らんちばさんのブログの中で、
僕が最も気になっていたお店が「ラーメン天花」だった。
このお店は、創業3年で、まだそれほど古いお店ではない。
が、外観がレトロで、ノスタルジーを誘う。
(もともとはカレー屋さんが入っていたようだが・・・)
このお店の最大のポイントは、
天花オリジナルのトマトタンメンに尽きるだろう。
欧風テイストのトマトタンメンとあって、
僕の期待のボルテージはMAXに・・・
その見た目は、もはや芸術品の域に達しているほどで、
見事に薄く切られたトマトがきれいにたくさん並べられている。
スープを一口飲むと、そこはまさに夢想世界・・・(!?)
なんともいえない異国テイストを感じると共に、
日本人に嬉しい塩スープの味が口の中に広がるのだ。
トマトがスープにしみこんでいて、酸味が結構強い。
おまけにバジルがたくさん振りかけられていて、
酸味とバジルの風味が一体となって、食べ手を惑わす。
さらにとどめは「オリーブオイル」だ。
このオリーブオイルが、ラーメン全体を一つにまとめてくれる。
トマト、バジル、オリーブオイルがタンメンに命を吹き込む、
そんな一杯に仕上がっていた。
いや、想像以上にすごいラーメンで僕はビックリ。
決して過剰に褒めるつもりはないのだが、
ここのトマトタンメン、大阪の信濃路のラーメンに近い気がした。
信濃路のラーメンは、バジルもオリーブオイルも使われていないが、
天花同様、塩スープだし、シャープでキレがある。
(信濃路はバジルじゃなくて、セロリが決め手となっている)
つまり、トマトラーメン系の中ではかなり素晴らしい一杯なのでは?
と思うのだ。僕の中ではかなりハイグレードなトマト麺だと思う。
(オリーブオイルを塩スープに入れる、という発想は素晴らしい!)
これで、あと麺がよければ・・・と心から思った。
スープはかなり独創的でユニークで印象深いが、
麺だけが・・・惜しかったなぁと思う。
(同じ麺でも湯で加減を変えればかなり変わるのでは?!)
しかし、いずれにしてもすごいトマト麺と出会えたものだ。
お店の外観からして、それほど多くの人の目には留まらないだろう。
けれど、こういうお店にこそ、最もユニークな麺が眠っているのだ。
僕は、もちろん一フリークとして新しいラーメンも追いかけるが、
こういう「目立たないけれど面白い料理を出すお店」を追いかけたい。
僕のブロガーとしての使命は、そういう一目に触れないお店を
見つけて、しっかりと伝達することだと思う。
ラーメン天花
佐倉市江原337-8
043-486-2661
11:00-20:30
火曜日OFF