長期滞米研究者ネットワーク

管理人たちの日記

論文投稿(完結編)

2004年06月30日 | SE の日記
シリーズでお届けしている(?)「論文投稿」ですが [3/24]/[6/9]、ようやくポスドク終了間際に投稿した3つの論文が全てアクセプトになりました!いやー、しんどかった。できれば異動前に済ませてしまいたかったのですが、「あとこのデータだけ出してから。。。」なんて思っている間に時間切れになってしまいました。で、結局取りきれなかったデータにコメントが集中してリバイスに大変手間取りました。移動したのでできません、とは言えないですからね。
すっかり言い訳上手になりました。ヘ(´o`)ヘ 

今は、以前の日記に書いた異動後の仕事について論文を書いています(2週間って約束じゃなかったっけ?というツッコミは辛すぎるのでご堪忍を。あと考察だけ書けば終わるんです。。。)。さっさと終わらせないとある会社でその仕事の売り込みと共同研究者との打ち合わせのための旅行が控えているので日記なんか書いてないで頑張らねば。あ、その前に抑えておかなきゃいけないデータが2つ3つ。。。グラント申請書もいよいよ本腰入れないと。。。

いやー楽しいなーー (  ̄- ̄)y-~~~トオイメ


土を買う話その2

2004年06月26日 | ばみら日記
さてさて、繰り返し土を買ううちにすっかり店員にも顔を覚えられてしまったばみらである。レストランに行っても前回と同じウェイター、ウェイトレスにお目にかかる可能性が大変低いのが移動社会アメリカであるのだが、土で店員と顔馴染みになってしまうとはポスドク時代には全く予想していなかった展開であった。もっとも、中華の店は家内制手工業なので、いついっても同じ人が、おそらくオーナーの親戚一同なのだろうが、ウェイター、ウェイトレスをやっている。ただ、この場合は店ごとどこかへ行ってしまうこともないわけではない。諸行無常を感じる瞬間である。おーい、ニューハンプシャーへ行ってしまった高さん、げんきでやってるかー、寒くはないかー。とはいえ、ここが読めるはずもないのだが。

というわけで、「いつものね」「はいはい、いつものですね。」で通じる店ができたことで自分もアメリカ社会の一員として根付いたような気分になり、そこはかとなくうれしくなったりするものである。そんなある日、「いつもの、8袋ね。」ところが、この日はちょっと違った。「いつもの」とはこの場合、トップソイルという種類の土の40ポンド(18キロくらい) 入りの袋をさす。「いつものが6袋しかないので、20ポンドの袋を8つつけましょう。値段は同じにしておきますよ。」20ポンド2袋の値段は40ポンド1袋よりもちょっと高いので、それを同じでいいといってくれたのはお店の人が良心的だったのか、それともお得意さんと思ってくれたのか、まあともかくラッキーと思って会計をすませたのであるが、ん、何か変だ。いつもよりも車が沈む。アメリカ人は気前がいい。って違うだろ、計算が。


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はてなアンテナ

2004年06月23日 | SE の日記
はてなアンテナは登録したサイトの更新状況を自動的にチェックし更新時間順にリストアップしてくれるというとても便利なシステムです。で、ユーザー登録してみました→こちら (トップページにもリンクがあります。)

とりあえず、相互リンク先と気になるサイトを幾つか登録しましたが、ご要望があれば追加しますのでアンケートページからURLをお送りください。当面「長期滞米のアンテナ」には日本語のページを集めていこうと思っていますが、折を見てもう一つ別途にユーザー登録しそちらには英語のページを集めようと思います。ですので、英語のサイトもご紹介いただけたら嬉しいです。

科学技術白書

2004年06月17日 | SE の日記
平成15年度の科学技術白書が文部科学省から発表されました。

日本は研究開発に多くの資金を投入しており、その額は米国に次いで世界第2位でGDP比で表すと1番になるそうです。論文発表数も世界第2位ですが、問題なのはその質で、論文引用回数を考慮するとイギリス、ドイツに次いで4番目に落ちてしまいます。また、研究成果が社会によく還元されていないことも問題として提起されています。これからの目標としては若手研究者の独立性の確保など以前から言われ続けていることが書かれていますが、上記のようなデータ類は興味深かったです。


関連サイト:
科学技術白書のあらまし
読売新聞6月17日付社説
[科学技術白書]「研究者と市民の対話を広げよう」
毎日新聞6月17日付記事
科学技術白書:閣議了承 「負の遺産」の現状を初指摘

無題

2004年06月15日 | SE の日記
グラント申請書のアウトラインができて内容を詰めていこうと思っていた矢先、今やってるプロジェクトのco-PIの教授から「今までの結果をまとめて2週間以内に論文の草稿書けないかな?てか、もう共同研究者にそう言っちゃったんだけどね☆」と言われ目の前が暗くなっています。

_| ̄|○ かってにやくそぐすrのやめて。。。(←壊れ気味)

てか、まだ再現性取りたいデータもあるしコントロール実験も充分ぢゃないんですけど。攻撃的な元ボス(6/2の日記参照)と勝手な co-PI に振り回される今日この頃です。

追記:Recent Entry と Recent Comment が表示されるようになりましたね。5/16 の日記読んでくれたのかな。。

サーチエンジンを辞書代わりに

2004年06月11日 | SE の日記
英単語の意味は辞書で調べられますが、例えばある動詞と名詞の組み合わせが自然に使われるのかどうかということはわかりません。そんな時に私はその二つの単語をサーチエンジンにかけてみます。間違って使われている場合もあるので、複数回検索にかかった場合のみ信じて使うことにしています。

科学論文を書いている場合などには複数の論文の PDF ファイル全文を対象に同じような検索ができたら便利ですね。同じ機能は「この方法はどこかの論文で使われていた気がするけど。。」とか「こんな discussion 見たことがあるけどどの論文だったか。。」なんて思ったときの検索にも役立ちそうです。EndNote とリンクしたらもっといいですね。全ての PDF ファイルを一つの Word ファイルにまとめて MS Word の検索機能を使うという荒業もありえますが。。。

良い方法ご存知の方いらしたらご教示ください。

空の旅

2004年06月07日 | SE の日記
今、南カリフォルニアに向かう飛行機の中でこの日記を書いています。昨年までいたラボの教授(60代後半)がこの秋引退することになり、2年間一緒に働いたポスドクも南米に帰ってしまうということで、ラボ閉鎖前に皆に会いに行くことにしました。ポスドク時代にやった仕事をもとにグラントを書いているのでそのことも相談してこようと思っています。

あ、今左手にモニュメントバレーが見えました。案外小さい地域なんですね。
。。。10分後。。。
おー!グランドキャニオンだ!すごいすごい。すぺくたきゅらー。なんだ、グランドキャニオン以外の場所も結構グランドじゃん(謎)。フーバーダムは通らないのかなー☆(←空の旅満喫中)

ホントこの国って使ってない土地多いですね。形が角ばってる真ん中辺の州は土地利用率1%以下なんじゃないかな。すんません、こんな日記で。。。このまま飛行機が落ちてこれが最後の言葉になったら最悪、とか思って急に反省してます。

おー、デスバレーだ!確かこの辺りにクレーターがあったはず。次はラスベガスか?!(反省の続きはラスベガス過ぎてからでいいですか?。。。)

ニュースに取り上げられる研究

2004年06月04日 | SE の日記
最近のニュースに「医者のネクタイは病原菌の巣?」というのがありましたが、情報元は私が先週参加していたニューオリンズでの学会のようです。数千の発表の中からなぜこれが選ばれたのかとても不思議です。「40人の医者のネクタイを調べて半数から細菌が検出された。警備員の場合は10人中1人だった。」って、新聞社が取り上げるほどのことではない気がするんですが。。。

ニュースの影響力の大きさを考えると、一般受けしそうだからと安易に研究発表を取り上げて紹介するのは問題があると思います。まー、今回の場合はお医者さんのネクタイの着用率が下がるとかネクタイのデザインが変わるくらいで大きな社会問題にはならないでしょうけど。

ニュースに取り上げられる研究って今回のパターン(ウケ狙い)か日本からの研究がネイチャー、サイエンスに出たときが多いですね。(PNAS も意外に多い?)

論文投稿(続編)

2004年06月02日 | SE の日記
学会から戻って「よっしゃ、腰をすえてグラント申請再開するぞ。」って思ったところに3月24日の日記に書いた論文の査読結果が戻ってきました。。。マイナーリビジョンでアクセプトになりそうなのでほっとしましたが、早速レビュアーへのレスポンスを書いて元ボスに送ったら「レビュアーのコメントについてエディターに一言文句言ってやれ。」ってお達しが例文つきで送られてきました。

_| ̄|○ 勘弁してください、ナイスに振舞ってきた今までの努力が。。。

ボスだけでなく私の印象も悪くなるので、その”例文”を当たり障りのないように書き換えるのにすっごく気を使うことになりそうです。アグレッシブな人が共著者にいると余計な苦労をします。