、
訪問者達が発見した小鳥の名を書き込む掲示板には隙間が無いほど前日の記録が残っていました。
まだ日が高いので時間を有効に使いたかったのでしょう、当番の責任者が連れて行ったのはもう一つの森です。「South Walsingham Natural Heritage Woodland」という長い名前の森で、生えている野草はスプーキー・ホーローと同じような物ですが、珍しい色の蝶々が飛んで来て、ちょっと興奮です。
今回は誰も蝶の図鑑を持ってきておらず名前を調べることは出来ませんでした。私達が蝶にかまけている間に先へ行っていた二人が引き返してきました。
その一人ジゼルは小柄な人で私より背が低いのですが、「先へ行けば行くほど蚊が多くなるようよ。それに大きくて、私は連れ去られそうになったから引き換えして来たの、あっはっは」
そんな訳でこの森もここで終わり帰路につきました。
写真の収穫は保証の限りにあらずですが、いずれ、巧く行ったものやどうにか巧く行ったものはこのブログでも紹介していきます。
疲れたけど良い一日でした。
今日の画像は昨日通った行程です、赤で標しました。