長期滞米研究者ネットワーク

管理人たちの日記

日本語補習校

2012年04月26日 | SE の日記
昨年夏から補習校で高校数学を教え始めました。土曜日の午前に2時間2つの学年に複式で教えています。授業自体は楽しいのですが、指導案の準備などが大変です。娘が補習校で小学1年生になり午後も授業があって、その合間に次週の準備をほぼ終わらせることが出来るようになったので良かったです。準備や通勤を入れると結構な拘束時間になるので本業への影響が皆無ではないですが、日本人コミュニティに少しでも貢献したいので(できてるかな・・・)しばらくは続けようと思います。

週に一度多くの日本人の方々と会えるのは嬉しいです。特に先生方とは補習校のことでいろいろ話す機会ができて良い気分転換になります。ほとんどの先生は大学の学生さんか永住組の奥様方(含KE)です。おっさんは私一人で、ちょっと浮いています。生徒は「あ~、おっさん先生に当たっちゃたよ」と思っているかもしれません。小さな町なので生徒数が100名ほどです。100人を下回ると校長先生が派遣されないようで、今の校長先生の任期が切れるときが心配です。


近況

2012年04月18日 | SE の日記
お久しぶりです。またまた更新をさぼっていましたが、お陰様で元気にしていました。久しぶりにブログを見返したらなんか長期滞米剣道日記みたいになっていたので、仕事の近況でも書こうかと思いたちました。

ここのところ小型診断デバイスの開発と博士課程の学生のお世話に時間を費やしていました。診断デバイスの方は地元の新聞やテレビで紹介され、あちこちのウェブにも掲載されて共同研究の依頼やらライセンス契約のお誘いを受けました。応用範囲が広いのでどこからどのように手をつけていくか迷っています。学生は無事ディフェンスをパスして、論文の仕上げをしています。ポスドクポジションも決まっていて、晴れやかな表情で日々の書き物や実験をしています。数年ポスドクをすれば母国(インド)でよいポジションが保証されているようです。

この夏は感染症(免疫)の数理モデルに関するミーティングをオーガナイズするのと、疫学の数理モデルに関して学部生のサマープログラムをお世話します。2年ほど前にちょっと手を出してみようと始めたものが広がってきました。

診断デバイス開発は工学部との共同研究、数理学は数学科の人との共同研究で、農務省や海外の研究グループとの仕事もあるので共同研究だらけです。

研究費は相変わらず小さなグラントで自転車操業です。引き続き地道に頑張ります。

追記:診断デバイス開発に $100M 投資しようという会社が出てきました。怖すぎます・・・。