Senboうそ本当

広東省恵州市→宮崎県に転居。
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サックス 緊急入院

2017年10月11日 | 路上サックスで一儲け(宮崎)

やってしまいました。車の後部座席に置いた楽器ケース、ストラップを肩にかけて持ち上げようとした時に中のサックスが転がり出て車外に落下。落差1mぐらい、ごつんと鈍い音がしました。この日は暗くなるまで屋外で練習したのですが、ケースの蓋を閉めるのをうっかり忘れていました。事故が起きたアパートの駐車場は照明がないので、そのまま気づかず動かしてこんな結果に。


上の写真は最もダメージが大きい箇所。サックスの下端にある低音Doのキーです。衝撃を防ぐためのガードが取り付けられているのですが、見ての通り大きく曲がり、穴を開閉するタンポが5mmほどずれています。(赤い線が本来の位置)


これは正面から撮ったもの。タンポのアームが曲がり、その付け根にあるシャフトも変形した恐れあり。

楽器本体がへこんだり変形したりは無かったのですが、このままでは演奏できません。専門店「TONICA」に緊急入院。全治2週間と診断されました。重たい楽器なので落としたら大惨事に。可動部は繊細な造りなのでなおさらです。

 

追記:

先日クラッシュさせたアルトサックスですが、無事退院することができました。部品交換(タンポ×1)と調整で約5000円の出費となりました。写真は修理の前→後です。さっそく練習を再開したのですが、音とかクセが変わってしまいました。でもICレコーダーで録音して、修理前に録音したものと比べると 特にこれといった変化は認められず??? もしかしたら可聴域ぎりぎりの低音が変化したということでしょうか。その場合は録音できない、もしくはイヤホンでは再現できないでしょう。

今回問題の起きた低い方のDo、こいつを押さえながら綺麗な音を安定して出すのはやや難しいキーなんです。なんですが、退院してから吹いてみて、前よりも音が出し易くなった気がします。だとしたらケガの功名ってやつですね。それにしてもこの1年ちょっとで3回ほど「調整」「修理」で入院したわけで、その都度 調整の仕上がりが違うというのはどうしたことでしょう? 

たぶんこれはサックスという楽器そのものの特性なんだと思います。店で調整してくれている担当者は1人しかいませんが、何十本ものアルトサックスを修理していたとして それぞれに音色だとかクセが異なるわけです。メーカーや年式によって機構が異なるものまであります。この本体に調整者がいつも使用している「マウスピース」と「リード」を取り付けて試奏しながら調整するわけで、そもそも依頼者が吹いてる環境とは異なります。プロの演奏家であれば、もっと微細なニュアンスを調整者に告げて音を整えるのかも?

私が特別音に敏感ということではありません。修理前の音とかフィーリングが体に沁み付いていたので「何かが違う」と感じたわけで、それを客観的に説明することができません。現在の違和感、2~3日したら忘れてしまうんじゃないかと思いますけど。

 

 

 



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