さて、漫画ではないけど漫画のような第113回は、
タイトル:ゼルダの伝説――蜃気楼城の戦い
著者:樋口明雄
文庫名:双葉文庫
であります。
ディスク・システムって、つおい?
うちにそんな高級なものはございませんでしたよ、はい。
本書は超有名アクションRPG『ゼル伝』のゲームブックです。
ストーリー的にはゲームの後日談で、リンクとゼルダがよろしくやっているというお話。
じゃなくて。(それもあるにはあるが)
魔界からやってきた魔将軍ガイアなるヒゲが渋いオジサマがいまして、こいつがリンクが苦労して集めたトライフォースを四つに破壊したのです。おかげで魔物が復活し、ハイラルは荒れ放題。
おまけにこの方、結婚秒読み寸前だったリンクとゼルダに呪いをかけました。クリスタルムーンと呼ばれる水晶球にリンクは夜、ゼルダは昼に封じ込められてしまい、二人は出会うことが出来ない。
無論、草刈り大好きな勇者リンクとちょっとチャネラー気味の王女ゼルダがこんな横暴を許しておくはずがありません。二人は昼と夜、互いの時間をフル活用して、ガイアの居城――蜃気楼城(ミラージュ・キャッスル)を目指すのでありました……。
と~っても工夫の多い作品で、かなり好きでした。場所を移動すると時間が経過し、昼夜の入れ替わりと共にキャラが交代するシステムや、ゴールなのにあっちこっちに幻のように現れては消える蜃気楼城など、今読んでもかなり斬新な気がします。(ゲームブックって大抵一本道だったしねぇ)
あ、そうそう。知らない方のために説明しておくと、ゲームブックとはサウンドノベルの原型になった、選択肢を選んで読み進めていく小説のことです。選んだ選択肢によっては、あっさり死にますし、体力ゲージの増減も自分で紙に書いてチェックします。コンピューター・ゲームに慣れた人にとってはイマイチ面倒かもしれませんが、私のような『懐が寒いガキンチョ』にとってはかなり有り難い代物でした。今はすたれちゃったけど。
もし、発見できたら暇つぶしに読んでみて下さい。コンピューター・ゲームとは違った味わいがあります。
蛇足ながら、表紙の絵と中の絵はかなり違います。私は中の方が好み。
『haiokuさんの記事』にトラックバックさせて頂きました!
タイトル:ゼルダの伝説――蜃気楼城の戦い
著者:樋口明雄
文庫名:双葉文庫
であります。
ディスク・システムって、つおい?
うちにそんな高級なものはございませんでしたよ、はい。
本書は超有名アクションRPG『ゼル伝』のゲームブックです。
ストーリー的にはゲームの後日談で、リンクとゼルダがよろしくやっているというお話。
じゃなくて。(それもあるにはあるが)
魔界からやってきた魔将軍ガイアなるヒゲが渋いオジサマがいまして、こいつがリンクが苦労して集めたトライフォースを四つに破壊したのです。おかげで魔物が復活し、ハイラルは荒れ放題。
おまけにこの方、結婚秒読み寸前だったリンクとゼルダに呪いをかけました。クリスタルムーンと呼ばれる水晶球にリンクは夜、ゼルダは昼に封じ込められてしまい、二人は出会うことが出来ない。
無論、草刈り大好きな勇者リンクとちょっとチャネラー気味の王女ゼルダがこんな横暴を許しておくはずがありません。二人は昼と夜、互いの時間をフル活用して、ガイアの居城――蜃気楼城(ミラージュ・キャッスル)を目指すのでありました……。
と~っても工夫の多い作品で、かなり好きでした。場所を移動すると時間が経過し、昼夜の入れ替わりと共にキャラが交代するシステムや、ゴールなのにあっちこっちに幻のように現れては消える蜃気楼城など、今読んでもかなり斬新な気がします。(ゲームブックって大抵一本道だったしねぇ)
あ、そうそう。知らない方のために説明しておくと、ゲームブックとはサウンドノベルの原型になった、選択肢を選んで読み進めていく小説のことです。選んだ選択肢によっては、あっさり死にますし、体力ゲージの増減も自分で紙に書いてチェックします。コンピューター・ゲームに慣れた人にとってはイマイチ面倒かもしれませんが、私のような『懐が寒いガキンチョ』にとってはかなり有り難い代物でした。今はすたれちゃったけど。
もし、発見できたら暇つぶしに読んでみて下さい。コンピューター・ゲームとは違った味わいがあります。
蛇足ながら、表紙の絵と中の絵はかなり違います。私は中の方が好み。
『haiokuさんの記事』にトラックバックさせて頂きました!