自家製麺に自家製スープ、手作りの極上の一杯！
本当に心から素敵なラーメン屋さんと出会えた
今日は、朝はバンドの練習、昼はFOODEX、で、夕方に旭へ出張。とんでもなくあわただしく動いた一日だった（でも、贅沢な一日だった！）。
旭は、八日市場と銚子の間にある町。結構のどかな町で、のんびりとした雰囲気がただようところだ。この辺りは養豚場もあり、ラーメンの素材に困らない町と言えるのかな。旭の有名なラーメン屋さんとしては、ひかた亭 が挙げられる。ううめんといううどんとラーメンの間の子で有名なお店だ。また、タクシーの運転手さんに教えてもらった 久龍飯店 も有名のようだ。
そんな旭だが、駅から徒歩7分くらいのところに、自家製麺で、本格的な会津ラーメンを出しているお店がある、というのだ。それが「会津ラーメン白虎」である。
大きな道路を少し入った細い路地にあるお店。でも、駅から徒歩圏内なので、アクセスはかなり良好だ。お店の外観はレトロ感を感じさせつつも、本格的で真面目なラーメン屋さんという印象を与える。
店内は、テーブル席一つに、座敷にテーブルが5つほど。カウンター席はなし。「会津ラーメン」と書いてある掛け物もあって、とても癒される空間になっていた。もちろんメニューはラーメンがメイン。でも、地元の飲み屋さんとしても愛用されているようで、おつまみになりそうなサイドメニューもたくさんあった。けとばし（馬刺し）はかなりそそられた。
今回は、普通に、手打ち会津ラーメン（500円）と餃子（400円）を注文。
出てきたラーメンは、シンプルでライトそうな中華そば。あっさりとしているのかな？と思いきや、醤油の味が際立つしっかりとしたスープだった。鶏がらかなと思ったが、実は豚骨のみ。白濁させない豚骨スープに醤油ダレ、というのがここのラーメンのようだ。あっさりとしているけど、しっかりと旨味がつまっているという一杯だった。
また、この地域ならではだが、使用する豚骨はすべてこの辺りの豚骨なのだそうだ。まさに「地産地消」のスープと言える。実際、醤油の味を際立たせてくれているのが、豚骨スープなのだ。鶏スープよりも油分が少ないのが特徴だ。
麺は、もう最高級。ご主人が愛情をこめて手打ちで麺を作っている。言うことないです。。。太さがまばらなのもいいなぁ、と。弾力性があって、もちもちで、ツルツル。麺のお手本のような麺だった。あえていうならば、うどんにとても近い麺というか。すごくもっちりしていて、噛み応えも抜群。この麺を食べる価値は大有りだ。千葉県内でもここまでしっかりとした麺をこの低価格で食べられるお店なんて他にはないだろう。
さらに特記すべきは、しっかり味のついた大ぶりなチャーシューだ。もちろん自家製なのだが、本当にクオリティーの高いチャーシューだった。ほどよく脂身があって、柔らかくて、ほどよく硬さも残っている。これでチャーシュー丼を食べられたら・・・と妄想してしまった。
実際のところ、ここのラーメンって、豚骨醤油ラーメンなんだよなぁ。でも、いわゆる白濁の豚骨ラーメンとは全然違うし、醤油の味わいがキリリと立っているので、豚骨が目立たない。そこが渋いなと思った。なんとも、スープが白濁してしまったら、そのスープは使わないのだそうだ。それほど徹底的にスープにこだわっているお店なのだ。
餃子も超絶品。なんといっても、色が違う。黄金色のこんがりと焼けた餃子は超ハイレベルだ。もちろん中の具もたっぷり。ギュウギュウにつまった具とぱりっとした食感の皮、これもまたここの名物と言っていいだろう。
本当に本当に素敵なラーメン屋さんだった。こういうお店って本当に大切にしたいと思う。ご主人も奥さまもとても素敵な人だった。出前もやっているとのこと。
⇒それにしても、この辺りは渋いお店、いいお店が多いなぁ、と思う。先回食べた「中華一龍＠八日市場」もすごく素敵なお店だった。千葉って、外房も内房も、銚子方面も、成田方面も、いいお店が揃っている。千葉って首都圏にくくられてしまっているけど、ラーメン県としてもっと誇ってもいいんじゃないかなぁ～・・・
手打会津ラーメン白虎
千葉県旭市ロ105-1
0479-63-9231
11:00-20:30
水曜日OFF
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